カテゴリ:嚥下障害( 13 )

呼吸訓練

嚥下内視鏡講習をうけてきて
いろいろ食道癌の臨床にも役立ちそうなこと
満載だったので

高齢者の誤嚥、悪化して肺炎

要は誤嚥してもちゃんと痰としてカーっペッ、
と吐き出す力があれば肺炎を発症しないわけで

食道癌患者、今後ますます高齢化社会となって
術後に肺炎を発症する可能性

喫煙歴の長い人たちが手術をうけることになった
ときの対処法を考えねばならず

急に肺をきれいにせよ、といっても
それは無理な話。

病院にいけば禁煙して、呼吸訓練の器具を
もたされて、

「ああ、こんなのやる気しねえなあ」

と訓練したあとに

つい、一服。

お父さん、真面目に呼吸訓練しても
タバコ吸ってちゃだめでしょう?

と口うるさい奥さんに怒られ

はあ、なんでこんな病気になったのだろうと
人生振り返ればそこには仕事と戦ってきた
わが人生があり

酒とタバコはそれを癒してくれたじゃないか

う〜ん、わかるよお父さん。。。

というわけで

でも訓練しとかなきゃあ

簡単な訓練の器具としては「ペットボトルとストロー」

ペットボトルにストローを挿して
水をブクブクと吹く方法

くわしくはこちら 

「誤って水を飲まないように」とかいてありますが

う〜ん、ここにお酒をいれて訓練すれば
酒を匂いで感じながら呼吸訓練が
できるではないか

とおもったり。

あとは「吹き戻しの笛」

よくお祭りで売ってたりする、吹くとびろ〜んと伸びる笛。

あれ、日本で2つくらいしか今作ってる
ところがないそうです。

吹き戻し」というんですね

なんとあのピーヒャラの笛が
喘息のこどもの呼吸訓練になると
遊びながら呼吸を鍛えることを
提唱されていたり


ロングブレスダイエットとおんなじだから
きっと腹式呼吸で減量効果にも
なるかも。

というわけで、

「食道癌と診断されて、呼吸訓練を早急に
やらなくてはいけない、手術待ちの方」

1ヶ月まち、といわれたら

早速、吹き戻しの笛をアマゾンで購入し
いろんな種類の吹き戻しを買って
子供と遊びながら

手術にそなえましょう!


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2015-02-06 07:16 | 嚥下障害 | Comments(0)

半固形化栄養法

脳梗塞やALSなどの疾患で
嚥下障害をきたし

栄養をどうとるか?

いま胃瘻が社会問題になってて

「胃瘻=延命治療」みたいな風習

でも胃瘻もまた立派な栄養をとるための
治療であり

これを正しく評価してから、胃瘻をつくろうじゃないか

って始まったのが嚥下内視鏡の講習。

これで否が応でも、消化器内視鏡を握る先生は
経鼻内視鏡を覚えざるをえなくなり

かつ、あれ?経鼻ってもうここまで進化したのか、、
経口と変わらんじゃないかとようやく気付く。

だれだ経口の時代だって言ってたやつは、、

となる。

栄養をとる方法としては鼻からチューブを胃にいれて
栄養剤を流しこむ方法と

胃に穴をあけて直接胃に栄養剤を投与する方法があり。


鼻からの栄養チューブ、長くいれておくと
チューブの中が真っ黒になって、バイ菌の
巣窟になり

また、チューブが入ってること自体が誤嚥性肺炎の
リスクにもなる。

挿管チューブもそう、長くいれておけばチューブの
中にバイ菌くんがうじゃうじゃ繁殖し、不衛生になる

鼻から入れるチューブもできるだけ細いもの=10Frくらい
が推奨

それから入れる栄養剤も、高カロリーの液体は
早く小腸にながれて下痢しやすいので

今は「半固形化栄養法」といって液体の栄養剤を
観点や増粘剤で固めたり、粘度を高めた半固形状流動食
を投与する方法が普及されつつある。


う〜っ、すげえ栄養剤も進化しとるよ〜

勉強せにゃあ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2015-02-03 22:11 | 嚥下障害 | Comments(0)

