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勧誘

内視鏡の進歩が目覚しく

過去にはきっと見落としていただろう早期癌が見つかるようになり

画像強調法もついて、検査が楽になった

とはいえ、進行がんになってから来院する患者さんが

減ったかというとそうでもなく

なったかたをいかに治療し、いい状態で維持するかが
大事で。


内視鏡をまるで聴診器のように扱い


目で見て診断して早く不安を取り除く

自分で病気をみつけてそれを治すという
やりがい


「私も外科に興味あります」という医学生に
いかに魅力を伝えられるか

いやあ、食道外科医って勧誘下手なんですよ〜

世界一勧誘が下手。


食道外科医は胸部外科医でもあり消化器外科医でもあり頭頸部外科医でもある

その3つの領域をこなせる職業って、なかなかないんよ〜


う〜ん、勧誘難しいっ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-06-30 22:50 | 研修医のみなさんへ | Comments(0)

今月の成績

今月の拾い上げ成績。

食道がん4例

胃がん 1例

喉頭癌 1例

下咽頭癌 3例

計9例。

う〜ん、二桁には届かなかったか。

情熱大陸はまだまだ遠いっす。


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-06-29 22:54 | 情熱大陸 | Comments(0)

取材

今日は報道関係の方から取材をうけたんで

いやあ、食道がん患者に経鼻Valsalvaが
大きなwaveですよ

とマイブームの話を伝えたんですわ

話半分、取り上げてくれるかの可能性は
低いけど

もし取り上げてくれたら、きっとあの患者さんも
この患者さんも自分の身にふりかかった
窮地を証言してくれるかもしれないし

これがきっかけで全国にその検査法の
普及ができればすげえな

と思う。

患者さん、医師、看護師、技師さんみんなが
同じ方向をむいて取り組んだ医療を変える第一歩。

取り上げられる可能性はほぼ0
に近いけど

変えるのは患者さんの声

どうしてこの検査法を勧めてくれなかったのか。

さあ世の中の内視鏡を
変えていきますよ〜

まだまだこんなもんじゃ死んでも死にきれねえっス

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-06-28 23:50 | ひとり言 | Comments(0)

病型が変わらない?

昨日は頭頸部表在癌研究会で転移のあった頭頸部表在癌、広い表在癌を
テーマに15題の演題がエントリーされて全国津々浦々からこの領域の
専門家が集まったんですわ

ケン三郎の施設から3演題がエントリー、おそらくこれまで経験した症例の数は
276例443病変で全国2位??

1位はこの領域の第一人者の先生で、600病変越えの経験、それに次いで頑張ってるという
という立ち位置ですわ

あいかわらずケン三郎は下咽頭観察におけるValsalva法の
有用性を説いてきたんですわ

左が展開前 右が展開後

展開してもしなくても病型はかわらない?というけれど
全然見え方が違うんですわ

b0180148_7384654.jpg



転移のある病変はほとんどが隆起型を含む病型ですわ

ですからうんと引き伸ばして、厚み、硬さの残る場合は要注意ですわ

しかしいまや筋層浸潤があってもELPSで筋層をつけて
切除にトライしています、という施設も中にはある位

この領域の治療選択は変わりつつあるんですわ

とった後も頸部エコーで危ない症例は3ヶ月おきにチェック
してます、と転移が出てきてからいよいよ治療
というスタンスもありうるようですわ

食道癌患者さんは食道がんが治っても
極めて頭頸部癌になるリスクが高い集団ですわ


検査をうけるときはValsalva法をお願いするのがこれからは常識ですわ


全国津々浦々に広めるには患者さんの声が一番ですわ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-06-26 07:56 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

歴史的一日

今日は経鼻内視鏡+Vasalva法を都内で食道癌のハイリスク患者さんに
とりいれた聖路加国際病院で記念すべき特別講演に行ってきたんですわ

うちの看護師さんや、内視鏡室をやめた看護師さん、技師さんも
きてもらってて。

聖路加の看護師さん、技師さん、内視鏡医と一体になって経鼻内視鏡
に取り組む姿は食道癌患者さんにとっては理想的で

ああ、全国の内視鏡センターが食道癌ハイリスク患者さんに
こういう取り組みをしてくれれば
もっとたくさんの咽頭癌が早くみつかるのに

と羨ましい限りで。

この取り組みをするきっかけになったのが実は
食道癌のブログの読者の聖路加にかかりつけだった患者さん。

その患者さんが、なんと今日の講演にもかけつけてくださってて

「私のような患者を二度と経験しないために、
聖路加の先生がすぐケン三郎先生のところに行って
とりいれて、こういう取り組みをしているのは素晴らしい
なかなかできることじゃない」

患者さんが講演にかけつけてくださって
しかもコメントまでいただける

こんなありがたい話はない。

全国にもしかしたら同じような食道癌を患って治ったけれども
経口内視鏡で寝かされて食道入口部を素通りして観察
されてる患者さんがいるかもしれない

頻度は低いけど、そこに進行癌ができて
仕方がないですね では済まされない

しかしこのブログのおかげで
こういうつながりもでき

全国に発信できること、これ喜びで。

ますますがんばらにゃあ〜
歴史的一日ですわ

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-06-25 00:03 | ELPSでのどを守る | Comments(1)

