人気ブログランキング | 話題のタグを見る

縫合不全に拡張術

名古屋の内視鏡学会参加中のケン三郎。

食道癌の術後合併症、縫合不全。

縫合不全に吻合部狭窄が伴っていることがあって
透視をすると、穴が開いた瘻孔のほうに造影剤が
たまる

これではいくら待っても治らん

っていうわけで、せまくなった吻合部を拡張すると
早く治りますよ

っていう発表がありまして。

たしかに吻合部を広げると、穴のほうより、真の通過ルート
のほうに圧が逃げるので

瘻孔は狭くなり、治る方向に向かう。


なるほど~


あんまり経験はしたくないけど避けては通れない縫合不全。


起きても早く治ります、これはいいぞ~

めもめも~
by kenzaburou41 | 2015-05-29 22:18 | 手術の合併症の話 | Comments(1)
Commented by はるちゃん at 2015-05-30 05:24 x
先生、いつも参考にさせて頂いております。主人が食道がんになりまして、今日手術をしました。音楽家、特に演奏家、歌手にこの病が多いことが話題になっているのをよくみるにつけ、原因としてタバコや飲酒が原因かも、とされているのをよくみかけます。実は私の主人はやはりクラシック界のソリストでして、年がら年中アドリナリンを出しっ放しです。毎日人前で演奏という時期もあります。私もバイオリンニストですので、アドリナリンが出てくる時のあの感じはよくわかります。これが何かの病因になっていると言う事は考えられないでしょうか。先生のお考えを御伺いしたく、素人ながらの考えを書かせて頂きました。
<< またもや まだら不染 >>