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胃がんの内視鏡診断

今日は講演で細径内視鏡による上部消化管スクリーニングテクニック
ってことでいつもの咽頭、食道だけでなく胃もくわえての講演でございまして

胃に関する詳しいデータもないものだから

細径で撮った写真とにらめっこしながら選別して
ようやく発表の場にたどりついた。

食道、咽頭はおもえば下部食道で逆食炎をきにするくらいで
診断もわりかし単純だけど

胃はいろんな疾患がまざるので、これを極めるのはなかなか
至難の技。

胃を専門とする先生に教わりつつ自分の知識を
増やしている環境でして

まあ奥深い。

司会の先生は同じ鹿児島出身の先生で、うちの親父とおなじ町内出身という
その道のスペシャリスト

「昔は1日60件上部の内視鏡やってて、ヨード巻きまくったら年間たくさん
食道がんがみつかったんだよ」

とか。

昔の先生の情熱と今のぼくらの情熱、時代もちがうので
比較はできないけど

武器がないなりに、皆さん工夫されてて

そう、昔はヨードで救われた方がたくさんいらして

今NBIがあるから省略していいんじゃないか、というふうに
なりつつあるけども

やっぱりハイリスクの方にはやる意義もあるのかも

と思いつつ

「細径」を握るもの、、太くて拡大機能がついたカメラと
同等のひろいあげのクオリティは維持しなきゃなんないから

それ相応の覚悟をもって検査に臨みます

さあ明日からまたがんばろう










by kenzaburou41 | 2021-10-03 22:45 | 講演録 | Comments(0)
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