<   2013年 11月 ( 27 )   > この月の画像一覧

中咽頭癌

小倉にとって巨泉は司会者としての「恩師」ともいうべき存在で、28日に自宅と思われる場所を訪ねて見舞うとともにインタビューした。

 会ってその顔を一目見るなり「元気そうじゃないですか」と安心した小倉に、巨泉は「元気、元気、まるで元気」と逆に小倉を励ますように答え「21日に手術して今日退院だもん。すごいよね、日本の医学も」と、これまでと変わらない口調でしっかりと話した。

 巨泉の説明によると、最初に異常に気づいたのは今月2日。大好きなアメリカンフットボールの中継を、机にヒジを突きながら見ていたところ「右耳の下になんか丸くて小指の先ぐらいのがプヨプヨしてんだよ」。すぐ夫人を呼んで「俺、こんなところに何かあったか?」と尋ねたが、夫人も言われて初めて分かったことで驚き、病院で検査を受けることになった。

 その検査結果が出たのが10日。右の扁桃への咽頭ガンでステージ4、リンパ節など4カ所に転移していると告知された。

 自覚症状が全くなかった巨泉はその際、「(異常に気づいてすぐ)検査してもうステージ4ってのは、それ以上の早期発見ってないんですね」と医師に絡むように尋ねた。医師は「残念ながら(それ以上の早期発見は)難しいですね」とだけ答えた。

 その後の展開は早かった。20日に入院し、21日には手術。その結果、転移は4カ所ではなく7カ所に及んでいた。

 手術では転移した部分を切除し、原発部位である咽頭は放射線治療で取り除くことになった。咽喉を切除すると日常生活に多大な影響が出ることと、ウイルス性ガンであることから、放射線治療が有効だという。

 小倉のインタビューを受けた28日の退院は一時的なもので、来月には再入院して治療に取り組むことになる。

 小倉によると、巨泉は放射線治療に備えてマスクやマウスピースも用意、1回15秒の照射を32回受けることになるという。

 巨泉は小倉に「うまく生き残れば傘寿のパーティーをやりたいんだよ」と希望を語り、小倉は「みんなで悪口言うから覚悟しておいて下さいよ」と励ました。



ケン三郎思うに、扁桃はもともと大きなリンパ組織の
塊で、そこに出来る癌の診断は、炎症なのか癌なのか
の判断が難しく、また観察がしにくい部位の1つでも
あります

リンパ節に飛んでから初めて診断できるもの
も少なくありません

原発がちいさくてリンパ節転移の方が
大きいこともある
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-11-29 21:32 | がん患者学 | Comments(0)

verrucous carcinoma

白くて,疣みたいなとげとげがあって

発育は遅く

でも一度見たら忘れない

しかし今回の食道色素、

「新年会の時期にぶつかって
なかなか都合がつかない」

「もっていくには画像がイマイチで
ボコボコにされるかもしれない」

「裏を取って出せるかどうか吟味中」

などなど、温かいお返事頂きました。

いやいや、このクソ忙しい時期に
わざわざ持って来て頂けるだけでも
有り難いし

どんだけ食道の診断が好きかと。

持って行くからにはきちんと議論が
できるものを提示しないと、、
お気持ちよ〜くわかります。。

全国の食道癌専門施設の皆様
ご協力を誠に有り難うございます〜


ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-11-29 21:12 | 食道色素研究会 | Comments(0)

演題募集

食道癌の症例をたくさん持っている施設

ESDをたくさんやった

手術をたくさんやった

放射線をたくさんあてた

そういう施設は経験が少ない人に
教える義務があり

「症例持ってるけど、学会にはださない
研究会には行かない」

それじゃああんまりなんです。

ランキング1位の名がすたるんです

みんな勉強したいし

稀な症例こそ、専門家の中で共有したいもの。

ESD100例やりました,

その中から教えてほしいんです
珍しい症例を。


第70回食道色素研究会
Japanese Research Society for Early Esophageal Cancer and chromoendscopy

第70回食道色素研究会を下記のごとく開催致しますので、ご案内申し上げます。

                 
事前検討会日時平成26年1月10日(金)13:00 ~17:00
会     場東京医科歯科大学医学部附属病院 症例検討室(B棟 5F)(予定)
研究会開催日平成26年1月11日(土) 9:00 ~16:00
研究会会場東京医科歯科大学 M&Dタワー2階 鈴木章夫記念講堂

主題  
「常識外れ」の食道病変


第70回と節目の開催にあたり、従来とは趣向を変えた主題としました。
食道疾患診療の中で、一般的でない症例を「常識外れ」と表現しています。食道悪性腫瘍の深達度診断・組織診断・範囲診断で臨床診断と病理診断が大きくかけ離れた非典型症例や、悪性例に限らず今まで見たことがないような珍しい症例等を集めて討議することで、食道疾患診療の興味深さや奥深さを再認識できる会としたい。


