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逆流性食道炎は二等辺三角形説

こないだの講演でお話しした内容ですが

逆流性食道炎はその名の通り、胃酸やアルカリの逆流が原因なので
食道にむかって一本が逆流のすじが通り
その線を中心に左右対称に炎症が拡がるので
「発赤」といっても逆流した線を頂点とした
二等辺三角形になります。

さらに炎症がよこにも伸びようとするので
刷毛で掃いたような感じ、毛羽だちが
よこに広がります

一方がんにはそのような縦にのびてから横にもひろがる、
っていう規則性はありません

がん、ですから自由自在、いろんな方向へ広がっていきます
もともと逆流性食道炎がベースにあったとしても、
縦にも横にも広がる

つまりは四角形や正三角形、いろんな形状に変化します。
これが癌か炎症かの見分けにやくにたちます
逆流性食道炎は二等辺三角形説_b0180148_19543302.jpg

















いやあ、うちは経口拡大で血管や粘膜模様みても
診断してますよ

ていう施設もあるとおもいますが

簡便な鑑別方法

逆食炎は二等辺三角形
がんは正三角形、四角形

経鼻内視鏡での拾い上げ診断法を
まとめるんですわ~

ぽちっとな







by kenzaburou41 | 2020-12-05 20:06 | 逆流性食道炎 | Comments(0)
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