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なんとなく応援する

食道癌の患者さんに頑張ろう、まけるな

とか応援するのはなんだかどうもうさんくさくて・・

医者の立場から、泥臭く生きてる方が多いんですね,食道癌になる患者さんは。

几帳面に働く、けど酒がすき

だったり

全くダメダメでギャンブル、女、酒をのんで検診に見向きもしない
医者のいうこと聞くくらいなら死んだ方がいい

そういう人もいて

よくよく酒を飲む理由を聞くと、うん、そうか、そういうことか
気持ちはわかる、、、

だったり

きちんと病院に来て下さいねといっても、すっぽかしたり

で、うんと早期に見つかる人もいれば

症状があっても絶対病院にいかねえ、といって最後の最後まで
医者嫌いだったり

いろんなキャラの方がいる。

そういう方に「酒は控えて下さいね」

という言葉が有効でしょうか

有効じゃないとおもうので「旨く付き合っていきましょうね」

というのが実際で。


なったらなったで、ある程度受け止めるだろうし

不真面目、であろうとしても、しぶとく生き残る。

教科書にかいてないような生命力を時に持ってて

もうだめだろうな、と思っても復活する患者さん


食道の世界は奥深く、これでいいだろう、これ以上はもうできない

ということを最後まで突きつけられる世界

「ちゃんと私の治療を最後まできちんとやっていますか?」

の複雑な問いかけに

医師はときにまじめに、またときには不真面目に

変化球を打ち返す必要がある

やりきったか、真摯に向き合ったか

いざ勝負。

ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2016-09-23 23:07 | ひとり言 | Comments(0)
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