金曜日に気管食道学会シンポジウムで
発表があって
その準備に目の下にクマをつくりながら
データを調べてて
ああいま苦労するなら毎日
コツコツやっておくんだった
論文書くかどうかは個人の力量
しかしその元になるデータベースが
しっかりしているかは施設の力量
あ〜コジハルをセンターじゃなくって
秘書に雇いたい
けど金はない
コツコツこそ王道〜っ
とはいえ、食道癌と重複癌調べてます。
2000例くらい。
だいたい3割の患者さんが重複癌あります。
重複癌とは、他の臓器にも癌ができること
シンポジウムでは武藤教授の30分の基調講演があって
その次がケン三郎の12分の講演。
どんな人が食道癌/頭頸部癌のリスクか
リスクのある人に検診を
ってことなんだけど
検診に来ない患者さんをどう呼び込むかも
また重要で
医者の視点にはここが欠けている
いかにいい画像がとれたか
血管にピントがあったか
そんなことどーでもいいのだ
早く確実に見つけてほしい、しかも苦痛なく。
が本音だ。
診断が不確実なことは医者が一番良く知ってるし。
「m3sm1sm2も否定出来ない」
その3つ押さえたら
診断間違えようがない。
不確実なのに、「確実だ」みたいな
ことは言わない
だからヨードを頼りにするし
確実に診断するにはヨードを
捨てきれないのだ。
食道癌の実に3割の患者に重複癌があり
食道癌患者の1割が中下咽頭癌患者
さらに頭頸部癌患者の4割は食道癌患者で
このうち中下咽頭、口腔底はとくに重複頻度が高い。
口腔底は、通常、スクリーニングの対象外だ
諸悪の根源はマウスピース。
かんだ時点で見落としが始まる。
まずは口の中を診よ。
ぽちっとな