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第157回南薩胃腸疾患検討会

第157回南薩胃腸疾患研究会

本日PM6時50分から

南薩医師会館(南さつま市加世田村原1−3−13)

にて

古畑ケン三郎先生の
「咽頭食道がんの早期診断と内視鏡治療」
の凱旋講演がございます。

ソチでのあの金メダルの滑りを実現?

笑いと涙と汗と酒と食道癌

感動の経鼻内視鏡画像満載です

お近くの先生、是非お越し下さい〜

おじゃったもんせ〜っ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-02-28 07:23 | 講演録 | Comments(0)

EMR全国3位

週刊朝日の
「手術数でわかるいい病院2014」
が今年も発売され。

ケン三郎の施設は 手術数が減り

内視鏡治療が全国10位にランクイン~っ

昨年の13位から赤丸急上昇中

しかもEMRの症例数が全国3位と
ついにベスト3入り!

やっぱりEMRだよなあ、
簡便だし、穴もあかないし
15分で終わるし

3日で退院できるし

ESDが全盛のいま。

EMR0って施設もある。

うひょ~っ

まさかEMRが売りになる日がくるとは。

さあて明日はいよいよ鹿児島での講演で
スライドもできあがったし

精一杯がんばろうっと。
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by kenzaburou41 | 2014-02-27 23:51 | 内視鏡治療 | Comments(0)

ざる検診

検診がある、という国,日本。

やっぱり、いい国だとおもう。

検診を受けて治療が必要ないもの
まで治療して命を落とすというけれど

大多数の人は、救われてる

ではもっといい検診を作ろうではないか

ってのが
「扁平上皮癌検診協会」

口腔外科、耳鼻科、頭頸部外科、食道科が
一同にあつまり

胃癌ばっかりひいきしてないで

おれたちにも検診やらせろ!

と訴える

b0180148_21193385.jpg


この中で、一番心配なのは
大吉さんだ。

なぜかってーと
お酒をのんで赤くなり
だんだん酒が飲めるようになったからだ

さあ、みんなで国を動かすぞっ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-02-24 21:27 | 食道癌になりやすい人 | Comments(0)

がん放置療法

近著『医者に殺されない47の心得』が108万部のベストセラーになっている医師の近藤誠さんは、25年間、独自のがん治療法を訴え続けてきた。

「初期であろうと末期であろうと、がん患者はなるべく臓器を温存したほうが生活の質も上がり、むしろ寿命が延びる」──それが近藤医師の考え方だ。さらに、がん検診について、すればするほど、がん患者にされてしまう。誤診や、検診による大量の被ばくにも大きな問題がある。がん検診をしても寿命は延びない、とその不必要性を説く。

「がん検診をすると、患者にされてしまう可能性があるので注意が必要です。例えば日本では、胃がん細胞が上皮内にとどまった状態の非浸潤がんでも、がんと診断されます。しかし欧米では、周囲の健康な組織までがん細胞が浸み出すように増殖した浸潤がんのみをがんと定義しています。欧米では認められていない8~9割の症状を、日本ではがんと言っているのです」(近藤医師、以下「」内同じ)

 がんと診断されると、医師の勧めで手術や抗がん剤を施されることが極めて多い。また、がん検診は誤診も問題にされてきたが、近年は「検診自体に意味がない」というのが世界の医療の潮流だという。

「がん検診したグループとしないグループの死亡率には、変化がないというデータが出ています」

 CTやPET検診は放射線の被ばく量が多く、それが発がんの引き金になるという指摘もある。

 中村勘三郎さん(享年57)は自覚症状がない状態で人間ドックに入り、食道がんが見つかった。すでにリンパ節への転移があったが、食道全摘手術を選択。誤嚥により肺炎を併発、亡くなった。「検査でがんとわかり、手術を行ったことが死期を早めた」というのが近藤医師の意見だ。





食道癌がみつかって、

「放置しても大丈夫でしょうか?」


「近藤先生の言うとおりです、大丈夫です」


とは、なかなか言えないものです。
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by kenzaburou41 | 2014-02-21 15:53 | 食道癌にかかった芸能人 | Comments(0)

バレット食道癌の内視鏡治療

バレット食道癌は食道癌なのか
それとも胃癌なのか

もともとは食道だったのが胃の円柱上皮に
置き換わったんだから

食道癌やろ!

いやいや、胃に置き換わってるんだから
胃癌だろ!

