カテゴリ:診断の達人たち( 21 )

何枚食道撮影するか?

食道を何枚撮影するか?ですね、、

昔は食道なんか1枚も写真とらない先生がいましたし

その施設の伝統、しきたりで撮り方は違うと思います。

胃しか興味ない先生は食道胃接合部から撮影始める先生もいてびっくりしますが
これは真似をしないほうがいいでしょう。

食道の専門家ならば、、、の話ですが

私どもは口腔咽喉頭だけでも16枚以上写真とってますので
食道ですと何枚でしょうか、

頸部、
胸部上部、
胸部中部、
胸部下部、
腹部食道、
進展した接合部、、

これの行き、帰りですので 12枚は最低でも撮影します。。

昔は20枚のフィルムに収める必要があったので食道は1枚、
咽喉頭は当然観察しない

でしたが、これがデジタルになっていくらでも撮影できるようになって
下手すると総撮影枚数が3桁にちかくなることも、、、

経鼻内視鏡になって、今まで見てこなかった
口腔咽喉頭がすみずみまで観察、撮影も容易になりましたし

時代は変わっていきます。

除菌後の胃は拡大内視鏡あったほうがいいのでしょうけど。

「酒飲み、フラッシャー、ピロリがいない」という患者さんが
女子も男子もこれから増えるでしょう

そういう方がいらっしゃった時の内視鏡、何握るか、

うでのみせどころですね



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by kenzaburou41 | 2017-03-22 22:55 | 診断の達人たち | Comments(0)

赤の中の白

こないだ、内視鏡やってて

大きく深達度診断を誤った症例に出くわした。

なんで間違えたかというと、拡大内視鏡で血管ばかりを追いかけてて

ああ、これ浅いんじゃねと、、過信してしまったことによる。

食道表在癌のほとんどが0-2c型、淡い発赤、発赤陥凹

全体が赤っぽく領域があって、、というのが癌の初期像

だからNBIなんかの赤いのをより強調する画像強調法は拾い上げにものすごく
役立つ

しかしながら、色のもつ情報を消してしまうという欠点も持ち合わせる。


多くの食道表在癌はただ赤いだけ、
がおおいので、NBI拡大、BLI拡大が深達度診断にも有用だけれども

中に『赤いもののなかに、白い領域がある」病変

白いといってもまっしろではなく、黄色かかった白。

ここは血管がよく見えなくなって、癌で煮つまった、深いことをときに意味する。

凹凸があればわかるけど、これがフラットで白い、かつ血管もよく見えない
ときは要注意である。

あとから内視鏡画像を見直し

深かったところがどこかを見てみれば

やはり「赤の中の白」であり

う、、このとしになって何故気がつかなかったんだろう、、、と猛反省。


やっぱり白色光に戻って全体をくまなく見る

NBI・BLIだけじゃだめでしょ

を再認識することに。


「白色光を軽視するべからず」

「赤の中の白に要注意」


べからず集に追加ですわ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-12-08 19:09 | 診断の達人たち | Comments(0)

遅くまで

こないだ都内でESDをたくさんやってる先生に
あって、すごく症例が多いですけど、、
大変じゃないですか?

って伺ったら、平日は午前上部午後下部内視鏡やって
それからESDがあって、遅い時は夜10時くらいまで
かかることもあって、、結構大変ですよ

え?

まじすか?

治療内視鏡が午後4時とかから始まってそれから
2件あったりするらしく

そりゃあついてるスタッフの方も大変でしょうに、、

ええ、理解のあるスタッフに恵まれているんで、、
とのこと。

うちは一応、夕方5時までには終わるように
検査、治療は組んでるし、、

下部内視鏡は俺はやらない、というか
下手すぎてバイト先をクビになったことがある
から、もうやらないのだ。


それに比べたら、わが食道ESDチームはまだ
恵まれてて上部だけ、に特化して検査、

耳鼻科のELPSにも人手があるから
お手伝いにいけるし

今シーズンは、
もうできる限り後輩に仕事を任せて
ケン三郎は広告塔となり、
食道癌撲滅のための啓蒙活動を続けるっ!