頭頸部表在癌研究会

そして明日は築地の国立がんセンター中央病院で
頭頸部表在癌研究会が開かれます。

なんと内視鏡の師匠が、一般演題で
何十年ぶりかの?エントリー

おおっ抄録のトップに師匠の名が。。

気、、気合はいってる、、、

こっちも本気でやらなきゃ
やられるっ


といま必死こいてデータを解析中。

まだまだあと1日ある。

明日は築地でお会いしましょう

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-06-24 06:15 | 頭頸部表在癌研究会 | Comments(0)

聖路加講演

本日は都内で経鼻内視鏡+Valsalva法のスクリーニングを
いち早く取り入れた聖路加国際病院2Fにて
ケン三郎の特別講演があります〜(19時〜)

大酒家には拡大?いやいや時代は経鼻ですよ

といい続けて、一施設の内視鏡のやりかたを変えた
歴史的な一歩でございます。

この取り組みが全国に広まりますように

いざっ。


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-06-24 06:10 | 講演録 | Comments(0)

20年に1度

食道癌術後の残食道に

逆流性食道炎をくりかえし

酸につよい円柱上皮に扁平上皮が置き換わる

バレット食道ができあがる

しかし、そこからバレット食道がんができること
はごくごく稀である

20年医者やってるがそんなバレット食道がんはみたことない

と思ってたら。

ついにやってきました、残食道のバレット食道癌。

20年に1度のケース

食道を専門にするものとしては
これは経験値がぐんとあがります。

いい治療して笑って帰ってもらえますように

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-06-22 00:11 | バレット食道 | Comments(0)

非拡大でどこまで見える?

お便りありがとうございます。

最近カメラがよくなって、今までスルーしてた
はずの淡い発赤がNBIやらBLIでぼんやり
ブラウニッシュエリアにみえることがあります

でもよーくみると境界がぼんやりしてて
白色光にもどしても、周りと比べてわかりにくい

淡い発赤のなかの
つぶつぶした血管が増生して見えても
背景の血管も病変で途切れずに透けて見える

こーしたのはスルーで良いと思います

扁平上皮がんの初期像の特徴は

「正常血管透見の途絶
領域のある発赤
微細な小白苔付着
発赤内の異常血管増生」

この4つが主ですので

検診レベルでどこまであなた危ないよ、
というかは

患者背景にもよると思います。

「いかにも、お酒飲んで赤くなり、
お酒をこれから全くやめる気のかけらもない
55歳以上の男性」

であれば、5年以内に確実にがんができるかも
しれないから酒を減らしましょうと進め

その数年の間にがんがでたとしてもほら、いうとおり
出てきたでしょうと注意を促す。


癌を早くみつけるのももちろんですが

「癌ができそうな人に注意喚起する、
リスクの高い人に情報を直接伝える」
のが検診の主な目的ですので

全くお酒も飲まない、タバコもすわない女性
でもブラウニッシュエリアがみえる

もちろん、白色光で先ほどの4徴をみたせば
癌を強く疑い
積極的に専門医へ送るがいいですが

はっきりしない場合は
あまり気にしなくていいでしょう
おそらく炎症でしょう、と伝えていいのでは
ないでしょうか。

5mmの病変がたとえ癌であったとしても
2−3年はEP-LPMでとどまっていますから

検診をうけるような健康に気を使ってるかたなら
内視鏡治療で治る段階
で拾い上げはできると思いますし

白色光、非拡大でどう癌が見えるのか
をインプットしておき

そうでないものと比べて目に焼き付ける

NBIをつかえば楽ですが

楽するとNBIのついていない古い内視鏡を握った時に
病気をみつけられず
診断能は確実に落ちていきます。

脱NBIの時代、探そうとする気合いを持って
がんばりましょ〜

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-06-19 23:23 | 経鼻内視鏡 | Comments(0)

熱いもの、辛いもの

AFP=時事】国連(UN)のがん研究機関、国際がん研究機関(IARC)は15日、非常に熱い飲み物は食道がんの要因に「恐らく」なるとの研究結果を発表した。一方、関連性が疑われていたコーヒーについては「通常提供される温度」で摂取すれば、これまで考えられていたような危険は見つからなかったという。

 IARCは、コーヒーとマテ茶のがんとの関連性をめぐる科学的な研究1000件以上を精査した。IARCのクリストファー・ワイルド(Christopher Wild)氏は、その結果として「非常に熱い飲み物をが食道がんの考えられる原因の一つであり、原因となるのは飲料そのものよりも、その温度である」ことが示唆されたと述べた。

 コーヒーとマテ茶は、前回の評価が実施された1991年以降、「ヒトに対して恐らく発がん性がある」に分類されていた。だが、IARCによると、その後に集められた証拠では、コーヒーにもマテ茶にも、がんリスクを高めることとの関連性は見つからなかった。

 その一方で、65度以上の温度で飲み物を摂取した場合に、食道がんの原因となる可能性があることを示す証拠が一部で見つかったという。「65度以上の非常に熱い飲み物を飲むことは、ヒトに対して『恐らく』発がん性があると分類された」とIARCは述べた



最近、お酒もタバコもやらないという高齢の女性が
いや実は、あっついお茶が大好きなんです

という。


それもありかな。


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-06-15 22:30 | 食道癌になりやすい人 | Comments(0)