 
演題募集要項
抄録は所属・演者名・本文を400字以内で作成し、テキストファイルで添付して下記抄録送付先にメールで応募して下さい。尚、発表は各自ノートパソコンを持参して頂き、プロジェクター1台での映写発表となります。

締 切 日平成25年11月22日(金) 必着 

抄録送付先
食道色素研究会 事務局 (担当:滝澤優名)
東京医科歯科大学 食道・一般外科学分野
〒113-8519 東京都文京区湯島1-5-45
TEL:03-5803-5254 FAX:03-3817-4126
E-mail:sikiso.srg1@tmd.ac.jp


実はまだ8題しか演題が集まっていません

Verrucous carcinomaを実は集めたいんです

特殊型だとおもったらSCCだったとか

SCCだとおもったら特殊型だったとか

浅いと思ったら深かった、
深いと思ったら浅かった

「結果がわかってびっくり」

でいいんです。

そのびっくり度合いを教えてほしいし

見た事ない?知ってるこんな症例?

でいいんです。

ハイボリュームセンターじゃなくても
もちろん、いいんです。

勉強させてください。

お願いします!


ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-11-29 00:10 | 食道色素研究会 | Comments(0)

狭い場所の内視鏡診断

頸部食道癌は、それほど癌ができる場所ではありませんが

管がもともとすこし狭い場所であるため

内視鏡診断が難しいことがあります。


先日、術前診断だとおもって拡大内視鏡で精密検査をした患者さん。

SM3~MPと思って頸部食道切除
で入院していただいたのですが


経鼻内視鏡で検査しなおしたところ、


どうも前に見た時と印象が違う。


前回は椎体に押されて、腫瘍が上皮下にはっているようにみえた
んで

これは危険な1Sep 型だ、内視鏡治療の適応外

と思ってたんですけど


経鼻でみたら、あれ?

Ⅱc+’0-Ⅱa" MMくらいじゃない?

おいおい、深達度診断全然違うやないか、、、


と愕然。



経鼻内視鏡は、つつの狭いところで病気をより上から見下ろすような
形で見えるので

接線方向から診断する拡大内視鏡や通常径の内視鏡よりも
見やすいんでないか?


そんな印象に。


たぶん誰も気づいてないこと。



頸部食道癌の見方が変わるかもしれないっ~



検証すっぞ~っ 
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-11-27 20:07 | 診断の達人たち | Comments(0)

Robot like surgery

今注目のロボットライク手術

この手術は、食道外科医として一人前になる
ために

若い食道外科医が、熟練のベテラン医師に

「おい、そこ、反回神経っ、
ハサミが逆! ブレードの向きがちがうっ!」
とまさにベテラン医師の言うがママ

まるでロボットのように精密な手術が
繰り返され

罵声を浴びせられながら高い難易度の
手術を克服していくという

まさに、スクールウオーズ的な
ある意味ちゃぶ台ひっくり返し
巨人の星的な食道外科医養成手術


なんてことは実際にはありませんが。。。


ロボット手術が約12時間、
胸部操作時間、約6時間
かかるとされるのに対して

この手術であれば、ロボットの力を
借りることなく、うまくなりたい一心の
食道外科医が患者さんに術前から術中
そしてさらに大事な術後管理まで張り付く

手術時間も短いし
患者負担は軽く
コストもかからない

どんな名医も初めは素人

いかに、手技を盗んで
すくない数で技術を学ぶか

そして,偶発症にどれだけ
対応できるか


一度覚えたことは忘れないように
しなければ。。。


ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-11-26 00:20 | ひとり言 | Comments(0)

14回頭頸部表在癌研究会

今年最後の学会研究会発表が無事終わったんですわ

ケン三郎は下咽頭癌の術前診断には
下咽頭展開が必須で、これをやらないと
全体像が見えない病変もあります

全く見えず、展開法で見えたのが12例

ごく一部が見えて展開法で全貌が見えたのが22例

計34例は輪状後部、後壁の病変で
ここ2−3年で経験した
全下咽頭癌の約4割にあたります

もっとも病変の多い梨状陥凹で
癌を見つけるのは容易ですが

問題は見えない4割

検査をしても癌があるのに
見つけられません

ということもあります

残念ながら、内視鏡を握る医師
に充分浸透しているとは
いえないので、ある程度進行しないと
見つからないという現状。

この研究会で学んだ事を
是非消化器内視鏡医に伝えねば、、


ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-11-23 22:34 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

