カテゴリ:アルゴンプラズマ焼灼法( 13 )

喉頭癌のAPC

こないだの岡山の講演で

「先生は食道のAPCをたくさんやられてますけど
咽頭のAPCはいかがでしょう」

と司会の先生から質問いただいて。

す、、するどいっ

実際まだら食道ならぬ、まだら咽頭ってかたは
少なくなく。

頭頸部表在癌

同時性多発が約2割

あとからでてくるかたが約2割。

ですので、毎回全麻、ESD、ELPSとなると
患者さんの負担も大きく。

APCで焼いてもいいとすれば、、

喉頭蓋舌面の表在癌。


ここは局注してもなかなかはいらないし、
すぐ粘膜の下が軟骨なので
きれいにESDでとろうとしても分割になったり
する場所で。

元々きれいに取れない場所だったら、焼いてもいいんじゃね?

っていう発想で。

喉頭表在癌でいままで2例APCで焼いたことがある。

一人は日帰り。

一人は一泊2日。

APCでやくから出血もしないし

焼いた痕跡が、嚥下にはかからわないから食事もすぐとれるし

孔もあかない。

ザ・低侵襲

ここの場所なら外来APCでも十分できる。

と思います~



今度上手くいったら症例報告しよっと~


ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2017-02-08 21:16 | アルゴンプラズマ焼灼法 | Comments(0)

APCによる内視鏡治療

b0180148_07043171.jpg
教授の最終講義

これからの高齢社会、患者さんの背景とニーズにあわせた癌治療が
ますます求められるでしょう

そのなかでケン三郎君が積極的に行ってきた穴のあかない食道EPがんへのAPC
治療は今後も臨床的に活用されるでしょう

と紹介されました。

ESDで一括とらなきゃいけない

っていう概念の頭のかたすみに

またこの人でてくるだろうし、酒も辞めてくれないし

全部きれいに治す必要ないんじゃね?

まだら不染とともに元気に80まで生きていく

APCはちょうどいいころあいの、メインテナンス治療。

やいて剥がして、組織を切除、病理に提出

そして剥離面を再度焼灼する。


EPがんはこれで十分っす。












[PR]
by kenzaburou41 | 2017-01-13 07:10 | アルゴンプラズマ焼灼法 | Comments(0)

いざランチョンへ

本日お昼に品川 新高輪プリンスホテルで

ランチョンセミナーに登場です

ワクワクドキドキ〜


がんばっぺ


ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2016-05-13 06:48 | アルゴンプラズマ焼灼法 | Comments(0)

還暦 APCによるYAHAYA治療

ケン三郎の食道癌撲滅運動

2003年から始めた食道癌焼いて剥がしてまた焼いて〜

略してYAHAYA(や!はやっ!)治療

YAいて

HAがして

またYAいて

焼き続けて10年。

ようやくこの業績が人の知るところとなり。

2016年5月13日の金曜日!
内視鏡学会のランチョンセミナーに
登場することになり。

縁起悪いな、、、

ケン三郎が講師を務めます。

そのコンセプトとは。

60歳の還暦、男性に必ず内視鏡検診を義務化

最後にヨードを撒いて、
たくさんヨード不染がある方は

生検ー病理ー診断ー結果説明ー入院ーESDー外来で改めて結果説明

なる、超めんどくさい現代のスタンダード医療を省いちゃって

その場で「焼いて剥がしてまた焼いて」治療を受けちゃう

え?もう治療終わったの?

はい、癌かもしれないって病気が幾つかありましたが
見た目は癌か異型上皮かその類のものでしょう

血管はloop血管でしたから、転移の可能性は
ごくごく稀です。

もうあと数年は食道がんの
心配はございませんが

今後も飲み続ける方は
3年後くらいにまた「やいて、はがして、また焼いて」

を受けることになります。

でもここでなんも治療しないで、
酒減らせって言われたけど

ああ検診めんどくさいなと
酒ばっかりのんでしまうと要注意。

67歳くらいが進行食道癌のピークでございます。

今治療受けとけば
67歳になるまでに、今まで傷んだ食道が綺麗に再生
上皮に置き換わりまして

大事に大事に食道をいたわりつつ
この先を暮らすことが可能でございます。

食道にたくさん異常があったかたは、
経鼻内視鏡によるkenzaburou method
で口腔〜咽喉頭も詳しくチェックさせていただきます〜

還暦 APC+kenzaburou methodによる
食道癌〜頭頸部癌撲滅プロジェクト

さあ厚労省にでかけるんですわ〜


ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2016-05-01 22:35 | アルゴンプラズマ焼灼法 | Comments(1)

