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細かく対応を


年々早期食道癌診断勉強会のレベルが
上がって、大阪や新潟,仙台、佐久から
も自費で東京まで来てその3時間を
勉強する

わけなので

血管との一対一対応ができてない
写真を提示する

もしくは臨床そのものの画像が
悪いもの

を提示するのは、診るものにとって
かなりのストレスになる

昨日の症例は、それが今ひとつできてない
だったので、申し訳ない、、、っ

めんぼくないっ〜

細かく対応を_b0180148_7591450.jpg


今は、上の図のように
ホルマリン固定、切り出し後の
NBI BLI観察を行って

どこでどう切れたのかを記録して
おく

さらに気になるところは断面の
観察も記録しておく

ほら、これがAVA-sですよ
表面からはほんのちょっとしか
見えていませんよと言える。

AVA-sは腫瘍が血管を押しのけているので
輪っかを作っているように見えて、LPM
ですよと分かる

でも見たいのはもう少し左の
輪の大きい所です。

ここが切れてないと浅く診断して
しまっている可能性があって

深いなと思った所が切れてないケース

あるいはどうみてもSM2だなという
のが浅かったり,ホントにちゃんと切れているの
かが疑わしい場合もある

病理診断がもっとも信頼できる診断法ですが

こうしてみると、表面からの診断と
断面の診断は見ている面が90度
違うので

臨床側としては病理の先生に

「ここが深いからここをよく診てほしい」

と情報開示し

表面のここがみたいと言う所には
2点マーキングを置いて
その面を切ってもらう必要があるようです。

病理の先生はよき臨床医を育て
臨床医はよき病理医を育てる

全国の早期食道癌専門家さん

がんばっていい写真を撮ろう!

ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2013-11-03 08:22 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)
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