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ESDハサミ鉗子

耳鼻科系の雑誌に投稿したら
「そんな事は昔から分かってる事だし
わしらは消化器内視鏡使わないから」

と一蹴。

まあ、そらそうだなっ

しまった、、怒らせてしもーたっ

と思って次の雑誌を模索中〜

TVみてたら

「夢の扉」にハサミ鉗子、SBナイフの
作った技術者が出てて

安全に大腸のESDもできそう、
中国の内視鏡学会でも注目された

ってTVでやってて。

そういえば、アジアには食道
扁平上皮癌多いし

バレットの多い欧米より
次はアジア??

アジアの純真ですわ〜

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2012-09-30 23:34 | 内視鏡治療 | Comments(0)

学生講義

月曜日に看護師の卵さんへの学生講義があるんですわ

今週はなにかと忙しくてブログに手が回らなかったんですわ

英語の論文投稿したけどまたレジェクトされたんですわ

気を取り直してまた別の雑誌にチェレンジですわ

レジェクトを繰り返してもめげないケン三郎ですわ~



ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2012-09-28 21:26 | ひとり言 | Comments(2)

教育

手術もESDも

自分でやるのはそこそこ大丈夫

で、40も過ぎると今度は若手に
おしえなきゃいけない。

食道の手術を教える

ひえーっ。。。

合併症をもちろん作らないように

そうとうガンバラネバダ。
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by kenzaburou41 | 2012-09-25 21:36 | ひとり言 | Comments(0)

再発と向き合う

内視鏡治療だけで治るレベルで見つかった
患者さんもいれば

「内視鏡、抗がん剤、手術、放射線」

の4つをすべて駆使して闘っている患者さんもいて。


日本人の食道がんの9割が扁平上皮癌

欧米に多いバレット腺がんは、日本人には少ない


そのほかに「類基底細胞型扁平上皮癌」

「アデノイドシスティック」

「腺扁平上皮がん」

「粘表皮癌」

「内分泌細胞がん」

「未分化癌」

「カルチノザルコーマ」

「悪性黒色腫」

とそのほかにもいろんな種類があります。



メジャーな癌とまれな癌 があり


まれな癌ほど、治療法が確立していなくて

専門家ですら、どういう作戦かベストかを

判断しかねる病気もあります。



「悪性黒色腫」治療から4年経過

「未分化癌」から3年経過

「内分泌細胞小細胞がん」から4年経過


それぞれ、非常に予後が悪くて、
治るのが難しいとされる種類の癌です。



治療がうまくいって、もう治ったかも、、、と期待したのに

また病気がぶり返してくる。


あれだけ、頑張って治療したのに、、、



いま取るべき手段は、放射線だろうか、それとも手術だろうか、
あるいは抗がん剤だろうか、、


医師がどれを勧めるべきかを迷えば

患者さんがそれを選べるわけがなく



治療経験のおおい先生に聞く

あるいは「これがよかった」という
文献をさがす

うまく行きそうな治療のアイデア
を考えつくす。



そしてうまく行ったときは、患者さんだけに
喜んでもらうだけでなく


世に報告して次の時代に
に残さねば
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by kenzaburou41 | 2012-09-23 20:52 | 抗がん剤治療 | Comments(1)

胃管潰瘍

退院して術後経過観察中に
起きる胃管の問題

その1)胃管に癌ができる

その2)胃管に良性の潰瘍ができる

この2つです。

胃管に癌ができるので「いかんがん」
と呼びますが、食道癌術後,昔は
癌で亡くなったり、術後の合併症で
亡くなるというのがごく当たり前だった
こともあってこうした問題が起きることが
少なかったようですが