奨励賞

「食道早期癌に対するアルゴンプラズマ焼灼法の長期成績」
にて気管食道科学会から本日、
学会奨励賞を頂きました。

賞状に金一封 ありがたや〜

昨年も「経鼻内視鏡による中咽頭反転法の有用性」
で受賞

まったく違うテーマで2年連続という快挙

いやいや今年はいいこと在りすぎて
逆に怖い。。

賞状をうけとる際
理事長に「2年連続ですね,素晴らしい」
といわれたので

「当然、来年も目指します」と。

さあ、次はいよいよ2009年から
とりくんできた
アレをまとめますか。

ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2014-11-13 23:01 | アルゴンプラズマ焼灼法 | Comments(0)

全周性病変への分割治療

全周ESDが注目されるなか

狭窄への対応もこうすりゃあいい
ってのが確立されつつあり

しかし、実際表層拡大型食道がんの
患者さんを目の前にすると

うーん、、ところどころ深そうにも
見えるし、

こ〜いうのはESDやっちゃいかんのじゃないか

って、自分のなかで境界線を決め

「あなたは適応外で、手術かケモラジが
いいでしょう」とお話。

しかし、一度は手術を決意するものの

「だめもとでいいので内視鏡で
とって下さい」

という。

どこでどう聞いたのか、
深いとこを内視鏡でとって、その後
放射線を追加して下さい

という。

こないだの学会でも「アンサーパッド」
なる聴衆アンケートで

「この患者あなたはどうする?」
で食道癌に関しては、いろんな治療の組み合わせ
ありだから、人が俺こう思う、
といっても結構自分と違ったりして

自分の経験から、こうやったらうまくいった
という成功体験を元にこうした方針も
なりたつので

「おれならこれをまずやる」は
ばらつきがある。同じ施設でも同じ考え
というわけでもない

さて、全周ESD

基本的にはやらないスタンスで。

まず、病変の中で一番浅そうな縦一列を
選びます。

つまり、「どこ残そうか」
を凹凸や、拡大内視鏡を駆使して
選びます。

縦一列のこすのは粘膜筋版を温存するため。

これが一列のこるのと
まるっきりとっちゃうのではその後の
狭窄の出来具合に大きな違いがあります。

一列のこしたら、あとは全部ESDで
とっちゃいます。

深そうなところは確実に切除し、
病理の審判をあおぎます。

ここでSM2、MM~SM1 , ly+ならば
内視鏡治療での制御はあきらめ、
次のステップの治療を勧めます

もしかりにEP~LPM
あるいはほんのごく一部MMで脈管侵襲なし
なら内視鏡だけで治る可能性大とかんがえ、

約2ヶ月後に残った縦一列を
EMRでポンポンととっちゃいます。

すでに狭窄がだいぶあって、かつ
だれがどうみてもそこは浅い、というときは
APC-SEAで焼いちゃいます。

そうすると、治療は分割になりますが、
とりあえずの大きな狭窄も回避できます。


最近、APCが実は注目されてて
「おまえ,焼き続けてるけど実際どうなんだ」
と聞かれる事が多々あり、

「ああ、こまったときにはAPCがいいですよ」
と答えてます

こまかい治療成績をふりかえる研究だから
いい雑誌に載るだけの根拠にはなりませんが

何百例と治療してきて
「穴があきませんよ」「外来でもできますよ」
だけでも報告する意義あるかも。

あ〜なんとか形にしなきゃ

外人にも伝えられなきゃ意味が無い。
TEDで勉強するんですわ

ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2014-10-31 00:35 | アルゴンプラズマ焼灼法 | Comments(0)

