カテゴリ:内視鏡治療( 67 )

Sー0クリップ

ESDの糸付きクリップ

適切なカウンタートラクションをかける方法として
普及してますが

ムコゼクトーム2で横から剥離すればそんなの
いらなくね?

ということで、

糸付きクリップに頼らないESD

をやってまいりまして

でも、そうなると名人芸ってことになりまして

名人といっても自分で言ってるだけなので

ファミコンの高橋名人のようなもので

患者がそれで押し寄せるってことももちろんなく

内科の先生からは「いやあ、先生、外科医が手術の片手間にやってるわりには
お上手ですね」

と言われる。

しかし若手にそれを伝えるとなると

やっぱり名人芸ではいけなくて
何か安全策をこうじて、まずは安全安心

ってことでs-oクリップのデモを持ってきていただいたんですわ

なんでも隣の大学病院の

S先生とO先生が開発したんで

「SーOクリップなんです」

そんな、、、マロリーワイスみたいな?

製品に名前入れるん?

ありなん?

それはさておき

やってみましょう、、

コストとやりやすさと、安全






[PR]
by kenzaburou41 | 2017-07-05 06:29 | 内視鏡治療 | Comments(0)

S-O クリップ

食道のESDでやってみたんですわ~

好印象ですわ~

ぽちっとな


b0180148_12581846.jpg

[PR]
by kenzaburou41 | 2017-06-28 13:00 | 内視鏡治療 | Comments(0)

高齢者に食道ESDは必要か

APC屋さんとして15年近く食道に焼きを入れてきて

昨今、食道表在癌へのESDが日本では普及しており

ESDでとれなかったら悪

みたいな風潮ですが

APCの簡便さ、安全性の高さから

高齢者やいろんな合併症もちの方

あるいはESD後の瘢痕上や近くに出てきた病変など

いろんな状況でAPC治療を取り入れる施設が

ふえているのかしら

ずーっと昔から焼き続けて、

食道癌で治療して食道が残った方、
だんだん年をかさね

70代後半、80代ってのが当たり前の時代に
なり

88歳ですけどどうしましょうかと。

うーん、 ESDでもいいけど

ちいさければEMRでいいんじゃない

瘢痕にちかくてリフティングむずかしかったらAPCでいいんじゃない?

と、だんだん相手に合わせた治療法ってのが求められる時代に。

いつかAPC と ESDの、高齢者限定、多施設前向き試験ができたらいいのに








[PR]
by kenzaburou41 | 2017-05-19 21:33 | 内視鏡治療 | Comments(0)

全周ESD

全周性の食道表在癌は

食道表在癌のなかで一定数の割合で生じ、ケン三郎の施設では6.3%の比率

これに対して5cmを超える表層拡大型食道癌は10.7%の比率。

「全周」の病変をどう扱うかは専門性が高い所で治療を受けるのがよく。

治療法としてなにを選ぶかも大きくて。

そのためには深達度診断をきっちりやんねばなんね~。


食道癌の患者さんの約4割に頭頸部癌が同時性、異時性に生じるだけあって
のどもまずみなきゃいかんので経鼻内視鏡で入り

全体を広くみわたし、この辺が深そうだというところに
あたりをつけておく

胃、十二指腸をみて

一回スコープ抜いて、拡大内視鏡に入れ替え

拡大観察で深そうなところと浅そうな所をじっくりみる

ドット状、イクラ状、ドーナツ状のAVA

これ以外の 変な血管があるとこ、血管の見えないとこ
をチェックし

そこにEUSでプローベをあてて


さあ、最終診断。

MかSMか

SMでしょう

SM1かSM2か

うーんSM1でしょう


ESD全周とります? それともケモラジ? 最初からオペ?


2者択一ならまだしも

3つから1つ選ぶとなると、、、、


う~ん、専門家に送って頂戴っ


ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2017-05-08 18:37 | 内視鏡治療 | Comments(0)

全周性食道表在癌

「全周5CM」の食道表在癌

うちは内視鏡切除やりません、、

先生の所どうですか?

と相談。

う〜ん、転移を危惧する要素があれば
あんまりやりたくないけども

どうみてもM1~M2の
ごく浅いものならばっ

ちょっとやってみてもいいかしら。

とひきうけたものの。

やっぱり大変で。

治療時間も長くかかるし

最後は「負けないで」を歌いながら完遂。

でもこのあと狭窄がこないか心配っ

あと、病理が転移を心配する結果だったらどうしようっ

最初っからケモラジ
あるいは最初っから手術のほうが結果的には
よかったんじゃないか

なんてこともあるので。


できるだけ慎重な対応が必要です。


経験豊富な病院に相談しましょう














[PR]
by kenzaburou41 | 2017-04-20 22:42 | 内視鏡治療 | Comments(0)

ESD最短

岡山大学にケン三郎の
ESDの師匠がいて

その先生が開発したムコゼクトーム2

この機器のおかげで安全かつ迅速な
ESDがケン三郎でもできるようになり。

その師匠と先週末にお会いして
あけての今日は月曜日。

耳鼻科主導のELPSと治療時間がブッキングしたので
急いで食道ESDやんねばなんなくて。

しかも化学療法後の特殊例。

いざ勝負、と治療にのぞんであれよあれよと
剥離していき

あっという間に一括切除

師匠の魂が乗り移ったかのように
簡単に層がわかれていく

いい治療法ですわ

ピコ太郎のように
一瞬にして全世界に
この手技が伝わるといいのに

きっとネットがその夢をつなげてくれるんですわ

今日は家に帰る直前に
あるお偉いさんから電話がかかってきて
ダメだしをくらい、大きく凹んで
家に帰ってきたんですわ

患者さんに認められず
落ち込んだ時は、ちょっとへこんでまた
大きくなろう

抵抗勢力をいつかぎゃふんといわせたる。







[PR]
by kenzaburou41 | 2017-01-23 22:05 | 内視鏡治療 | Comments(0)

