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月20件

多分、今どこの病院でもやってると思うけど

頭頸部癌患者は食道癌のハイリスク患者なので
治療前後に内視鏡検査をやろう!

的なキャンペーン。

乳がんはピンクリボンって30代、40代の子育て世代の患者さんが
大変な思いをして治療を受けるので割とよく知られているけど

頭頸部癌、食道癌患者さんは50代、60代の酒飲みのおっさんの
病気なのでなかなか「おっさんを救おう」的な絵が描けない

しかも2度も3度もがんにかかるという境遇

そんなに重複するなら、一緒に見ちゃえ

ってことで、リスクの高い人にはお互いの領域をしっかり
検査をしましょうという流れ。

先月、そういう患者さんがどれくらいいるか調べてみると

なんと耳鼻科、口腔外科から合わせて20件の新規内視鏡患者の紹介があって。

がんと名前がつく病院じゃないのに
それだけ患者さんが集まって

その20人の中に必ず食道癌の患者が含まれている。

うちはまさにそれで仕事をいただいている。

例えば進行した頭頸部癌のかたに内視鏡やって見て
食道がいわゆる「まだら食道」だった場合に

数年追いかけているとそこから食道の小さいがんが出てくる

食道癌の方もそうで、

追いかけていると頭頸部癌が出てくる


今、なぜ日本の医師はそんなに頭頸部癌が見つけられるのか?が
海外の先生に注目されているらしく

近いうちにその発表の場があるかも〜


「扁平上皮癌連携」がキーワードであることは間違いなく

これをうまく発信して行ければっ
















by kenzaburou41 | 2017-11-24 23:34 | 食道癌になりやすい人 | Comments(0)
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