毎年、頭頸部がん、食道癌が早期でみつかっては、治療しを繰り返す
患者さんにも、一昨日の会に参加してもらい
最後に一言。
「私はおかげさまで全部ケン三郎先生に癌を早くみつけてもらって治療を
うけて毎年がんを克服しています。
みなさんに伝えたいのは食道が切って失くなっても、口腔、咽喉頭、残食道
とまだ危険地帯が残っていますから、いくつになってもリスクがのこります。
定期的な内視鏡検査を受けるようにしてください」
良いこというじゃないですか、、(たまには)
表在がんでみつかれば内視鏡治療で声は温存できる
でも進行癌でみつかると放射線治療が必要になり
放射線がいったん効果があってもぶりかえすと
手術が必要になり声を失う。
もしすでに食道がんのために頸のほうまで放射線があたっている
場合は、次にのどに癌ができても、そこには放射線が当てられない状況であることを
十分認識しておく必要がある。
機能消失としては最も重い部類にはいる失声。
声を失う>筆談中心になる (のちのちシャント発声、電気喉頭、食道発声と方法があるものの)
首に気管孔(肺に空気をおくる管)があいているので風呂に肩までつかれない
鼻と口で呼吸をしないので、強烈な臭い以外はわかりにくい
味の感じ方が変化する
熱そうにみえるものは時間をおいて冷ましてから食べる(フーフーできない)
鼻がすすれない
鼻がかめない
など、声を失うだけでなく様々な後遺症に悩まされる
「声がでなくなる、失うかもしれない」方には事前に
コエステーションで自分の声を録音して声を育てましょう
ぽちっとな