アルコール性肝障害とは5年以上の長期にわたる常習飲酒者に発症
禁酒により病態が改善されるものと定義される
脂肪肝、肝線維症、肝硬変、肝がんにいたる慢性肝障害と
幹細胞の広範な壊死におちいるアルコール性肝炎が主な病態である。
脂肪肝は多量飲酒者のほとんどにみとめられ
断酒後脂肪変性は2-6週間で消失する。
女性や酒を飲んですぐ赤くなり、少しは飲める方はより少量の飲酒で発症する。
脂肪肝は、ほとんど自覚症状はない。
γGTP,AST優位のトランスアミラーゼの上昇
をしめすが、正常値をしめすこともある。
アルコール性肝炎は常習飲酒者がさらに飲酒量が増えた時に発症する。
高度の肝腫大、黄疸、発熱、右季肋部痛、WBC上昇、PTの延長などから
急性胆のう炎と間違えられることもある。
予防は適正飲酒習慣に限る!
健康日本21
「お酒やめろ」
とは言わない。
「節度ある適度な飲酒」を勧める
ウイスキーダブル1杯、
ビール中瓶1本
日本酒1合
ワイングラス2杯
おおっ、、おおくね?
今ビールなんか135mlって小さいかんで売ってる。
あれくらいなら害になるとはおもえんが。
「アルコール依存者」はその背景にさまざまな社会事情を
抱えている事が多い。
それをサポートするセフティネットが必要である。
脂肪肝侮るなかれ
以上、肝臓専門医であるうちの親父からもらった「生活習慣と肝疾患」
より。
ぽちっとな