0−1を内視鏡治療

ここ数年、深達度が浅いかもしれない
とESDをやって

sm2、あるいはmm-sm1で脈管陽性

追加治療をしなかった方や

ケモラジを選んだ方

にことごとくその後再発が生じ、心苦しい思いをして。

やっぱり、患者さんに治療法を勧める場合は
そのあとの人生を背負うくらいの気持ちでやらないと
と思いが強くなり。

こないだも0−1の患者さんが来て
うーん技術的にはESDできるだろうけども

ESDしたら患者さんは、ああこれで治るといいな
と考えて

できれば手術はしたくないって方向へ
進む

手術を最初から薦めておけば、、、とあとで後悔する

ですので、
0−1、粗大結節状の隆起性病変
に関しては、最初から手術を勧めよう

と決心。

昔はそれが当然だったわけで

もっとも治る可能性が高い方法を薦めているわけだから
恥じることもない

でもしっかりそれを裏付けられるような
診断をしていかねば。



[PR]
by kenzaburou41 | 2016-12-23 21:47 | 内視鏡治療 | Comments(0)

計画的ESD

学会で発表した全周性食道表在がんへの
planned ESDが

いいねえ、そういう考えもあるかね

断端陰性が当たり前だと思ってた

がんに切り込んじゃいけないとおもってた

そういう考えの方から絶賛され

反響も多々あり。

いやいやAPCで十分コントロールつきますから
EPがんは。分割で十分っすよ

とおもいつつ、今度英文化に着手。

果たして欧米の専門家に受け入れられるか

バレット粘膜焼いてるくらいだし
欧米のほうが受け入れてくれるかも。。

さああと1ヶ月以内に仕上げよう

ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2016-07-28 00:36 | 内視鏡治療 | Comments(1)

聖域なき適応拡大

食道学会で、先人から一言。

ESDは「聖域なき適応拡大時代を迎えた」

いやいやきつい一言ですわ

なんでもかんでも切除できるからといって
適応をどんどん拡げていけば

本来根治手術で治る病気が救えなくなる可能性もある

そういう私も、ESDじゃ治らないかも、とおもいつつ
まずESDを勧めてしまうことがある

積極的に手術を最初から薦めるか?

心の中に聖域をもっておけ、ということ

しかと受け止めるんですわ

ぽちっとな

[PR]
by kenzaburou41 | 2016-07-25 21:36 | 内視鏡治療 | Comments(0)

JCOG0508

わかりにくいというコメントを
頂いたので一晩考えて撤回ですわ

もともとsm(粘膜下層に浸潤)がんは転移がある可能性がたかく

その標準治療は手術がベストといわれていて

とくにsm2は4割転移があるから進行癌と同じ
ふるまいをする、よってやっぱり昔から言うように
手術がいいんじゃないか

と思われている。

でも手術以外の方法で抗がん剤と放射線治療が
代用治療としていいんじゃないか、という意見も
あって最初から抗がん剤と放射線を選択する
治療法も一つの治療法として広まっている。

さらに内視鏡治療と絡めればさらに手術と
同じくらいいい成績がでるんじゃないか

と考えて

smの浅いもの、smのやや深いもの、smのすげえ深いもの
のみっつのカテゴリー
の中からsmの浅いもの+やや深いもの
を抽出してその病理結果によっては放射線と抗がん剤
を加えてみたら成績いいんじゃね?

という全国の多施設の共同試験があったわけで。

でもsm1ってすごい少ないので
その中には9割くらい粘膜がんだろうけど
もしかすると1割くらいの確率ですこしsm
に入っている

でも臨床的にはm3とsm1を区別するのは難しく
ひとくくりで「m3sm1」と診断する先生もいる。

でも試験のタイトルは

「臨床的にsm食道がんと診断したESD+CRT」だから

sm1かsm2を迷う病気を登録
することをうたった試験じゃないの?

とおもうけど

実際はその半分に粘膜がんが含まれていた

という驚愕の事実がでたので。

この試験結果を公表するのにかなり不利な
結果になってしまった、、という事実。

つまり試験に参加した施設の診断能力が
低いからあてにならないんじゃない?

という印象がでてしまって

それに先行したステージ1食道がんへの
手術VSケモラジ JCOG0502
の試験でも

たとえすごくいいステージ1へのケモラジの
成績がでて、手術とケモラジは同等だったよ
全国の有名多施設共同研究で証明されたよ

と言っても

ケモラジ群の半分はステージ0だったんじゃない?

その診断能大丈夫だったの???

と思われてしまうというもの。

とはいっても、多分そこまで厳密に対象をしぼり
こんではいないだろうし、内視鏡治療だけで
すみそうだ、と思っている病気もこの研究に
参加してもらったんだろうな、、と裏事情を考える

なので

ESD+CRT治療、というのは手術が選択できない
患者さんへの有望な治療法なのは間違いなく

おそらく3年やそこらでは治療成績はうんと
いい、9割の方が生存している、そうだよね
そうじゃないと困るよね

さて5年、10年とたっても大丈夫か
は手探りなところで。

手術で治る患者さんを
治らない方向に導いてる可能性

内視鏡だけで治る可能性のある
患者さんに大きな侵襲を与えている
可能性

それぞれよ〜っく考えて
よく診断してミスリードしないよう
心がけねば

ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2016-07-08 06:08 | 内視鏡治療 | Comments(1)