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ガイドライン

頭頸部がんのガイドライン2013年度版

早期下咽頭がんにおいて喉頭を温存する治療方針は推奨されるのか?

推奨グレードB 

:根治照射あるいは喉頭温存手術のいずれかをここの症例に
応じて選択することが推奨される


とあり。かつ

「放射線治療は年齢や全身状態にほとんど制約をうけないため
広くおこなわれ、潜在的頸部転移にたいする予防的頸部照射を
おこなうことにより良好な局所制御喉頭温存率と生存率が報告されている」


とある。


口からがんを表面から削りとる治療が普及している
とはいっても、ごく一部の施設でしかまだ
治療をうけられないということで。

ガイドラインに掲載されるのは最先端の治療方針ではなく
ある程度みんなに認知されてどこの病院でも受けられるように
なって初めて「ガイドライン」になるということ


いやいや、一晩で決着がつくかもしれない治療があるのに
なんでまた?

広く普及させるには、論文を英語でかき、学会で発表し、活動をするとともに

ブログで一般の人にも分かりやすく伝えるということ。

都知事選しかり、どうやったら共感が得られるか??

責任重大ですわ〜


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-07-31 23:27 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

最新データ

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当院の最新のデータをアップデートですわ

頭頸部癌とひとくちにいっても
口からのどから鼻からいろいろですわ


食道と関連が深いのは

1)下咽頭がん

2)口腔底~頬粘膜

3)中咽頭がん


ベスト3ですわ

おそろしく重複頻度が高いのは下咽頭と口腔底~頬粘膜でともに約6割の患者さん
に食道癌を重複ですわ

食道がんからみたら頭頸部癌になるひとは10人に1人だけど
頭頸部癌をみたら食道にもあると思え

がいまや常識ですわ

4位 喉頭癌

5位 舌癌

6位 歯肉癌

ですので 口腔外科との連携も重要なんですわ このうち舌癌は30~40代にも発症し
やや分類が違う印象ですわ


食道がんになる年齢は65歳 癌適齢期ですわ


この癌適齢期をいかにおだやかにすごせるか?


酒をのむと赤くなりだんだん飲めるようになった方は要注意ですわ

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-07-30 10:06 | 他臓器重複癌 | Comments(0)

鼻テクノロジー

最近海外の学会から
お前面白えことやってんな、こっちでも発表しねえか?

的な学会演題登録のメールが来て

いやいや登録するだけで10万円でしょ、渡航費、ホテル+飛行機
安くみつもっても20万でしょ。めし代とかお土産代とか
いろいろその土地でしかできない行事にお金つかうし、
その間バイトにいけないからうちの家計的にはマイナス50万

いやいやそんなお金ないですよ

学会に行ってもなあ、、

とおもって。

今日メールみてたら

International Conference on Nanotechnology Research

なる学会から招待状が。

ナゾテクノロジー?

経鼻ってこと?

いや〜そんな学会があるなんて

まさに〜食道癌、咽頭癌患者を救うのは経鼻内視鏡〜

ついにワールドワイド???

行きたいなあ〜行きたいなあ〜
場所はテキサス??

経鼻内視鏡を世界へ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-07-30 00:13 | 学会奮闘記 | Comments(0)

計画的ESD

学会で発表した全周性食道表在がんへの
planned ESDが

いいねえ、そういう考えもあるかね

断端陰性が当たり前だと思ってた

がんに切り込んじゃいけないとおもってた

そういう考えの方から絶賛され

反響も多々あり。

いやいやAPCで十分コントロールつきますから
EPがんは。分割で十分っすよ

とおもいつつ、今度英文化に着手。

果たして欧米の専門家に受け入れられるか

バレット粘膜焼いてるくらいだし
欧米のほうが受け入れてくれるかも。。

さああと1ヶ月以内に仕上げよう

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-07-28 00:36 | 内視鏡治療 | Comments(1)

医療経営管理学

国際医療福祉大学大学院 医療経営管理分野では、医療福祉管理学コース(通称:研究コース)に加え、2010年度から、高い経営戦略立案能力を有し、ヘルスケア分野の第一線で活躍 できる人物の養成を目的とした医療経営戦略コース(通称:h-MBAコース)を開講しています。 h-MBAコースのhはヘルスケアを意味し、このコース は、従来のMBA(経営学修士)を、よりヘルスケア分野に特化したものとなっています。看護師で経営を学びたい人を対象とした看護経営も包含しています。


