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深達度診断の難しさ

食道癌の治療方針を決める深達度診断

EPLPMは内視鏡治療で

MMSM1は手術

だったのが

MMSM1も内視鏡になって

+放射線治療

っていう方針もでてきて

表在癌の治療法も、「いろいろ」


さて深達度診断、どれくらい正確に術前に評価できるか



検査には通常内視鏡、NBIやBLIを使った画像強調、さらに拡大内視鏡、
食道透視、さらには超音波内視鏡

これだけたくさん検査があると、まあどれが一番正しいものかと
予想がかい離することもあり


「もっとも深いと診断したもの(MAX)」

「もっとも浅いと診断したもの(MINIMAM)」


「それとも全体をみて中とって(MEDIAN)」

を選ぶか。



たくさん経験して、さぞかし成績もあがっただろうと思いきや

過去7年間の診断精度


EPLPM 88%

MMSM1 68%

SM2~ 79%

とだいたい9割、7割、8割に収まるようで。


その診断、ほんとに正しい?大丈夫?


病理をみたら粘膜筋板がうんと持ちこたえてるやつと

あっさり打ち破られてるものとか

癌もいろいろ、個人差があるわけで。


いろいろ勉強することで、また
理解も深まります。


3月9日(土)は 早期食道癌診断勉強会 

15:00~18:00

日本橋でお待ちしております~っ。
by kenzaburou41 | 2013-03-03 21:55 | ひとり言 | Comments(0)
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