<   2013年 02月 ( 19 )   > この月の画像一覧

匂いを嗅ぐ姿勢

正しい内視鏡の挿入法

姿勢は

頭の後ろにこぶしが一つ入るくらいお辞儀をします

頸はそのままで,顎をまえにつきだします。


こうすると「においを嗅ぐ体位」となりますが


患者さんににおいを嗅いで下さい といっても伝わりません。



においにはいいにおいとくさいにおいがあり。


漢字でかくと「匂い」と「臭い」のちがいです


「匂いを嗅ぐ」が正しい姿勢で

臭いを嗅ぐではありません


いい匂いに誘われて自ら前のめりになって、自発的にかぎにいく姿勢。

それが「匂いを嗅ぐ姿勢」です


この姿勢をとると咽喉頭が開いて,内視鏡観察が容易になりますし

おえっとなりにくい、観察範囲が拡がる、


まずこの姿勢をやることから内視鏡観察は始まります。

知らないひとにおしえてあげなきゃっ~

介助の看護師さんにもおしえてあげなきゃ~っ


ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-02-28 12:41 | 経鼻内視鏡 | Comments(0)

除菌と逆流性食道炎

ピロリ菌は胃の中に生息する細菌で、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの病気の原因のひとつです。

ピロリ菌と逆流性食道炎の関係について、ピロリ菌に感染している人の割合が高い国は逆流性食道炎の患者さんが少ないことが分かっています。これは、ピロリ菌によって胃に炎症が起こると、胃酸の分泌が少なくなるためと考えられています。日本はピロリ菌に感染している人の割合が高い国でしたが、衛生環境が改善してきたことで、その割合は低くなってきました。これが近年、日本で逆流性食道炎が増えたことのひとつの原因と考えられています。

一方、ピロリ菌に感染している胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者さんは薬でピロリ菌を排除する治療が行われますが、以前はピロリ菌を除菌すると逆流性食道炎になる人が増えるという説がありました。しかし、最近の研究で、ピロリ菌の除菌によって逆流性食道炎が起こったとしても一時的なものであり、また多くは軽症のものですので、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者さんは、除菌後の逆流性食道炎を気にすることなく、除菌治療を受けることが勧められています。




へえ~っ。


ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-02-27 08:27 | 逆流性食道炎 | Comments(0)

ボツ写真

内視鏡学会誌に投稿する論文を書いていて

枚数制限やらで惜しくもボツになった写真

b0180148_8194756.jpg





口腔咽喉頭領域のあらゆる場所に癌ができますので

食道癌患者さんにはトータルケアが必要っす



ようやく完成まじかでブログも更新できるっす~


ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-02-27 08:22 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

光本幸子さん

劇団新派の舞台などで活躍し、映画「男はつらいよ」シリーズの初代マドンナを務めた女優の光本幸子(みつもと・さちこ、本名深谷幸子=ふかや・さちこ)さんが22日午後6時10分、食道がんのため東京都台東区の病院で死去した。69歳。

【写真】光本幸子さん死去 食道がん、69歳…「男はつらいよ」初代マドンナ

 光本さんは昨年12月15日に都内の映画館「銀座シネパトス」で娯楽映画研究家・佐藤利明氏(49)とトークショーに出演。初代マドンナということで「男は‐」特集の初日にゲスト参加し、これが最後の公の場だった。

 佐藤氏は「笑顔で撮影当時の思い出を楽しんで語っていらした。昨年は11月の葛飾など計5回も光本さんとご一緒にイベントをさせていただいた。普通にお元気でいらしたのに」と悼んだ。

 寺男の源公役で第1作からレギュラー出演し、デイリースポーツでコラム連載中の俳優・佐藤蛾次郎(68)は「昨年11月24日に東京・葛飾で行われたトークショーで佐藤利明さんを交えて3人で集まった。光本さんは源公が仕えた“御前様”の娘役だが、実は僕とは映画の撮影で1回も絡んでないんですよ」と、当時を振り返った。

 蛾次郎は「久しぶりにお会いして、光本さんは『今度、利明さんやシネパトスの支配人さんら、みんなでガジさんの店に飲みに行くわ』と言ってくださった。病気の“びょ”の字も感じないほどお元気でしたが、今にして思うと『首のあたりが痛いのよ』と言われていたことが気になった。ショックです」と、再会を約束した矢先の突然の死に衝撃を隠せなかった。
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-02-24 08:40 | 食道癌にかかった芸能人 | Comments(0)

インフルエンザと補中益気湯

ケン三郎の娘2人、嫁全員が
インフルエンザに倒れる中。

ケン三郎のみがインフルエンザの予防注射を
うたずに

インフルエンザにかかっていない

なぜか?

