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TV見ました

BS朝日のTV放送見ましたよ-

って患者さんから言われまして

「ええ,私もちょこっとだけ」
と照れながら答えまして

本業の食道外科の手術にも入っているけど

内視鏡のお仕事が最近は中心で
そちらもクオリティの高い仕事を
求められ

今日も朝から内視鏡、精査、外来、治療
と大忙しで

昼飯食えたのが午後5時。

うーん、これ以上忙しくなるのは困るなあ、、、

と思いつつも

まあ仕事がなくて暇よりは

今がんばれるだけがんばろうかな
とも
思ったり。


合併症をおこさない

進行癌を見落とさない

ブログよりも論文をちゃんと書いて評価を受ける

後輩に恥じない仕事をする

そんな気分の最近です。



ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2012-10-31 20:33 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

PDT

ポリフィリンなどの腫瘍親和性光化学物質が
腫瘍組織や腫瘍血管に得意的に集積する
特性を利用し

光感受性物質の集積した主要組織に特定の
波長の光線を照射して
一重項酸素などの活性酸素の惹起で
腫瘍細胞を選択的に破壊する方法である

=PDTという治療

これは内視鏡では切除ができない、
放射線治療はすでに当たっている
他にはサルベージ手術もしくは
効くか効かないかわからない高額の
抗がん剤しか他に治療法がない

という環境で選択しえる方法です

サルベージ手術拒否例でも
13例中8人にCRが得られ
1年生存も68%だった
ということですので

「どうしても手術は嫌、
もしくは手術はとても危険すぎて
出来なさそう」

という場合の有力な選択肢です

一時期行われていた
Porfimer sodiumによる
治療は治療機器の問題でできる
施設が限られており

最近でたレザフィリンによるPDT

残念ながら肺がんにしか現在保険適応
がありませんが、

臨床研究でこのレザフィリンを使った
CRT後の遺残病変への治療が
行われているそうです


いい治療が出来て患者さんの選べる
選択肢が増えるのは有り難い事。

12月にこのPDTの講演があるので
興味深く聞こうとおもいます。


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2012-10-29 22:27 | 新しい治療法 | Comments(2)

集約化

食道癌の手術成績は
症例がある施設と少ない施設では
成績に差がある


というのは誰が考えてもそうなりそうな
ことで

結局週刊誌で紹介されたり

名医ランキングなる格付けが
あったりで

食道癌の経験が多い先生でも
たまたま勤務先が症例数が
少ない所に移ると

「有名な病院を紹介して欲しい」

となってしまうこともしばしば。


集約化もある程度必要ではあるものの

ある1カ所に集中するとこれまた
その1カ所も集中しすぎてパンクし
てしまうし

「早く手術を受けた方がいいと勧められ
たのに2ヶ月待てというのはどういうことだ」

とお怒りになる患者さん、その家族
もいる

集約化が進みすぎると
「食道外科医」自体が減ってしまい
その食道外科医が引退とともに
技術が伝承されない、ということ
にもなりかねない

今は「カメラを使った手術」で
何をどうやって切るのか、解剖や
手術の手順なども
ものすごく分かりやすくなっている
時代

トップにたつものの責任、重圧
は計り知れないけれども

きっと今やっている事が、
後々、この地域の食道癌患者を
救うことにつながる

そういう熱い思いが支えている
んだろうなと思います


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2012-10-28 22:16 | 手術と放射線どっちを選ぶ? | Comments(0)

日本の食道専門家

UEGWとISDE
2つの国際学会が終わりました

日本は世界から,最も優れた内視鏡診断と手術を提供している
と認められている、尊敬されているということをひしひしと感じます

日本ならこれESDやるだろうな、という疾患も
向こうでは当然のように分割EMRだったり、あるいはバレットのラジオ波焼灼だったり

「低侵襲でかつ根治性の高い」ことが重要視されているところもあって
高度の技術を要するESDをどこまで安全にできるかを日本人が世界に
教えている、というような状況です。

また外科手術も日本がおそらくもっとも安全で根治性の高い技術を
提供していて


ヨーロッパの一部では外科手術死亡があまりに高すぎて、
専門病院に症例を集めて特殊技能をもつ所だけが
手術をするような集約化が進んでいるそうです

結果として手術は危ない、、化学療法と化学放射線治療
を主体で治療体系がくまれる

食道外科医はほぼ稀で
日本のように2000人も食道の専門家がいて
食道だけの学会が作れる国は世界中どこにもないのだそうです。


我が日本が一番、、すごいことじゃないですか。

世界を見て

また日本に帰ってきて改めて
うちら世界でも通用するんじゃ、、、

謙虚な気持ちでまたがんばるんですわ



ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2012-10-27 14:34 | 手術と放射線どっちを選ぶ? | Comments(1)

