消化器外科学会に行ってきて
色々食道外科の先生の発表を聞いてきた。
気になったのは縫合不全率が施設によって
まちまちで
30%台ってとこもあれば
10−15%ってとこもあるし
ほぼ0ってとこもある
え、あの名医のいる施設が
なんでそんなにもれるの??
何が違うのか
そりゃあ胃管の作り方でしょう
細い胃管にすれば、距離は長くなるけど胃の壁内血流が切れちゃう
太い胃管にすれば、胃の壁内血流は使えるけど距離が短くなっちゃう
それを改善するには?
前庭部側は丸〜くカーブを描くように細く切って
上の方はなるべく胃の壁内血流を残すように太くしていき
先の方でカフを作ってさらに距離を稼ぎ
自動吻合器はカフから挿入する
それでがっちゃんと吻合し
盲端は2横指くらい開けて閉じる。
そうするとリーク率0.4%
ほとんどもれない。
ICG蛍光法やらサーモメーターなど
血流を測る機械が開発されてさらに
もれない工夫はされてるものの
胃管の作り方の基本を知らないとイかんです。