ケン三郎は補中益気湯を
予防的に飲んでたんで
多分このお薬のおかげです。





漢方薬・補中益気湯服用による2009年インフルエンザA/H1N1ウイルス流行の予防
Prevention of 2009 pandemic influenza A/H1N1 virus infection by administration of hochuekkito, a Japanese herbal medicine.
Masanori Niimi. BMJ. 15 December, 2009(オンライン版)
目的
新型インフルエンザA(H1N1)の予防における補中益気湯の有効性と安全性を評価する
研究デザイン
前向き単施設オープン試験
セッティング
東京の1医療機関
対象
医療施設職員358名
介入
対象者を、補中益気湯5.0g/日(分2)を内服しない群(グループ1:179名)と内服する群(179名)の2群に分け、最大8週間投与した。
主な評価項目
新型インフルエンザA感染割合
結果
内服する群のうち、薬の苦み、軽い下痢、倦怠感、顔面のむくみ、下肢の浮腫、頭痛などの軽い違和感で14名が1週間で服薬を中止した(グループ2)。4週間服用した者は103名であった(グループ3)。残り62名が8週間の服用を完了した(グループ4)。
試験期間終了時の8週時点までに、新型インフルエンザAに感染したのは、非内服群(グループ1)で7名(3.9%)、内服群(グループ2、3、4)で1名(0.6%)であり、両群間に統計学的有意差を認めた(p<0.05、Mann-Whitney U test)。なお、内服群1名の感染確定診断は服用4週時だったことからグループ3とした。いずれの群も重篤な有害事象は認められなかった。
軽い違和感が14名に認められたことは、通常の処方と比較して高率である。これは予防投与であったためと思われる。また、その14名はその後も感染していないので、すでに十分に体力のある体であったと考えられる。体力が備わっているものへの補中益気湯の投与は違和感を生じることがある。
結論
補中益気湯の投与は、新型インフルエンザA (H1N1) の発症予防に有効と考えられた。そのメカニズムについては今後の検討が必要である。


というわけで、補剤ですので
食道癌の治療中の全身倦怠感などにも
有効ですし

インフルエンザにも
効果ありそう。


ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-02-19 19:04 | 漢方 | Comments(0)

症例1

症例1は80代後半の食道腺癌、T3N0M0

年齢って、治療法を選ぶ大きな要素ではある
ものの

同じ80でも、よぼよぼのじいさんと

割と元気、しゃっきりしているおばあさん

平均寿命が5年以上も違うわけなので

じいさんよりばあさんの方が余命が
長く、また体力も残ってる事が多い

治療法として、家族が
「もう年だから手術なんて。。。」

「手術の合併症で亡くなった人を知ってる」

「勘三郎さんのこともあるから手術なんて
恐ろしい」

と極端に手術を否定する人もいるし

なかにし礼さんのように、自ら治療法を
選択してうまくいく人もいる。

さてこの症例。

前医で「年齢のこともあるし、放射線だけで
行きましょう」

と開始したものの

「放射線だけでは治らない可能性が高いです」

と言われて、途中「いや、手術できるなら
やってもらえないだろうか」

と、途中で放射線を18Gyで中断し
食道癌の専門施設で手術を受けたそう。

「心臓、肺、腎臓、その他全身状態の
結果、年齢以外の要素では手術できそうです」

食道扁平上皮癌に放射線治療は
一般的に行われているけど

食道腺癌は、日本では頻度が低いので
コンセンサスの得られた治療法が確立されて
いない

「腺癌に放射線は効かない」というような
認識が日本の食道屋さんの中にはあるけど

欧米では、標準的に行われているので
やって悪いということはない

胸部下部〜腹部食道の進行食道癌となれば
若い人なら右開胸だけども

年齢的なことも考慮して
左開胸胸腹連続切開の下部食道噴門側胃切除
胃管胸腔内吻合を選択。

外科医の中では
「逆食炎の事を考えればこの術式はあり得ない、
胃も全摘して空腸でRY再建するか、空腸間置だ」

「いやいや、細い胃管であげて、しっかり
PPI使えば問題ない」
という意見も出て

術式に関してはいろんな意見がでましたけど

「年齢的なことも考慮して一秒でも早く手術
を終わりたく、この術式になりました、
術後も合併症なく元気に退院して今もお元気です」
とのこと。

幸い、その中途半端に終わった放射線治療で
切除標本には癌が消えていた、よく効いていた
って結果で

はあ〜、こういう事もあるんだ、、

と効果ある症例を見せて頂きました。

「こういう隆起型で高分化腺癌でSM
癌だったんですけど、私も手術ができそうに
ない症例に放射線で治療して治った症例を
経験しています」

とのこと。

勉強になりました〜


ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-02-17 10:34 | 集学的治療法検討会 | Comments(0)