UEGW2012

口演8分、質疑4分のセッションが無事おわったんですわ

惜しくも「マンオブザマッチ」を逃したんですわ

ヨーロッパでもESDやPOEMが積極的に
行われていて

2年前にバルセロナに
行った時とくらべて世界中で内視鏡治療が
広まっているのを感じるんですわ

その中でも日本の名医はさらに先を進んでいる
感じで。

ケン三郎もがんばらなきゃっ

英語もうちょっと話せないと、、、

明日からまた出直しです。
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by kenzaburou41 | 2012-10-23 23:54 | 学会奮闘記 | Comments(1)

希望の光

鳥越俊太郎のBS朝日の医療番組で
ELPSが取り上げられたんですわ

もともとこの治療は
パイオニアの先生にこうやるといいよ
と教えてもらって始めた方法で

ケン三郎はこの領域にはぜひ耳鼻科
の先生が治療の主体でやってほしい
と思っているので

治療は耳鼻科医がメスを握る
ケン三郎はそのサポートにまわる

おもに早く見つけることに集中してるんですわ

早くみつけるにはNBIと拡大内視鏡
なんだけども


1-2mmの癌かどうかも判定が難しい小さな
ものまでみえちゃって

さて、癌がありそうだけどもどーしましょう

ってくらいに「見えすぎちゃって困る」

「5mm以下の小さいのは最近は治療しないで
様子を見てます」


という施設もあるので

じゃあ、全例毎回毎回NBI拡大で検査するのも
大変だよななあ、、、

実際咽頭反射のつよい方では

「こんな苦しい検査は初めてだ」

としっかり観察しているにも関わらず
憤慨されるというジレンマ。



うーん、、なんとか簡単に喉をよくみるほうほう
はないものか



そこから今の研究がスタートしてて。


アムステルダムの学会でも頑張って発表してまいります。



オランダ、寒いです。
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by kenzaburou41 | 2012-10-21 12:49 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

検査にて

今日は外勤先のオリンパス
経口内視鏡で

60代男性

高危険群だとおもって

のどから食道よくみて〜

といつものようにやってたら

終わるやいなや、
「こんな苦しかったのは
初めてだ」

と怒りを買い

うっ、、よく診たのに、、

とグッとこらえて

続けまして。

そうだよなあ、他の先生と
比べたら苦しいだろうなあ

と反省。

「楽」をとるか

「精密にじっくり」を取るか?

ふーっ。

こんなとき

「お疲れさまでしたーっ」

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って受付で言われたら

ホッとする40代。


がんばらな。


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2012-10-19 23:39 | ひとり言 | Comments(0)

0-Ⅲ

食道の1mmを超える高さの隆起や

より深い陥凹を呈する0-Ⅲ

これらは粘膜下層癌である可能性が8割で

通常は最初から手術、もしくはケモラジ、もしくは今話題の陽子線(保険が効かない)
治療??

など、転移の可能性をふまえた治療を考えねばなりません



b0180148_2361253.jpg


0-Ⅲで

拡大もぶっといB3血管あるし

深いとおもったんですけども。。





ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2012-10-18 23:10 | 拡大内視鏡 | Comments(0)

規模

患者さん、ご家族とも

「手術」と聞くと「怖い」「痛い」「死ぬかもしれない」
と悪いことも考えてしまいますが

今までの状況をうまくいけば一気に解決できるかもしれない、
といういい点ももちろんあります


手術にも規模があり。

1)放射線治療後のサルベージ手術

2)右開胸開腹食道亜全摘

3)鏡視下食道切除


4)左開胸開腹下部食道切除

5)胃全摘術

6)食道バイパス術

いずれも、食事がとれなかった人をとれるようにするという目的に

どのレベルまで癌を体外に摘出するか?
で手術の規模も違います。


このうち1~3)は別格の手術であり


「急いで手術をしたほうがいい」といわれてきた患者さんもご
家族も「早く、とにかく早くやってくれ」といいますけど

「早く危険にさらされる」可能性もあるわけで


合併症によっては命を落とすこともある手術です、
「もし万が一、」のこともよく話し合っておく必要もあります。

一方で気管のまわりをいじらない、4)5)6)
は1~3)の手術に比べるとリスクは半分くらいに
なる

とはいえ、手術はなにが起きるかわからない、予期しない大出血も
あれば、よっぽど注意をしていても、合併症がつきものです

しかし、手術=全部危ない、というわけではなく


そうでなければ病棟に患者があふれて、ベッドが埋まるわけで

なんやかんやいいながら、ほとんどの患者さんは
元気に退院します



一歩踏み出す勇気と


手術をしない場合のメリット、デメリット。


みんなでサポートです。
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by kenzaburou41 | 2012-10-17 21:46 | 手術の合併症の話 | Comments(0)

出張ESD

関連病院に頼まれて

食道ESDの出張に行ってきたんですわ

O社のスコープで前回慣れなかったので
時間かかったんだけども

今回はJDDWで名人芸を見てきたんで
すんなり入れたんですわ

デュアルナイフとムコゼクトーム2の組み合わせ初体験

なるほど、これはいい感じ。。

すいすい進んで
無事終了。


穴もあかなかったし筋層もきれいだったし

ホッとして帰りはグリーン車で帰ってきたんですわ


グッジョブ、俺!


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2012-10-16 19:15 | 内視鏡治療 | Comments(0)