経鼻内視鏡がもっと食道の専門家に
広まりますように

「おえおえ内視鏡」はおさらばよえ〜っ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2015-05-12 23:32 | 診断の達人たち | Comments(0)

取り扱い規約

今度また食道癌取り扱い規約が新しくなるってんで
その規約に載る写真、いいのあったら送ってね

プロジェクト

いいのあったら、と思って探すけど
う〜ん、、、俺今だいたい経鼻+フード付きの拡大
で撮ってるし

「通常内視鏡なんかいらない」活動家だから
写真がほんとにない。

探して思ったのは、こういうときにパッと
写真を出せるようなファイリングしとかなきゃ
いけないってことで

過去に食道癌になった患者さんの何千人という
データがせっかくあるのだし

これを活用しない手はない

皆さんは休みだけど

連休はがんばって、地道に症例を
探してみようっと。


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2015-05-04 07:56 | 診断の達人たち | Comments(0)

画像強調内視鏡の特徴

富士フィルムユーザーの
FICE/BLI/LCI

どう使うか?

まずFICE
advanciaの0、5、8
もしくは1、5、8をセット
にもちいる。

胃では1をもちいて観察

食道では低濃度ヨード+8が有用
ヨードとの相性抜群

あとFICEは白色光でまずフリーズを
押す、そのまま長押しすると
静止したままになる

そこでFICEボタンを押すと、
白色光のその画像そのものに次々に
FICE画像が上塗りされていくので

二つ左右の画面を見比べなくてもいい

範囲もそれで分かり易くなる。
この技はBLI LCIではできない。

BLI 遠景でブライト、近接拡大でBLIを使う

食道では色彩強調C1 胃ではC2を用いる

構造強調は 胃はB7を用いる 食道もそうした
ほうがいいのかな、

LCI 遠景では3つのIEEの中では一番明るく見える

拡大でも使えない事はないが、目が疲れる

白い病変はより白く
赤い病変はより赤く

ピロリ菌がいると紫っぽく見える。
いないとうすいピンクに見える

経鼻BLIで近接すると食道のB1血管は認識できる

B2もB1でないことはわかるが
Type Rとの区別がつかない

赤くて、領域性があって、形がいびつで
BLI経鼻でちかづいてうっすらとドット血管が
見えれば癌である事が多い。


BLIやLCIは持ってないよ

580NW2買っちゃったし
もうモデルチェンジしたんか、、
買うお金ないのに、、、

という先生は

FICE+低濃度ヨードを活用しましょう

ハイリスクにはヨードを省略しては
ならぬ。

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-11-11 00:21 | 診断の達人たち | Comments(0)

410nm

ノーベル賞をもらった青色LED

このレーザービームを使った
BLI内視鏡

これも白色光用の450nmの波長と
青色レーザー410nmの波長の2種類のレーザー
ビームを病変に当てて、
表層の血管が視認しやすくなる

赤いものが浮き出て見えるから
食道癌が早くみつかる

「まさにノーベル賞の内視鏡ですよ」

と患者さんにいうと、へえ〜っ
僕はその内視鏡でやってもらったんですかあ、、

となる。

しかも経鼻内視鏡にこのレーザー光
がついたもんだから、おったまげた〜

ヨードがつかえない咽喉頭では
劇的な効果が得られる!!

新聞とかTVでは、
そこまで新しい情報
流れてないけど

この食道癌のブログこそ
今最新の技術をお届けするっ!


