カテゴリ:学会奮闘記( 44 )

十二指腸腫瘍

食道がん専門にやっていると口腔咽頭がんに注目がいき

食道癌に十二指腸がんの重複なんてごくまれ(1000例中2例)だから

あんまり頑張って治療しなくても・・・

と思ってて

こないだセミナーで「十二指腸腫瘍の診断」つう講演を聴きまして。

十二指腸腫瘍

7割が隆起型で下行脚に多く。

絨毛の白色化、ホワイトミルクサインで診断する

生検しても6割しかあたらないので、バシバシ生検して瘢痕化すると
ESDもしにくくなるのでなるべく生検をしないで癌と思ったら
専門医に送るよう。


白くて均一な粘膜模様 10mm未満、十二指腸の球部、口側にある==低異型がおおい

白いのに赤いのがまじる>>高異型度腺腫が多い

2cm以上の陥凹型は注意。

辺縁がしろく、真ん中が真っ赤==腺癌、

ひだにのったもの、形が不整、陥凹のあるもの==危ない。

十二指腸の深い所へいくと癌化率がたかくなる


精密診断にはNBI拡大。
大小不同、周囲より小型、模様の消失で癌の診断。

EMRの穿孔率1.6%  ESD 12%  壁がうすく、十二指腸液の刺激で
大穴があく。 EMRは簡便で穿孔率も低いが、局所に遺残する可能性もある。

腹腔鏡手術とESDを組み合わせる治療を進めている施設もある

危険を伴うのでがん専門施設に送った方がいいこともある


なるほど~


食道のESDはたとえ穿孔しても2週間以上の絶飲食でおおむね対応できるけど

十二指腸の穿孔は、腹膜炎に直結するので安全性に相当気を付けて治療
しなくてはならぬ。


生検ばしばし取ると、治療の時に困るから「これは」とおもう
病変は触らずに専門医へ。

とのこと。



他流試合は勉強になります。


ぽちっとな



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by kenzaburou41 | 2017-10-25 16:07 | 学会奮闘記 | Comments(0)

OESO2017

スイス、ジュネーブにて行われているOESOという国際学会に
参加中のケン三郎。

食道癌術後の合併症のセッション、

驚くなかれ、日本では縫合不全、術後死亡は稀ですが

世界では縫合不全が20%、死亡が10%とかまだまだ
食道手術は難易度の高い治療であることはまちがいなく

「縫合不全が起きた時や、気管胃管ろうができたときの対策、
頸部吻合か、胸腔内吻合か、」

などが議論されている現状で

「これだけ難しい手術だから、センター病院に患者さんを集めてやったほうがいい」

という意見も。

そこへいくと日本の外科治療は安心、安全、、

「どうしてそんなに縫合不全や死亡率が低いんですか?」と
聞かれて

「いろいろの積み重ねですかね」


特に術後1日目の内視鏡は、海外でもそんな発想はなく、「リークや胃管壊死がおきそうになったら、CTか内視鏡」で

「術後1日目に内視鏡をルーチンでやる」を取り入れている施設は
日本でもまだ少ないかも。

縫合不全が起きた時には、「スポンジ入れて持続吸引する」キットも発売されており
やはり、有事の時の対策、備えあれば憂いなし

あと1日勉強して帰ります

44万円の論文掲載料は払えなくって、ボツになってもうた~

こっちがこの雑誌を盛り上げてんだから
原稿料もらいたいくらいなのに。。。

また違う雑誌で再チャレンジですわ






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by kenzaburou41 | 2017-09-05 11:22 | 学会奮闘記 | Comments(1)

消化器外科学会

一日目の金沢

胃癌のD2、D1+ 郭清の 腹腔鏡手術のお勉強。

UVカット。

総肝動脈周囲、脾動脈周囲、左胃動脈周囲

つるっつるっ

充分分けて、切るラインを自分できめて、切る

膵臓を覆う、切っていい層でいけば、膵液漏は生じない

達人の技をビデオでみて勉強すると

ああ、俺もなんかうまくなった気がするわ~

あんなふうにきれいに郭清できるんだなあ

すげえなあ

すげえなあ

俺も鏡視下手術あのとき頑張ってればなあ~

上手い人の手術を目に焼き付けても

場面場面、一人づつ手術は違うわけで

まずは基本から。

ぽちっとな



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by kenzaburou41 | 2017-07-20 17:51 | 学会奮闘記 | Comments(0)

大腸検査の前処置

大阪の内視鏡学会にでかけてきたんですわ

世間をお騒がせしてすみません、、

先生かとおもいました、大丈夫でしたか?

いろいろ言われつつ。

ケン三郎ここに立つ。

で、いろいろ役立つ情報入手。

食道癌の術前、大腸内視鏡やります。

なぜ?

