カテゴリ:食道がん治療の歴史( 6 )

死亡率

1924年 食道癌手術死亡率95%

1932年 50%

1964年 7.4%

1965年食道疾患研究会設立

以降 手術死亡率は安定し、2008年 2.3%

10%程度だった5年生存率も53%と向上している

食道がんで治療をうける患者さんの2割が
T1bまでの表在癌だったのがいまは35%。

この割合がもっと増えていけば生存率は
もっとあがるはず〜


2015年、食道学会会員数2731人

会員みなで、治療成績の向上を
めざします!

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2015-05-10 07:31 | 食道がん治療の歴史 | Comments(0)

気管挿管の歴史

1854年スペインの声楽家、ガルシアにより
初めて動いている声帯を観察

1858年フランスの小児科医Bouchutが
ジフテリア偽膜による気道閉塞を回避するため非侵襲的に経口
挿管した7例をパリの科学アカデミーで報告

当時は気管切開が推奨されていた

かつ気管チューブが金属製で外傷的であり実施
手技も困難ということでアカデミーの
メンバーから「そんな危ないことはやっちゃいかん」
と退けられた。

そこでBouchutはそれから研究を辞めてしまった

1885年、その30年後
アメリカのジョセフさんが小児ジフテリア患者への
気管挿管を紹介した事で、なんと30年ぶりに
気管挿管は再評価される。

彼が作ったチューブはゴムまたは金属で出来ており
かつ先端が丸く作られていたので苦痛がすくなく
また挿入手技を容易にするための器具も考案されてた。

手術麻酔での使用は1878年
Wliiam Macemanが初めて報告し、クロロフォルムを
使用して気管内挿管下に手術を実施した。

さらにアイルランド生まれのマギールさんが気管内
チューブによる全身麻酔を実践。

ゴムでつくられ、カーブしたマギールチューブが
用いられるようになった


さらに現在では声帯の過敏反応が少ない塩化ビニル
が用いられ

高容量低圧カフが一般的となり

さらにカフ上吸引やカフの形状によって
気管内挿管中の誤嚥を防ぐ工夫がなされている

気管内挿管チューブと、マッキントッシュ型喉頭鏡は
ながらく気道確保のゴールドスタンダードであったが

残念ながら6%程度の挿管困難症患者がいる

いまではビデオ喉頭鏡が普及し、さらには
器具の進歩や、救急での気道確保の重要性から
声門上気道管理器具の重要性がまし
ラリンジアルマスク/エアウェイ(1989年)
発売、ヨーロッパでは全身麻酔の気道管理の70−80%
が使われている、という。

(日本では、15−30%程度で気管内挿管が多い)

へえっ〜

なるほど〜〜っ

ヨーロッパじゃ

ELPSはやりにくそう。。。


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2013-12-01 18:26 | 食道がん治療の歴史 | Comments(0)

人を動かす時代

今日は都内で行われた学会にいらしていた
食道外科若手のホープの先生と
うちのスタッフと,
第一回国立大学食道外科医の会が
行われたんですわ

医者主導の時代から

患者をいろんな職種の方がサポートして
周術期管理に取り組むチーム医療を
実践している国立大学ってんで

いろいろとためになるお話を
聞けたんですわ

自分がどう変えるか、というより
も他人のやる気をどう起こさせるか?

で大分、達成感も違うし

なによりも、苦しい環境を乗り越えて
患者さんに飯を美味しく食べられるように
する、

手術が無事におわって、一口食事を
食べられるようになった患者さんが

何日かぶりに飯をくって

「うまかったあ〜」としみじみ笑顔で
語る

多分、その一瞬の喜びを見たくて

皆が同じ方向を向けば、きっといい結果が
産まれるに違いない

医者が中心の時代はとうに終わり、

これからはチームの時代ですわ

食道学会にもたくさんの看護師さん
チーム医療のセッションを設けるべきですわ

そしていいチームができて
それがずーっと下の代にも
引き継がれる

食道外科医同士で飲む

これまた楽しい時間で

また是非、こういう機会で
ぶっちゃけ話を聞きたいんですわ

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2013-06-06 23:30 | 食道がん治療の歴史 | Comments(0)

先人に学ぶ

食道癌の新病型分類を用いて表在癌40例,55病巣の検討を行った.ep, mm癌(29病巣)はすべて0-2型に含まれた.0-2型をep, mm癌診断の目安とすると,正診率は93.5%(29/31)であった.0-2型以外の表在型癌をsm癌とすると,その正診率は92.3%(24/26)であった.sm癌のリンパ節転移頻度は48%であったが,ep, mm癌には転移は認めていない.0-2型以外の表在癌は深達度smと考えられる.新病型分類はep, mm癌の特徴を反映しており,実用的であった.0-2型病巣でリンパ節転移の可能性があれば外科治療を行うが,この可能性がない場合は内視鏡による局所治療を採用して,ともに良好な成績を示した.発見の時点で治癒を確信できることから,今後の食道癌早期発見の目標は0-2型病巣と考えられる


↑1991年、おおよそ20年前ですが
シンプルにm、smとわけて正診率を出してともに9割以上の正診率です。

今は器械が新しくなり、NBIやら拡大やら
いろいろと技を駆使しているんですけど

果たして進歩しているといえるのでしょうか。


先人から学ばなくては。



ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2013-05-29 16:35 | 食道がん治療の歴史 | Comments(0)

術後合併症対策

1960年代に行われた胸部食道外科手術は
麻酔法や栄養管理において現在の機器や管理法
とくらべて数段の開きがあり

術後の循環不全 縫合不全 呼吸不全の
3大不全があり 手術死亡が21.4%
(2985例中639例)と高率であった。
=1967年

1970年代には
周術期における栄養管理や呼吸循環管理
の向上

高カロリー輸液
スワンガンツカテーテル
人工呼吸器管理

などが行われ

また縫合不全にたいする様々な吻合法
縫合法 器械吻合などの普及


1980年代には7%(2918例中205例)

1994年には2%にまで低下した

今日では高齢者にたいする肺合併症の
克服が現在の課題である


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2013-04-28 10:24 | 食道がん治療の歴史 | Comments(0)

この国の切磋琢磨


この国の歴史

昔々は食道癌で手術すると95%の人が合併症で死んでたそうで

いまはそれがロボットが治療をし

カメラを使って拡大視をしながら

みんなの目でみて治療の是非が問われる

大きく変化した中で、またよりいい治療,先の先をみすえた
切磋琢磨、いい知恵はとりいれて、いいものは残り、
いらないものはなくなっていく

人の話をきくとまたそこにヒントが生まれ

協力するといいものがポンと~

そういう世界にいることが幸せです。   ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2013-04-18 21:19 | 食道がん治療の歴史 | Comments(0)