今や食道癌手術がうまくいって
当たり前、になりつつ今日

抗がん剤や放射線治療に
内視鏡治療といろんな選択肢が
増え

5年生存率も上昇し、食道癌で
長期生存できる方も増えて参りました。

すると,今度は食道癌以外のことが
問題になります。

一番は頭頸部癌、胃癌,肺がん、大腸がん
といった他の臓器のがんが別にできること
でして

5年経とうが,10年経とうが、食道癌の
患者さんは毎年必ず内視鏡検査を受け続ける
必要があります

胃管癌の進行がんの手術は非常に大変です
から、内視鏡で治る程度で見つかるように
早期発見が大事です。

もう一つの怖いのが「良性潰瘍ができる」

ことで、これもいろんな原因
(ストレスや鎮痛剤の飲み過ぎなど)がありますが
ものすごく大きな潰瘍ができると,大出血したり
胃管に穴があいてしまう。

お腹にある胃に穴があいても、緊急手術
で対応ができますが

胸の中にある胃に穴があくと
おおごとでして

周りにある臓器に交通していまい。。

「もし後縦隔再建」だったら大動脈につながって
即、出血死もあり。

「胸骨後」でも心嚢とつながって心タンポナーデ
で急変

食道癌は治ったのに胃に穴があいてそれで
死亡すること、そう多いことではありませんけど
も数年に1度はそういう方を経験します。


「なんとなく胸が痛い」

「便が黒っぽい、タール便がでる」

「熱が続く」

こうした症状のある方は、速やかに
主治医に相談しましょう。

胃潰瘍は、ほぼ薬で治ります。

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2012-09-20 23:32 | 手術後のアフターケア | Comments(2)

胃管壊死判明時期

せっかくつないだ胃や腸が腐る

その時期ですが、術直後に判明するわけでなく

あんまりたくさん経験があるわけではないですけど
術後3~7日の間ではないでしょうか

ごはんが食べられて退院してから起きることは
ありません。

術中の出血や長時間手術は体の負担が大きくなる
とともに、

水分バランスも崩れ、血圧が下がり、胃への血流が
悪くなり

順調そうに見えていたのに,あるとき急に、理由が分からない
状態の悪化、発熱、頻脈、

「何か起こっているけど,なにか分からない」

原因がよく分からないけど、状態がおかしい

というのが最も怖い状態です。


調べるには、内視鏡で胃管の色調を直接確認する

CTで胃壁の厚み、造影剤を入れて造影効果があるかどうか?

などが参考になります。

ケン三郎が経験した方は術後1週間経ってから
胃管壊死がおき、胃管と気管が交通

これほどしんどい合併症はありません。。

二度とあのつらい思いを本人にも家族にも
させたくない

壊死した胃管を早く切除していれば治せただろうか

そのタイミングはどの時点だったのだろうか

苦い経験を心の奥に止めながら

外科医は前を向いて。


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2012-09-20 21:14 | 手術の合併症の話 | Comments(3)

壁内血流

一夜あけて、胃管の色調を内視鏡で確認。

粘膜も血がかよった色をしていてホッと胸を
なでおろす

あんな高位でつないだのに
よくぞ届いたもんだ、、、と

感心する。

「胃管壊死」が起きるかどうか、
手術中に確実に調べる方法
が検討されていますが

問題は、どうやって胃管が腐らないように
血流を維持して胃管を作るか?

「咽頭と胃管吻合だから、細径胃管だろうか」

と思っていたんですが

細い胃管を造れば、距離的には届くけど
先端の血流は胃の壁内血流が途絶えるので
壊死する可能性が高い

胃の小わん線からLN1~3をきれい
に切り落とし

できるだけ胃の壁内血流を残した太目の
胃管にして後縦隔を通すと
咽頭まで届く

吻合口はあまり広くすると、
嚥下圧がかかりにくくなるため、
かえって少し狭いほうが圧がかかって
食べやすい



咽頭のほうが広く、胃管側はせまくして
端側で縫合する


食道癌手術をこなしてきた
指導者からの
貴重な言い伝えです。
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by kenzaburou41 | 2012-09-19 20:16 | 手術メモ | Comments(1)