せっかくお腹切るのに、大腸になんかあったら、また切らなきゃいかんでしょ、
そんなむだを防ぐために食道の手術前は大腸検査しておくんです

とはいえ、食道に狭窄があるとなかなか前処置も大変

なにせ大腸をきれいにしておかないと病気があるかどうか
がわかりません

検査前に下剤(腸管洗浄液)を飲むんですが

今までのニフレック、モビピレップに変わる新しい
腸管洗浄剤、その名もピコプレップ


ピコプレップ配合内用剤は、ピコスルファートナトリウム水和物、酸化マグネシウム及び無水クエン酸で構成されています。
酸化マグネシウム及び無水クエン酸は水に溶かすと、反応してクエン酸マグネシウムとなり薬効を示します。

ピコスルファートナトリウム水和物は、大腸内の細菌より分泌される酵素により分解され、BHPMに代謝されます。
BHPM は腸管運動を活発にし、水分の吸収を阻害することでビチョビチョの下痢便を作り出します。

クエン酸マグネシウムは、腸管内を水浸しにするとともに水分の吸収を抑制して腸内容積を増大させることにより腸管運動を活発にして、下痢を促します。
また、コレシストキニンの遊離を刺激し、腸管内を水浸しにするとともに水分の吸収を抑制して腸内容積を増大させることにより腸管運動を活発にして、下痢を促します。


ぴ、ぴこ、ピコタロオ〜っ

で覚えるピコプレップ。

パッケージちっさ。

水に溶かしてのんで、前日夜はスープのみ

午後7時くらいから1P水150にといてのみ
そのごお茶でも炭酸でもジュースでもなんでもいいので
250mlのものを5杯以上のむ 

そんである程度便がでたら寝る。

早朝からピコプレップ1P水150mlと
あとは250mlかける3杯以上の水お茶ジュースなんでも、
を飲む

そんでおしまい。

味が今までに比べて美味しい

ってことで今後腸管洗浄液の主流になりそうなお薬のようで。


日々情報を得るってことは大事やなあ〜


















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by kenzaburou41 | 2017-05-13 22:53 | 学会奮闘記 | Comments(0)

外科学会始まる

今日から3日間横浜で外科学会が始まりまして。

久々に外科医としての出席。

多くの仲間の先生が演台にたち日頃の治療の成果を
発表されてまして。

午前中、、ジーベルト先生が基調講演でいらしてたんですね

器械展示には今世界の流れとしてのロボットが置いてあり

これからやっぱり新しくていい器械を操る時代

食道では左側臥位VS腹臥位のディベート
いま半々くらいで腹臥位がはやってるんですね

世界では上縦隔郭清にあまりおもきを置いてないから
ほとんどがはらばいの手術だとか

へ〜なるほどっ

と思うことが多々あり。

また明日も勉強です。

明日は舞の海の講演だ〜










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by kenzaburou41 | 2017-04-27 22:21 | 学会奮闘記 | Comments(0)

台湾

国際学会でシンガポールにいて

今日その学会が終わったんだけど、飛行機とぶのが午前1時50分で
あと4時間くらい空港で1人足止めなんですわ

暇なんでそうだブログを書こうと思いつき

空港のロビーで書いてるんですわ

今回の学会、3日間フルに学会参加して英語を聞いてきたんですわ

聞き取れるけど、自分の思ってることを言えないだったり

早すぎてわかんないだったりいつもの課題をつきつけられたけども

外国のかたの学会発表を聞いててかるほどな、とおもうことも多々あったんですわ

食道癌というと人種間でできやすい癌のタイプがことなり、

日本人は圧倒的に扁平上皮癌になりやすい

中国、韓国、台湾、タイ、モンゴル、中央アジア
扁平上皮なりやすいアジア圏ですわ


もっとも医療レベルが高いのが日本だけど、
周りの国のレベルも格段に上がっていて

台湾の先生の発表、英語もうまいし、スライドも印象的だし
何がいいたいか、が非常にまとまってて

うーん、だらだら文字の羅列の日本人のスライドと大違いだな

台湾には国民健康保険があって日本と同じようにだれでも
医療が受けられる

その上でデータの収集管理も30くらいの病院が集まって
がん登録のデータベースを作っているそうで。

食道癌に関するデータもそこでまとまっているという

日本もそういう制度が最近始まったけども

結局1つの施設の、限られたデータで大きくものがいえない
時代になってて、

それこそ、大きなデータが活用できれば、なにが足りなくて
なにはいらないかがもっとはっきりするわけで

何十人もが同じようなことを重複してやる必要がなくなり

スマートに仕事ができる、

そして仕事と自由な時間とのオンオフを楽しめる


日本人、もっとゆったりしていいんじゃね? 的な


リフレッシュし、仕事には集中する

集中ばかりでは集中できぬ

名言ですわ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-09-21 22:54 | 学会奮闘記 | Comments(0)

鼻テクノロジー

最近海外の学会から
お前面白えことやってんな、こっちでも発表しねえか?