胃が専門の人が、「バレット食道癌は腺癌だから
胃癌ですよ」という人は聞いた事無いし

やっぱりその名の通り食道癌なのだろう

酸逆流、ヘルニア、逆食炎、SSBE、バレット食道癌

アルカリ+酸逆流、LSBE、バレット食道癌

日本人にはそう多くないけど
欧米に多いのでこの病気はとても注目度が
高い。

日本人がいくらアメリカで扁平上皮癌の
話をしても、大きく扱われることはない

逆にバレット食道の早期癌を内視鏡治療で
切除した、成績がよかったというと

「それどうやって見つけたの?治療法は?」

と注目される。

さて、どこまで内視鏡治療でいけるんでしょう?

ケン三郎の38例の表在癌の経験
(食道扁平上皮癌に
比べたらうんとすくない!)
ですと

「大きさ25mm以下、深達度SM1より浅く、
分化型で脈管侵襲陰性」
なら転移0%

この条件から外れると16.7%の転移(3/18)
あり

また200μmより深いSM2癌だと16.7%(2/12)
の転移頻度で

どうもこぶりなSM1までは
内視鏡治療やってもよさそう

という結果でした。


これを全国集計して
「内視鏡治療やってもいい条件」を
多数例で検討すると、そのうち
バレット食道癌の内視鏡治療適応
が定義されて

「経験がすくない施設がどういう
治療法を選択すべきか」の指標になる。


まだまだ分かってないところがたくさん
あって興味がつきないんですわ

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-02-16 22:27 | バレット食道 | Comments(0)

同時性4重複癌

食道癌の患者さんの3割に他臓器重複癌が
生じる。

最も多いのが胃癌と口腔咽頭癌だ。

食道癌が進行癌で,下咽頭癌もあって胃癌もある

胃癌は早期だけどporsigで体部大弯にある

下咽頭癌は上皮下浸潤癌で、1000μはありそう

一つだけなら、治療法を立てるのが
あまり悩まないが

これが3つもあるとなると、
悩ましく

「ケン三郎先生の所はきっと
そういう患者さんの経験多いでしょうから」

と相談される事も増えて来た。

責任重大っ

「ついでに肺がんもあるけど
そっちは長期生存できそうです」

え?そうなの??

食道癌は侮れない

他の臓器の癌が出来る事も多いので

膀胱癌、腎臓がん、膵臓がん、
前立腺癌

ありとあらゆる臓器をケアせねばならん

そしてそれは
解くのが難しい難問で

個々の状態にも左右される。


医者も悩むのだ

「どうしたら一番いい結果がでそうか」と。

1つ1つクリアしていかねばなんねっ。


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-02-14 23:50 | 他臓器重複癌 | Comments(0)

食道粘膜下層の厚さ

食道癌内視鏡治療の相対適応、SM1

手術材料だと粘膜下層を3等分して
上3分のⅠまでがSM1

ESDEMR標本だと、筋層までとらないので
3分のⅠがどこか分からないから粘膜筋板
からどれくらい深いかを計って
決める。これが200μmまでがSM1。

どうやってきめたかというと
食道切除検体の粘膜下層の厚みを計ると
600μm程度だったので
その3分のⅠが200ということで
決まったらしく

しかし粘膜下層の厚みは
食道腺のあるところとない所で
厚さが違うとされ。

食道腺ありのところだと過去の報告では
923μm±341
食道腺なしだと
640±287μm

そのほかにも720だった、600だった
といくつか報告がある

ってことは、900の3分のⅠ、300
はESDだとSM2

手術検体だとSM1

まさにこの辺のことが診断がすごく難しい

拡大内視鏡でSM1とSM2の区別が
つくのか?

が現在の臨床の課題であり

場所によってもSM層に
ばらつきがある

一般的にはこう読むんだけど
粘膜筋板がめちゃくちゃ頑張ってMMどまり
とか

めっちゃくちゃ浅そうだけど筋板が
あっけなく突破されててSM2とか


100%診断できるほうがおかしいわけで

多様な病気と,臨機応変に向き合う
ってのが正解のようでございます


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-02-11 22:09 | 食道の解剖 | Comments(0)