嚥下機能評価研修会その1

診療報酬改定で嚥下機能評価を行わない場合
胃瘻造設の診療報酬が10070点から6070点に
ひきさげられ

造設時に嚥下機能評価(VE)をして胃瘻造設の必要性
や摂取機能療法に患者、家族に情報提供すれば
2500点算定できる

ってことで「適切な判断をして胃瘻を作りましょう」
と国が推し進めていまして

VEの評価者はPEGドクターズネットワークが主催する
嚥下機能評価研修会をうけることが義務づけられ


昨日、ケン三郎 25000円払って
この研修を受けてきたんですわ


経鼻で咽喉頭をよく見ましょうと常々言ってるんで
「釈迦に説法」ではあったものの
参考になる意見が多々あったんですわ

男の老人はだんだん、喉頭が下にさがってくる

うまく喉頭挙上ができないと、誤嚥しやすい


経鼻内視鏡で、80〜90歳のじいさんは
ほっぺたをぷーっと膨らまさなくても
下顎を前方にぐっと引っ張るだけで、喉頭が
よく上がる、

っていう現象がなるほど、と理解できたんですわ


最後に実技講習ってのがあって、
耳鼻科の先生に釣竿型の耳鼻鏡の使い方を教わったんですわ

左右アングルがない、上下のみ

鼻からでている部分は曲げない、まっすぐ挿入する

上下アングルは130度

中咽頭反転もできなくはないが、角度がきびしい

下咽頭では「えー」と発声し、深部を見るときは首を左右に降る

息をウッとこらえる


なるほど〜、、、

こ、、これでは食道入口部はみえないではないか。。


耳鼻科医の挿入法をしることで
消化器内視鏡の挿入法を変えていく

勉強になったんですわ

レポートは続くんですわ



ぽちっとな

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by kenzaburou41 | 2015-02-02 06:50 | 嚥下障害 | Comments(0)

術後の誤嚥性肺炎

食道癌予防も大事だけど

やっぱりなっちまったもんはしょうがない

手術がいいか、放射線がいいか

チョイス!

っていっても両方とも楽な治療ではない。

手術が無事おわって退院しても

高齢者はとくに肺炎を時々起こして
しまう

おそらく何度も入退院を繰り返すような
人は嚥下障害をきたしていて


しらないうちに誤嚥してたり


若い時手術をうけて何年もたってから
肺炎を繰り返す人もでてくるかもしれない


癌を取り除いて、よくなって退院したら
もう安心ではなく

アフターケアにも力をいれなくてはなんねえ

外科医にとってアフターケアはおろそかに
なりがち


ときどき患者さんが急に肺炎で亡くなった
とか、風の便りに聞きますから

積極的に介入したほうがいい場合もありそう


いやいやそこまで外科医がカバーしなくても
いいんじゃね?


誤嚥ってもう呼吸器内科の話じゃない?

「嚥下障害リハ」の先生方と接点ができたんで
ちょっくらやってみますかねえ、うちも。

新しいことが分かるかもしれない


だれもやってないこと
はまだまだたくさんっ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-09-29 00:29 | 嚥下障害 | Comments(0)

嚥下機能評価研修会

土曜日の嚥下機能評価研修会の
スライドが完成したんですわ

経鼻内視鏡の紹介やら
観察法の工夫など
今までのネタをかいつまんで
ご紹介

おそらくどこの研修会に
もっていってもためになる
観察法ですわ

ところで嚥下評価なんだから

Valsalvaをしながら食物嚥下させると
どうなるか?

ってことを今研究してるんですわ

嚥下困難のメカニズム解明に
もっと奥のレベルで観察ができ
かつ嚥下困難のグレードを
評価出来る

リハビリ専門医がみたらたまげた
内容なんですわ

癌の発見だけじゃ終わんないんですわ

全国のリハビリ専門医に
衝撃を与えるんですわ



ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-09-26 00:08 | 嚥下障害 | Comments(0)

嚥下障害と薬剤

嚥下障害の原因の1つとして医療行為
そのものが嚥下障害の原因となることがあり

手術時の気管内挿管による披裂軟骨の脱臼
口、のど、甲状腺、食道の手術時の
反回神経麻痺

長時間全身麻酔後は嚥下困難の一因となる
ことを覚えておく

その他には
薬の副作用で嚥下困難が生じることがある。

抗けいれん薬、
睡眠薬
唾液分泌抑制(抗コリン作用)をもつ薬剤

嚥下困難があるから、この薬をだしましょう
と薬をだされて劇的に改善させることは
稀でむしろ、害を与える可能性のことを
考えていなくてはならない

また鼻かららいれる管も嚥下には悪影響をあたえる
できるだけ細いものを使用し、長期になるようなら
胃ろうを考慮する

また口の中は食事をたべていても、また絶食
にしていても汚くなる。長期絶食患者は
適切に良く歯磨き、舌苔をブラシで取る
などの口腔ケアをしなければ誤嚥性肺炎
につながる


う〜ん、嚥下障害一つとっても
奥が深いっ。


嚥下障害に特効薬はない、
だからみなリハビリを頑張るのか。。

今日も勉強になるぜよ〜

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-09-19 23:43 | 嚥下障害 | Comments(0)

