ロボット手術

学会に行って来たおさらい。

頭頸部外科領域の経口的切除といえばロボットを使ったTORS

今話題のダビンチを使った手術で、術者は患者さんから離れたところで操作し
ロボットがその動きを真似て口腔内で手を自在に動かし、癌を切除する。

食道のような広い範囲の手術には全然向かないし、コストの無駄だと思うけど

咽頭や前立腺などの狭い範囲では役に立つ

特に欧米ではHPV感染を原因とした頭頸部癌が多く、その治療法も
ロボット手術がかなり普及しているという。

さらにはアメリカでは睡眠時無呼吸症候群への舌根切除術などが適応となっているとか。

最新のガイドラインではT3,T4といった進行癌にも適応されてるっていうから
消化器内視鏡医が「内視鏡治療の適応は、、」なんて言ってるのをあざ笑うかの
ように適応がドンドン拡がってます。

拡大内視鏡で深達度診断しててもな〜んの意味もない。

海外で内視鏡治療といえばTORSのことを指し、

昔T1T2は6割手術、4割放射線治療だったのが今8割が手術、2割が放射線へと
治療がシフトして来ているという。

しかし日本ではまだダビンチ手術は試験段階の治療であり

ESDやELPS,TOVSなど日本独自の負担の軽い治療が普及している中で
TORSが入り込める余地があるかどうか、、、

さらに新しいダビンチシステムが入って、かなり狭い部分でも
取りに行けることがわかって来ると

「消化器内視鏡医の助けなんかいらないもん、俺たちだけで十分だもんね〜」

っていう頭頸部外科医がたくさん出て来てしまうかも。。。

いやいや、この領域、やっぱり消化器の先生を味方につけていた
方が絶対いいって。

食道に病変が浸潤している部分を切るのは消化器内視鏡が得意だし
簡単だもの

臨機応変に使ってもらわないと患者さんに迷惑っ!

てな訳で、robot手術かあ

ケン三郎もかじって見たいわ〜


















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by kenzaburou41 | 2017-06-19 23:50 | ELPSでのどを守る | Comments(0)
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