半夏厚朴湯

半夏厚朴湯の歴史はふるく、1800
年前の歴史書に

「婦人、咽中炙れんあるがごときは
これを主る」とある。

炙れんとは「あぶった肉」のことで
これがのどにつまっているような感じを
訴える場合に半夏厚朴湯がよく効くと
いうことらしい。

江戸時代になるとこれが梅の種が
のどに引っかかったような感じ
=梅核気
と表現するようになり

現在ではヒステリー球といわれたりする

漢方ではのどのつまり感は
「気が滞り、痰湿を生じ
気と痰がいりまじって咽喉に凝滞した」
ために生じたと考えられている。

「気合い,気力」の気が停滞した=「気うつ」
といい、車でいうとエンジンの部分にあたる

うまく作動しないので,肺が機能せず、
痰が生成され、
詰まったように感じる、ということらしい。

病気は気から、といいますが
気の停滞は万病の原因。

こうした症状も
「食事はとおるが空嚥下しにくい」
「薬をのむとのどにひっかかる」
「切羽詰まるとのどが苦しく息ができない」
「のどが狭い」
「内視鏡は受けたくない」
と、その時々で表現が変わるのが特徴。

病気は気から、ということで抗不安薬を
のむと、眠気や脱力が生じ依存性が
生じ易いかつ、薬をやめると再燃する

といわれており

一方で半夏厚朴湯は副作用がほとんどない
とされまた薬をやめたとたんに再発すること
もないという。

またこの薬は男女とわず有効


内視鏡で舌根がむくんでるときは
これがよく効くらしいです


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-02-11 20:59 | 漢方 | Comments(0)

難治性乳び胸

食道癌術後難治性乳び胸の治療の1例

C型肝炎あり、食道亜全摘後縦隔胃管再建後。

4種類の治療に抵抗性で、
最後の手として奏功したのは?

1 絶食、IVH 2週間まったけど一日1L近く
出る胸水。やっぱり肝臓悪いし、、、うーん

2 右開胸にて胸管結紮したが逆に胸水が増量
1日3L近くに、、、

3 胸膜癒着術(ミノマイシン、OK432)を
計8回行うも効果なし

4 シャント増設(胸腔〜鎖骨下静脈、
胸腔〜腹腔)をおこなうも胸水は一日1500ml
と依然として多く

さて困った,,,
それまでに
リンパ管シンチは2回行っているが
明確な漏出減が特定できない、両側の胸に漏れ出る。

「漏出部位の特定が困難な難知性リンパろう」

つまり、どこから湧き出るかが分からない、
手術で止めに行ってもじわじわと漏れる
リンパ液

どうしたんですか?
最後の第5番目の策は??

術後90日目に足背のリンパ管から
リピオドールを8ml入れました、
すると横隔膜近傍まで描出されたけれど
漏出部位の特定は困難でした。


しかし、このリピオドール造影で
リンパ漏はピタリと1週間でとまり
この検査から1ヶ月後に退院できたそうです。


「乳び胸に対する治療としてリンパ管造影
合併症対策として広く応用されることを
期待する」とかいてある。

きっと患者も医者も大変苦労したんだろう、
退院までに術後4ヶ月
もかかっている

うまくいくはず、次はうまくいくはず
と治療を重ねるけど結果がでない

医者に対する不信感、食事が始まらない
ことへのいらだち、あせり。


足背でリンパ管を探すは結構大変で、
見つからなくて結局断念した、という
こともあり、誰でも簡単に出来る検査
ではないということ

別に足のリンパ管を造影する必要はないので
そけいぶのリンパ節を探して、そこから
注入するとうまくいくことがあること


しかし、治療に困ったな、、という
場合には頼りになる治療のようです


やってみてはいかがでしょうか

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-02-11 11:07 | Comments(0)

下咽頭造影法

研修医のときに上司が
下咽頭〜食道入口部のバリウム検査をしていて。

そのときの撮影法のメモが
今も手元に残っている

「大きく息をすって、はいて
鼻をつまんでプーッと頬を膨らませる」

そのとき、口の中で前歯にベロがつくように
するとよい

と書いてある。

やってみると確かに頬がより膨らむ

お〜っ
まさにこれがmodified Valsalvaではないかっ〜

経鼻内視鏡を握る人なら
誰でも知ってる知識になりそう〜っ

明日からやってみよっと。

研修医諸君。

手技や知識を増やすためのコツをしんぜよう

人は3ヶ月後に覚えた事をどれくらい
覚えているか、

講義を聞く 5%しかのこらない

読書する  10%しかのこらない

音読をする 20%

人と議論する 50%

見聞きしたことを実践する  75%

そして、一番覚えているのは?


「他人に教えることができたとき」は90%だそうだ。


メモれ、コピレ、そしてソレを
研修医仲間に教えればいい〜っ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2014-02-11 09:50 | 診断の達人たち | Comments(0)