摂食嚥下傷害の問診

いよいよあと1週間後に
嚥下内視鏡の講演なんですわ

経鼻内視鏡やってるうちに
咽喉頭の未開の地を開拓したと
思ってたら

今度は嚥下の世界に突入

ここまで手広くやってる食道外科医は
めったにいないんですわ

とはいっても嚥下障害の原因で
一番多いのは「老人性」で
ついで脳出血などの後遺症「脳血管、神経障害」
COPDなどの呼吸器疾患で引き起こされた「肺疾患」
あとは、声帯麻痺、頚部照射後の瘢痕、認知症
などとつづき、食道癌が嚥下障害の原因
というのは稀なほう。

年を取るとむせ易くなる
すすむと誤嚥や窒息の原因になりかねない

嚥下機能が落ちてるのに食事を再開し
誤嚥を繰り返す

あるいは嚥下機能低下は軽症なのに
かんたんに胃ろうを作ってしまう
これが問題で、「正確な評価」をちゃんと
やろうじゃないか、

というのが今回の研究会の趣旨。

で、対象となるかどうか?
これは「問診」が有効です。

1 肺炎と診断されたことがありますか?
2 やせてきましたか?
3 物が飲み込みにくいと感じることがありますか?
4 食事中にむせることがありますか?
5 お茶を飲むときにむせることがありますか?
6 食事中や食後それ以外の時にも、のどがゴロゴロ(たんがからんだ感じ) することがありますか?
7 のどに食べ物が残る感じがすることがありますか?
8食べるのが遅くなりましたか?
9 硬いものが食べにくくなりましたか?
10 口から食べ物がこぼれることがありますか?
11 口の中に食べ物が残ることがありますか?
12食べ物やすっぱい液が胃からのどに戻ってくる事はありますか?
13胸にたべものが残ったりつまったりすることがありますか
14 夜、咳で寝られなかったり目覚めることがありますか?
15 声がかすれてきましたか?(がらがら声、かすれ声など)


これが全部なしだったら、
摂食/嚥下障害である可能性は極めて低い、、と書いてある。

いや「嚥下障害ではない」って言っちゃダメ?

新たなステージの幕開けですわ〜

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-09-19 00:42 | 嚥下障害 | Comments(0)

胃ろうと嚥下機能評価

嚥下機能評価研修会 ~PDN VEセミナー~
 平成26年度診療報酬改定に新設された胃瘻造設時嚥下機能評価加算(嚥下造影又は内視鏡下嚥下機能検査に限る)を算定するにあたり、所定の研修を修了した者が実施することが必要とされています。本VEセミナーは、厚労省の示す研修要件をすべて満たしております。
 研修受講の暫定期間は、来年(2015年)3月までとなっており、2015年4月以降は、研修を修了した者が胃瘻造設時嚥下機能評価を行った場合のみ、胃瘻造設時嚥下機能評価加算を算定することができます


この講習を受ける費用25000円!
たかっ。。

医師が受けるとPEG作る前に
内視鏡やれば機能評価加算が取れる

医師が儲かるわけではなく
病院が得をする?

というわけで来年まで講習会が
目白押し

なのですが

せっかく嚥下機能を評価するんだったら

経鼻内視鏡によるValsalva法の
やりかたまで講習に組み込んで
欲しい

そうしたら、何故嚥下障害が起きているかを
詳しく知る事が出来るし

咽喉頭異常感の患者さんへの
内視鏡検査法が広く普及する
可能性がある

少なくとも今の観察法じゃ
不十分

講師の先生、たのんまっせ〜


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-09-14 01:27 | 嚥下障害 | Comments(0)

嚥下障害の評価

どうして嚥下障害になっているのか

「のどのつまり感」がある患者に
なぜ経鼻内視鏡が必要なのか?

そーいうことを話せばいいんでしょうか。



b0180148_22375147.jpg



左は平常時
右は経鼻内視鏡での咽頭展開法です

これをみたら嚥下障害の
原因は一目瞭然。

悪性腫瘍による嚥下障害です

これを話せばいいのかなあ、、

マスコミが取り上げてくれたらいいのに

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-09-11 22:44 | 嚥下障害 | Comments(0)

嚥下内視鏡

歯学部の嚥下リハの先生から

経鼻内視鏡による嚥下内視鏡評価について
講演してくれって大ボスが頼まれた

大ボスは、うちの医局員で
話せる奴を検討しますっていう。

いやあ、そうきましたか、
嚥下内視鏡。

PEGを作るときに内視鏡で嚥下能を
評価することが必要になったのだけど

ほとんどの医者がそういう目で
内視鏡を使ってないし

評価もしたことがない

この領域にまで仕事を拡げて
しまうと、毎日昼飯くわずに
ぶっつづけで夕方まで内視鏡

ってことになりかねない

しかし、やりだすと
問題を一気に解決したり
これまで非常識と思われた事が
常識になったりする

ちょっとづつ勉強しますか
嚥下についても。

食道癌のことならなんでも
まかせてくれい、ケン三郎に

それがおいらの生きる道〜っ

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-09-11 00:19 | 嚥下障害 | Comments(1)