食道脊髄腔瘻

「食道脊髄腔瘻」

食道癌 術前に40Gyの放射線照射を行い
中下部食道切除、胸腔内胃管再建

6年後横行結腸癌にて手術

術後FOLFOX

肺転移をきたし、ベバシズマブ併用FOLFOX

発熱,吐気、嘔吐,下半身の脱力

頭部CTにえ水頭症、髄膜炎、脳質内気腫あり

その後の精査で食道穿孔、椎間板を介した
脊髄腔への瘻孔形成と診断した。

考察では抗がん剤、分子標的薬の
有害事象ってことでしかるべき所に
報告しました

とのこと。

ですが、、はて
食道穿孔して脊髄腔に通じるもんだろうか。

食道と脊椎って離れてるから
食道大動脈瘻や気管気管支瘻、肺瘻はあっても
脊随腔瘻って聞いた事ないけど。。

放射線照射の晩期障害ってことは
ないだろうか、、

化学療法のせいだけじゃない
ようにも思えて

頭の中で???

質問しとけばよかった

これも自分の経験にはないこと

あらゆる事態を考えておかねば、、、




ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-11-23 00:00 | 食道稀な症例 | Comments(0)

Y型胃管バイパス

切除不能進行がんで
ケモラジ選択中

肺と食道がつながりました

患者さんは食事がとれません

いかがしましょうか

というとき。

3ヶ月以上の余命が見込めるなら
迷わずバイパス術ですが

「え?どうしてバイパス術したんですか
うちならステントでしょう?」

とおっしゃる先生がいて

そうか、そういう考えの方もいるんだ。

ケモラジの効果、よく効く人は
ものすごくて

半年もたないだろう、という方でも

食道と気道系に穴があきました
がその穴も塞がって元気に食べられて
います、という方もいる。


なのでもし、この食道癌が
治るかもしれない、と思いを巡らすなら

食道バイパスをまず置いて
食べられるようにして

それからケモラジを完遂し

最後に残った食道だけ取りに行く

あるいはCRを維持している
とすれば、バイパス+CRTで
様子を見る

という治療選択もある。

多分、「ステントを」

という医師はそこまでうまく行かないだろう
とおもってて

余命は1−2ヶ月だろう
だから一刻でも早く食べられるように
してあげたほうがいい,軽い負担で。

なる悲観的な考え。

ケモラジ後のステント
よほど状態が悪い人なら
考えるけど、、


あなたなら攻める? 守る?



ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-11-22 07:37 | 切除不能進行癌 | Comments(0)

Aeromonas hydrophila感染症

食道癌で手術を受ける時

体に大きな負担がかかるので

普段はかかることのない感染症に
かかることがあり

今回の学会では
Aeromonas hydrophilaという
グラム陰性嫌気性桿菌
(河川などに広く分布する常在菌)
が、術後1日目から皮膚創傷部の壊死性筋膜炎
をきたし、あっという間に亡くなった
という報告がありました。

術直後から高熱、1日目に
前胸部,頸から顔面の広範囲の膨張と黒ずんだ
皮膚、紅斑と血性の水泡形成

いわゆる「人食いバクテリア」
による敗血症

肺炎やら縫合不全などよくある問題であれば
対処の仕方も慣れていて、どうすればよくなるか
の手だてを考えられますが

どうしてそんなことが起きるの?

っていうこれまで経験したことがない
ような問題の場合は

「稀な疾患が思いつくかどうか」



「いかに早く適切な治療が選べるか」

しかし、結果を知っているから
いえるわけで

自分が果たしてその場に立ったときに
できたかどうかは分からない


医者として、うまく行かなかった
患者さんをみんなで共有するのは
ものすごく意味のあることで

次、もしそういう患者さんに
当たったときに対応できるようには
しておきたい


手術にリスクはつきものだけれど

日本の食道外科医はホント、みんな
頑張っています

ってことを再認識した次第です。

ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-11-21 22:50 | Comments(0)

緩和ESD

手術はとてもできません

放射線は二度と当てられません

ホスピスを勧めます

「もう治った」はずの食道癌が
局所再発し、

患者さんは,急に食道癌の怖さを
思い知ることとなる

外科医が、サルベージ手術を
リスクがあるからやらない
といえば、ますます手がなくなる

あるいは、すでに遠隔転移があって
根治手術の適応はないという
状況の患者さんも少なからずいる。

放射線照射後の再発のスピードは
一般的に早いといわれ

治療のタイミングを逃すと
もう後が無い、ということもある。


いろいろ患者さんをみてきて

簡単に手術を選べない人がいる


「手が無い」と言われる程酷なものはない。

筋層浸潤が疑わしいからESDも
やりません

というのではなく

治るかどうかは別として

目の前にある癌を外に摘出することは
少しでも時間を稼げるかもしれない

「緩和的ESD」

という言葉があるかどうかわかりませんが

PDTと並ぶ選択肢の一つ。

チャレンジですばい。

ぽちっとな
[PR]
by kenzaburou41 | 2013-11-19 00:20 | 緩和ケア | Comments(0)