この先、多分、すこ〜し拡大ができる
経鼻内視鏡がでちまうと
(あと2年するとでてきますよ〜)

全世界中に席巻する可能性ありなんですわ

この機器の進歩はアップル並み。

さっきiPhone5がでたと思ったら
もう6がでた、、う〜ん

って感じのここ数年の技術開発。

未来は明るい、

オエオエ経口内視鏡とはおさらばよえ〜

全国の酒好き中高年男子よ。

80までうまい酒のみたきゃ
検査をうけにでてこいや〜っ。


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-11-06 23:23 | 診断の達人たち | Comments(0)

LCI

富士フィルムから新しく
LCIという特殊光色彩強調機能
(linked color imaging)が発表されました。

従来のNBIやBLIとまた全然違う感じで
レーザー光で得られた画像を赤いところを
より赤く白いところはより白く
色の拡張と縮小を同時に行う、というもの。

これが結構すぐれもので
萎縮性胃炎、びまん性発赤から
ピロリ菌にかかってるかどうか
なども推測がかなりできそうですし

食道癌でもやってみたらかなり遠くまで
赤い所は赤く、白い所は白く強調される

おおっ!これは。。。

という優れもの。

かつヨードとの相性もグッド。

BLIもLCIもFICEもどれでも
選べる

経鼻にこれがついてるとなると
かなり患者さんには貢献できるんでないか

検証はこれからだけど
こういう機器を開発する
技術者ってほんとスゲエなあ

俺らはこんなの持って来てよ

というだけだけども。

せっかく作ってもこれじゃあダメだ
といわれたり、うまくいかないことも
たくさんあるだろうし。

作り上げた技術者に敬意を払って
内視鏡にとりくまねば。


BLIにLCIつきの経鼻内視鏡
EG-L580NW

次に買い替えるならこれ最強。

お試しあれ〜


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-10-28 00:24 | 診断の達人たち | Comments(0)

NBI

昨日から読売新聞で食道癌の特集が始まった。

5日連続シリーズの1日目。

患者さんは「検査を受けて病気がみつかるのが
怖いから検査をうけなかった」

と躊躇していて。

いよいよ検査をうけた。

医者は言う、「今までの内視鏡だったら
見落としていたかもしれないが
このNBIをつかえば癌を簡単に見つかるようになった」

「だから患者さんには安心して
検査を受けてほしい」

患者さんはESDを受けて癌をしっかり
摘出でき今も元気に過ごしている

「検査をうけてよかったです」
と今では健康に気を使い、酒も
減らしているという

検査を受けるならNBIのある内視鏡
を受けましょう

とのこと。

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-10-21 21:21 | 診断の達人たち | Comments(0)

診断の醍醐味

だれもがこれは深いぞと診断して

最初からこれは手術でしょう

と思って入院して。

食道造影、通常、拡大、超音波
すべての検査から情報を集め

もしかしたらこいつは浅いかもしれないぞと
確信し

内視鏡治療を勧めて、

そして採れた標本を病理に提出

待つこと約1ヶ月。

診断通り、浅かったです、食道切らずに済みましたよ

ってときは。

ものすごーい喜びではあるものの

患者さんは俺らがおもうほどの感謝も感激もしてくれず

ああ、そーですか、食道が残って
またうまい酒が飲めますねえ

とあんまり懲りてない時は

正直、かなすい。


さあ、明日は勉強会だぞ~コレド日本橋に集合っ

ぽちっとな

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by kenzaburou41 | 2014-07-11 22:52 | 診断の達人たち | Comments(0)

下咽頭造影法

研修医のときに上司が
下咽頭〜食道入口部のバリウム検査をしていて。

そのときの撮影法のメモが
今も手元に残っている

「大きく息をすって、はいて
鼻をつまんでプーッと頬を膨らませる」

そのとき、口の中で前歯にベロがつくように
するとよい

と書いてある。

やってみると確かに頬がより膨らむ

お〜っ
まさにこれがmodified Valsalvaではないかっ〜

経鼻内視鏡を握る人なら
誰でも知ってる知識になりそう〜っ

明日からやってみよっと。

研修医諸君。

手技や知識を増やすためのコツをしんぜよう

人は3ヶ月後に覚えた事をどれくらい
覚えているか、

講義を聞く 5%しかのこらない

読書する  10%しかのこらない

音読をする 20%

人と議論する 50%

見聞きしたことを実践する  75%

そして、一番覚えているのは?


「他人に教えることができたとき」は90%だそうだ。


メモれ、コピレ、そしてソレを
研修医仲間に教えればいい〜っ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-02-11 09:50 | 診断の達人たち | Comments(0)