コメントを求められる

頚部食道や下咽頭の治療後で
狭窄があって、その奥の
食道に表在癌ができた

あるいは食道癌の内視鏡治療後の
瘢痕に局所再発や近傍の異時多発癌
ができた

そういう場合に今まではAPCで焼いてたんですが
あんまりコントロールがよくないんで
細径の鉗子口を通るハサミ型ナイフを
作ってみました〜

なる発表に

座長の師匠から「APCで制御がよくない
とおっしゃいましたが、ケン三郎先生の
上皮下焼灼法は結構いい成績を出している
ようですけど、会場にいます?」

とコメントを求められたらしく

あいにくその場におらず。


見解を申し上げますと。


瘢痕上にできた局所再発
拡大でドット、

密に定期検査している状況でしたら
まちがいなくEP癌ですので

しかも下に強固な瘢痕があれば
局注もあまりはいらずにESDで瘢痕の中を
切って行きます。きれいにとれるといっても
最後はどこかで瘢痕を切る。

瘢痕のどこかを
焼いているわけですので

APCで上皮をぱくっと剥がして、
瘢痕を焼いて行けば
「切除+焼灼」効果で
効果はESDと大して変わらない

ちがいはきれいに病理組織が得られるか
だけですので

方や入院治療
方や15分で日帰り治療

我々はEPであれば
ほぼ迷わずAPC-SEAを
選択しています

(このせいでESD,EMRの
登録症例は残念ながら少なく
見積もられますが、、、
そんなのかんけーねえ)

日本にはたくさんのESD名人が
いらっしゃいますし

取れた組織が熱変性するAPC治療は
主流ではもちろん在りませんが

食道ESDの経験が少ない施設では
切除にこだらわずAPC-SEAで
よいんじゃないでしょうか

ちなみにSEAは
SUB EPITHERIAL ABLATION

上皮下焼灼法でございます。

来年はこれでいこうかな。。

ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2014-10-26 11:11 | アルゴンプラズマ焼灼法 | Comments(0)

日帰り治療

食道上皮内癌の日帰り治療 APC

Argon Plasma Coagulation
略してAPC

癌に雷を落として
癌をやっつけちゃう方法で
上皮内癌に極めて有効な治療法です。

小さなヨード不染は
外来に来てもらって
アルゴンプラズマで焼いて

剥がしてまた焼いて
おしまい

15分で終了

病理?
見た目 上皮内癌でしょ?
知る必要ある?

放射線治療だって
病理わかんないけど
オッケーなんだし。

これほど負担の軽い治療は
ない

先日APCやった患者さんに

「2−3日はしみたり、鈍い
痛みがありますからね刺激物は
避けて下さい」

「はい、有り難うございます」

「あと,お酒もいけません」

と患者さんに言ったら


ものすごく切ない顔して
絶句。

「え、、お酒ダメなんですか?」


も〜こういう人だから
また癌がでてくるというのに、、、

日帰りで済んだんだから
こちらの指示を守って下さいね。


食道が残ってる幸せ


肝臓を休める日があるならば

食道を休める日も作りなさい!

3日に2日は休食日を。

あの人は絶対飲んでるだろうなあ、、、

ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2014-10-02 01:12 | アルゴンプラズマ焼灼法 | Comments(1)

地味な治療

ESDにくらべると食道APCは
地味な治療ですわ

APCがいくらうまくても
講演で呼ばれることもないし

ライブでやってくれって
頼まれた事も無いし

海外で英語使いながら
講師として指導なんて
こともないんですわ

焼いて剥がしてまた
焼いて

それでおしまい

聞いてる聴衆が え?
それでおしまい?

は、はい、おしまいです。

簡単でしょ? 

それにくらべるとESDは
筋層をこうすると傷つけないとか

太い血管をしっかり露出して焼いて
だとか

瘢痕はこう切るとか

全周切っても大丈夫とか

採れた標本がでかい程,
賞賛されるんですわ

DVDだってでるし。

APCなんて
全く地味。

組織取れないから
負け戦みたいな扱いで

光が当たらない世界。。

でも

APCのいいところは
誰でも簡単にできるし
穴があかないことですわ

高齢者,認知症、入院もできない
ESDで穴あけちゃって引き返した

訳あり食道癌にちょうどいい治療ですわ

スキマ産業だけど

お酒がやめられない食道癌リピーター
への貢献はものすごくでかいんですわ

来年はこのネタをもう一度
やりますかね、、、


ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2014-10-01 01:01 | アルゴンプラズマ焼灼法 | Comments(0)

2年連続

日本気管食道学会から通知があって

あなたの書いた「食道早期癌に対するアルゴンプラズマ焼灼法の長期成績」
が食道部門の奨励賞に決まりました

おおおっ~

まさかの

2年連続受賞?  
そして特別講演決定??


涙がちょちょぎれる~

今宵は宴じゃあ~


この方法ならESDが旨くない施設でも簡便にできるって
ことがきっと評価されたんでしょう

もっとアピールしてもよかですかね。


ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2014-09-30 22:14 | アルゴンプラズマ焼灼法 | Comments(1)