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病型が変わらない?

昨日は頭頸部表在癌研究会で転移のあった頭頸部表在癌、広い表在癌を
テーマに15題の演題がエントリーされて全国津々浦々からこの領域の
専門家が集まったんですわ

ケン三郎の施設から3演題がエントリー、おそらくこれまで経験した症例の数は
276例443病変で全国2位??

1位はこの領域の第一人者の先生で、600病変越えの経験、それに次いで頑張ってるという
という立ち位置ですわ

あいかわらずケン三郎は下咽頭観察におけるValsalva法の
有用性を説いてきたんですわ

左が展開前 右が展開後

展開してもしなくても病型はかわらない?というけれど
全然見え方が違うんですわ

病型が変わらない?_b0180148_7384654.jpg



転移のある病変はほとんどが隆起型を含む病型ですわ

ですからうんと引き伸ばして、厚み、硬さの残る場合は要注意ですわ

しかしいまや筋層浸潤があってもELPSで筋層をつけて
切除にトライしています、という施設も中にはある位

この領域の治療選択は変わりつつあるんですわ

とった後も頸部エコーで危ない症例は3ヶ月おきにチェック
してます、と転移が出てきてからいよいよ治療
というスタンスもありうるようですわ

食道癌患者さんは食道がんが治っても
極めて頭頸部癌になるリスクが高い集団ですわ


検査をうけるときはValsalva法をお願いするのがこれからは常識ですわ


全国津々浦々に広めるには患者さんの声が一番ですわ


ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2016-06-26 07:56 | ELPSでのどを守る | Comments(0)
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