咽頭胃管吻合

下咽頭癌が中咽頭(舌根、後壁)および喉頭蓋舌面、
さらに頸部食道に伸展し、食道には全周性に表在癌が
腹部食道までひろがる病変。

頸胸境界部にリンパ節転移疑い

なる状況での術式。

CeUtの症例では必要に応じて胸骨縦切開
にて反回神経周囲(106rec),
胸部上部食道傍リンパ節(105)

CePhの症例は咽頭周囲103
外側咽頭後リンパ節(ルビエール)
=軟口蓋の高さで、後咽頭隙内の
内頸動脈の内側に位置する

これらの郭清が必要

最近はCRTがよく効くので
昔ほど咽喉頭食摘が
少なくなりましたと耳鼻科の先生。

「胸骨縦切」=胸板の骨を縦に
わって、癌がよく転移する106rec
をみるには
たしかに視野がめちゃめちゃよくて
手術はやりやすい

が、その分、体の負担は大きくなる

ので。

頸とお腹から両方から覗き込むように
して切除し

下からは指で左主気管支を触れる

上からは大動脈弓を覗き込める

そのくらいまでは、郭清できる。

縦隔鏡があればもっといいのかもしれない
けども。。

「食道抜去」
見えない所は用手的に、食道の周りを指
で剥離していくが
最後の気管支動脈の当たりでブラインド
操作になる

ストリッピングのようにして食道断端を
引き抜いて、最後に残った部分を引っ張りながら
直視下で剥離する

動脈が根元から引っこ抜けた場合
は止血が非常に難しい

止血のためにはしばりしろを
残して切れた方がまだいいので
必ず食道ぎりぎりで剥離する

「咽頭胃管吻合」

胃管がとどくためには「後縦隔ルート」
を用いる

胃壁の先端の血流は「胃壁内血流」

胃は小弯側から入ってくる血管
カラスの足?のところを切離ライン
として切り上げる

できるだけ大網を付けて大弯側からの
血流を確保する?

吻合は「手縫い吻合」になり

咽頭側が大きく、胃管側が小さい
吻合口となるので、縫うときに
咽頭側を縫い縮めるように
調整する

胃管壊死、縫合不全、
長期の絶食の可能性、
周術期の免疫防御機構
退院後の補食

のために小腸瘻を置く

手術時間、なんだかんだいって9時間。

うまくいきますよう。


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2012-09-19 07:38 | 手術メモ | Comments(1)

手術を極める

世間は3連休でも当直中のケン三郎ですわ

きのう、取りだめしてたNHKのプロフェッショナル仕事の流儀


天皇陛下の執刀医、天野先生の特集を見たんですわ

心臓の外科治療、腕が悪ければ死にいたるし

「死亡率16%です」

なんてこともありうる

難しい症例に勇敢にたちむかう姿はしびれるんですわ


食道癌は、内視鏡治療もあるし、手術、抗がん剤、放射線
といろいろな治療を組み合わせて作戦をたてる

どの治療にも明るい専門医でありたいとおもう

手術で安全かつ確実に治療を行える
には


一つ一つの経験を大事にしてフィードバックすること


天野先生も実の父親が弁膜症にかかり
その手術にたちあった天野先生が術後管理してて
目の前で亡くなった

この悔しい思いを晴らしたい

頑張った姿を親に褒めてもらいたい

そういう反骨心が医療を進化させる



40をすぎ、求められることも
大きくなってきたけども

TVをみて

食道外科医の挑戦するスピリットを
もちつづけたいなと。
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by kenzaburou41 | 2012-09-16 23:37 | 手術メモ | Comments(0)

腱鞘炎

モンゴルから帰ってきて

月曜日はTVの取材で経鼻内視鏡をアピールし

火曜日はESD

水曜日はAPC3つ

木曜日は外勤で内視鏡

金曜日も内視鏡

今日も内視鏡

で毎日内視鏡~っ。

左手が悲鳴をあげてブログがかけん~っ。

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2012-09-15 14:38 | ひとり言 | Comments(0)