ケン三郎先生は、外科医ですか、内視鏡医ですか
の質問に
どっちもできます
とはいうものの、最近の比重は内視鏡に偏ってるんで
最近ちょっとまた外科医に戻ろうと努力中。
若い先生が「え〜先生、もう手術に入らなくていいでしょう〜」と空気を
感じつつ
とはいえ、内視鏡、こと胃カメラ が天職である。
胃カメラなんて研修医上がりでちょっとトレーニングすれば
すぐ出来るようになる
と思いきや
これが実に奥深い
やってもやっても100%満足はないし
「先生に診てもらってたくさん救ってもらいました、声も食道も残って有り難いです」
と言われても、いやいやまだ見落としがあるんじゃないか
ここで見落としたら半年、1年後にわっと大きくなってたら
と思うと気が気でない。
酒飲み、フラッシャー、ピロリ除菌後
いくらやめろと言っても酒辞めない
うわ~っ、、この人絶対また出来てるだろうな
この感覚を持って内視鏡握るか。
ふつーにペースを変えずに内視鏡握るのと
絶対あるはず
と思って内視鏡を握るのとではだいぶ違う。
いくら内視鏡機器がよくなって細胞まで見えるようになったと言われても
最後は精神論
心を込めて魂込めて内視鏡握るかにかかってるのだ
それが食道がん患者さんを前にした時の所作であり
ピーンと張り詰めて検査に臨む
手術とはまた違う緊張感
これを若い人にぜひ伝えたいっ