入り口と出口

JCOG9907の結果をうけて
ステージⅡ,Ⅲ食道癌には
まず抗がん剤を2コース行ってから
根治手術

というのが標準治療になりつつありますが

ではその抗がん剤がきかなくて
切除はしたものの、リンパ節転移がゴロゴロあって
という結果のとき。

これまでは手術のあとに
再発が心配だから
抗がん剤治療をしましょう

っていう流れがあったけれども

さて、最初に抗がん剤をやって
効かなかった

その時の予防的な抗がん剤治療は
何を選ぶべきか?


「こういう症例は、何やっても
すぐ再発するだろうし、でて来てから考える
でもいいのでは」

という考えもあろうし

「いや,がっつり癌をたたくしかないと
ヘビーな治療をした方がいい」
って意見もあろうし

術後合併症を起こして
飯もろくに食えない
生活にも慣れない

って状況で
「がっつり」抗がん剤ができるだろうか

と考えると

結局ケースバイケースなのだろうし

治療の入り口はいいけど。

出口で何をめざすか。

もちろん、「癌が治る」人はいいけど

「手術したけど再発が極めて高率に
予想され、余命1年以内だろう」

という方にどういう治療を勧めるか

出口の方がよっぽど難しい。


ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-02-15 22:22 | 集学的治療法検討会 | Comments(0)

第26回集学的治療法検討会

しばらくぶりの更新ですわ

今月中に締め切りの依頼原稿があって

それを書いているうちに夢中になって

「教科書を読むより教科書を書く人間になれ」という
のを今まさに実践しているところですわ


今日は午後6時から大手町のKDDIホールで
第26回食道癌集学的治療法検討会が行われます。

テーマは「食道腺がんの集学的治療」

ということで、日本ではあまり話題にならなかった
食道腺がん、進行がんをどう治療するか?の

議論がきけるので楽しみであります。


ボチボチ、更新していきますので

どーぞよろしく
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-02-15 15:18 | 集学的治療法検討会 | Comments(0)

3連休

家族サービスの旅にでます~

ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-02-09 13:16 | ひとり言 | Comments(0)

シンポジスト

春の内視鏡学会。

咽頭のほうはたぶん大丈夫だろうと思ってたんですけど

なんと「食道表在癌内視鏡治療後の長期成績」

のシンポジウムで

「食道表在癌に対するアルゴンプラズマ焼灼法の長期成績」



選ばれました~っ、、、ほんと??

初回治療例では今、狭窄の対応もケナコルトの登場と
ESDムコゼクトーム2のおかげでAPCの出番は少なくなった
んですけど


「ESDの時に穴があいてしまい、途中で撤退して帰って
きました、当方では内視鏡治療はできないので
手術を勧めています、
ご高診のほど、よろしくお願いします」

だったり

「分割EMRで切除しましたが、周りにもまだら不染が
たくさんあって、瘢痕の周囲からSCCがでました」

だったり


「ESDで取ろうと思うんですが、憩室のわきにあって
穿孔が心配です」


うーん、、こまったな的状況

PDTがよくて、放射線がよくて、陽子線がよくて

なんでAPCはいけないの?


上皮をやいてはがして、さらに筋板をやくので
導管内進展だってやけるんです

APC-SEAならよかんべっ

の長期成績ですから


「ESDで一括でとりました」とは異なる立場です

一対一対応がものすごく大事、初回治療例では
極力そうしよう

と思いつつも

臨床例では、そうはいっても、いろんな厳しい条件下

俺は数々の表在癌を焼いてはがして
また焼いてきたんだ、、、

結果はものすごくよかったんです。

発表だけじゃなくて
英文にしなきゃ

誰も相手にしてくれないよ

がんばろっと。
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-02-09 06:53 | 内視鏡治療 | Comments(0)