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内視鏡治療しなきゃよかった

食道癌
sm1もしくはsm2

追加治療は必須

でも小細胞癌かもしれないからESDを
やってみた

結果はSM2で脈管侵襲陽性。

転移の可能性が極めて高いので手術を勧めます

で納得して下さるかと思いきや

「でも先生、全く症状ないんですよ、
手術は嫌です、画像上転移陰性ですよね」

え?

じぇじぇじぇ?

いやいや,内視鏡で取る前から症状なかった
じゃないですか

「手術で死ぬこともあるでしょう?。
体力がもつでしょうか、合併症がこんなに
あるなんて聞いてません」


うっ、、、負のスパイラル

こうなると内視鏡で治った

手術=極悪治療の烙印

何か問題おきたものなら
食道癌を恨まず医者を恨むという
ベクトルの不具合の元。

手術で治ったとしても決して
感謝してくれない感じ。



「私は、癌の専門病院で日本で有数の
施設で治療を受けていました、
そしてあなたは声を取らないと治りません
といわれまして絶望していました

そんな時,先生の病院に紹介されて声を失う
かもしれないと不安になりつつ、手術をうけて、
目が覚めてその時は声がでなかったけど、声を
残せたと聞いて、私心の中で万歳と
叫んだんです,先生ありがとう」

そう言って外来に来てくれた患者さんの
直後にその患者さんだったもんだから


「症状がないから内視鏡治療だけでよい」と
自己判断した患者さん
がものすごく心配で。

今後きっと再発するだろうしその時
助けられるだろうか


うーん、こんなことになるなら最初から
手術を勧めとけばよかった

やるんじゃなかったESD


ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2013-08-30 01:10 | 内視鏡治療 | Comments(0)
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