昨日は頭頸部表在癌研究会で転移のあった頭頸部表在癌、広い表在癌を
テーマに15題の演題がエントリーされて全国津々浦々からこの領域の
専門家が集まったんですわ
ケン三郎の施設から3演題がエントリー、おそらくこれまで経験した症例の数は
276例443病変で全国2位??
1位はこの領域の第一人者の先生で、600病変越えの経験、それに次いで頑張ってるという
という立ち位置ですわ
あいかわらずケン三郎は下咽頭観察におけるValsalva法の
有用性を説いてきたんですわ
左が展開前 右が展開後
展開してもしなくても病型はかわらない?というけれど
全然見え方が違うんですわ
転移のある病変はほとんどが隆起型を含む病型ですわ
ですからうんと引き伸ばして、厚み、硬さの残る場合は要注意ですわ
しかしいまや筋層浸潤があってもELPSで筋層をつけて
切除にトライしています、という施設も中にはある位
この領域の治療選択は変わりつつあるんですわ
とった後も頸部エコーで危ない症例は3ヶ月おきにチェック
してます、と転移が出てきてからいよいよ治療
というスタンスもありうるようですわ
食道癌患者さんは食道がんが治っても
極めて頭頸部癌になるリスクが高い集団ですわ
検査をうけるときはValsalva法をお願いするのがこれからは常識ですわ
全国津々浦々に広めるには患者さんの声が一番ですわ
ぽちっとな