的な学会演題登録のメールが来て

いやいや登録するだけで10万円でしょ、渡航費、ホテル+飛行機
安くみつもっても20万でしょ。めし代とかお土産代とか
いろいろその土地でしかできない行事にお金つかうし、
その間バイトにいけないからうちの家計的にはマイナス50万

いやいやそんなお金ないですよ

学会に行ってもなあ、、

とおもって。

今日メールみてたら

International Conference on Nanotechnology Research

なる学会から招待状が。

ナゾテクノロジー?

経鼻ってこと?

いや〜そんな学会があるなんて

まさに〜食道癌、咽頭癌患者を救うのは経鼻内視鏡〜

ついにワールドワイド???

行きたいなあ〜行きたいなあ〜
場所はテキサス??

経鼻内視鏡を世界へ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-07-30 00:13 | 学会奮闘記 | Comments(0)

消化器外科学会

徳島で消化器外科学会がおこなわれ

ケン三郎はお留守番

すっかり最近は耳鼻科医になったので

外科系の学会はお休み中なんですわ

それに加えて経鼻内視鏡のマイスター

多忙な毎日ですわ

それもこれも情熱大陸にでるため

この11月の気管食道学会が終わればあとは論文しこたまかいて

どこか東京から離れてスロウライフ

ちょっと休憩も必要ですわ


「どんな教授にきてほしいか?」

そりゃあ、手術のうまいスーパードクター?

でもスーパードクターまわりにたくさんおるで~


なんだろうなあ、、だれがなるのかなあ、、

どうなるんだろ、この先。。。。


ケン三郎ではないことは間違いなんですわ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-07-16 19:06 | 学会奮闘記 | Comments(1)

日本頭頸部癌学会

頭頸部癌学会で食道外科医としておそらくただ一人参加
してきたんですわ

同じ扁平上皮癌だからきっと食道癌にもなにか役に立つことがあるはず

とおもっていろいろ聞いてきて。

舌癌の術後の転移リンパ節診断に体表からのエコーをやるという達人。

「私は最初の1年は1ヶ月に1度検査しています」

という。

たしかに大きくなる時って1ヶ月単位ででかくなる
になるんだ、、、

という現実を見せられる


食道でしかし、一ヶ月おきにEUSやるかというと。

毎月EUS

それは結構やるほうもうけるほうも大変かな。


深達度診断は外れても、訴訟になることはないけど

リンパ節診断はちいさいうちは転移かどうかわからないので微妙

かといっとほかに頼るツールもない。


「再発してから救済ができる」

VS

「再発を危惧する病気は予防的に根治手術」という考え


どの領域も悩ましい時はあるものだ

勉強になったぜよ


ぽちっとな

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by kenzaburou41 | 2016-06-10 00:59 | 学会奮闘記 | Comments(1)

無事終わる

朝8時にこれから始める研究のプレゼン

を終え

9~11時半の経鼻内視鏡セッションに発表

ネタはいつものネタだけど経鼻になって
口腔外科と耳鼻科に営業にいって
患者を紹介してくれと頭を下げ

若手には経口内視鏡やめてくれ
経鼻でみつけてくれとお願いし

食道頭頸部では発見数が増えたし

それとともにカメラもうんとよくなった。

これを使わない手はないでしょう。

と思ってたら、やっぱり同志はいるもので。

なんとケン三郎法に準じて口腔咽喉頭を観察をしたらそれはすごい
頭頸部癌が見つかったという他の施設からの報告があり

ほえ~、やってくれてるんかあ

と始めた本人がうれしく思い、、

これぜひ検診でも取り入れたらどうでしょう
と問題提起。

しかしどこの検診施設もいまやバリウムより内視鏡
を受ける患者さんが増えてきてて

一人当たりの時間がそれほどかけられないのが
現状

1人でもおおくケン三郎のやり方を
やってくれる先生が増えるといいけど

これからは教育だなあと実感。


そのセッションがかなりおして、10分後に
ランチョンセミナー

高齢者早期食道癌へのAPC

自分の学位のテーマを今もこれ役立ってますよと
学会でみなさんの前で話せるなんてめちゃめちゃ
光栄なこと。

APCでいいんですよ

必ずしもESDでなくても治ればいいんですよと
念を押す。

この4~5時間の間に、ことなる3つの営業を
こなし

あ~~へとへとっ


明日の教育セミナーでは
頭頸部では拡大でなく経鼻が必須ですよと
講師の先生がおっしゃってくれるかどうか。。。



ぽちっとな

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by kenzaburou41 | 2016-05-13 21:27 | 学会奮闘記 | Comments(1)