何十年と医者をやっててだんだん年をとると、手術は円熟味を増すというが
臨床的には若い者がいろいろやってくれるので

若い時にできてたことがいま出来なくなっていたり

ああ、また若いときにもどっていろいろ学ぶってのも
なんだよなあ

なんて考えてて

ある雑誌をみてたら
「医療経営管理学」をまなんで修士をとった若いやり手の院長の話がかいてあった。

限られた医療資源、労働力のモチベーションをどう高め
そして利益をあげていくか

などの戦略を練る話

そうだよなあ、これからは医療の質もそうだけど
戦略が大事だよな

がん検診100%の必要は全然なくて

がんになりそうな人に検診を集中し

なりそうじゃない人はテキトーに

そういう振り分け学といいますか

これを早く学べばあなたも院長候補っ

ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-07-26 22:54 | ひとり言 | Comments(0)

聖域なき適応拡大

食道学会で、先人から一言。

ESDは「聖域なき適応拡大時代を迎えた」

いやいやきつい一言ですわ

なんでもかんでも切除できるからといって
適応をどんどん拡げていけば

本来根治手術で治る病気が救えなくなる可能性もある

そういう私も、ESDじゃ治らないかも、とおもいつつ
まずESDを勧めてしまうことがある

積極的に手術を最初から薦めるか?

心の中に聖域をもっておけ、ということ

しかと受け止めるんですわ

ぽちっとな

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by kenzaburou41 | 2016-07-25 21:36 | 内視鏡治療 | Comments(0)

抗がんウイルス製剤

がん細胞だけを破壊する特殊なウイルスを使った治療で、食道がん患者7人のうち5人で腫瘍が消えるなどの効果があったとする成果を、岡山大学のチームがまとめた。

 28日から東京都内で開かれる日本遺伝子細胞治療学会で発表する。

 ウイルスは正常な細胞では増殖しないため副作用も起こりにくいとし、2020年頃の薬事承認を目指す。

 このウイルスは、岡山大の藤原俊義(としよし)教授(消化器外科)らのチームが02年、風邪の原因となるアデノウイルスの遺伝子を操作して開発した。がん細胞に感染して増殖し、細胞を破壊するが、正常な細胞に感染した場合は自然に消える。

 また、ウイルスには、がん細胞が放射線などで傷ついた自らのDNAを修復する機能を阻害し、細胞を死滅させる働きもある。放射線治療の効果を高めることも期待できるという。



新しい治療法 よりよい時代へー
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by kenzaburou41 | 2016-07-22 06:30 | 新しい治療法 | Comments(0)

焼酎

鹿児島大大学院医歯学総合研究科の乾明夫教授らの研究グループは、本格芋焼酎に血糖値の上昇を抑制する効果があることを臨床実験で確認した。乾教授は「芋焼酎は(食事に注意すれば)糖尿病を心配する人たちでも比較的安心して楽しめる」と話している。芋焼酎はブーム時から比べると出荷量は減少しており、鹿児島県酒造組合は「アピール材料が増えるのはありがたい」と喜んだ。

 乾教授によると、臨床実験では健康な30代から50代の男女3人ずつ計6人が入院してビール、清酒、芋焼酎、水の4種類を、アルコール量が40グラムになる配分で1週間おきに1種類ずつ飲みながら夕食を取った。

 食事後1時間と2時間、12時間の3回採血し、血糖値を下げるホルモンであるインスリンと、アルコール濃度を測定した。その結果、6人の平均値で芋焼酎の濃度がいずれも低く、1時間後の血糖値では水が約50%上昇したのに対し、芋焼酎は約15%にとどまったという。

 血糖値抑制のメカニズムはまだはっきりとはしていないが、乾教授は「芋焼酎のこうじ成分が筋肉への糖の取り込みを促進するのかもしれない」とみている。

 今回の研究は2009年から11年にかけて行われ、結果は米国の科学雑誌に4月に掲載された。



逆の結果だったら、、、こわっ。 発表できないっ??
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by kenzaburou41 | 2016-07-21 00:15 | 食道癌になりやすい人 | Comments(0)

巨泉さん

2日に急性呼吸不全のため82歳で亡くなった大橋巨泉さん。広い見識、豪快なキャラクターでテレビ司会者としても親しまれたが、人生最後の11年間は、手術を4度も行うなどがんと闘う日々でもあった。

 最初のがんが見つかったのが2005年の71歳の時。5月に胃がんを患っていたことが発覚し、6月に米国で摘出手術。完治宣言を受けたが8年後の13年に中咽頭がんを発症した。この時も摘出手術を行ったが、昨年に今度は肺がんの手術を受け右肺の約3分の1を切除した。

 13年以降は転移を繰り返していた。昨年10月には左右両肺の間の縦隔にあるリンパ節2カ所で異常が発覚し、4度目の手術。退院の翌日にテレビ朝日「徹子の部屋」の収録を行うなど経過は順調だったが、今年2月には左鼻腔内に新たながんが判明。抗がん剤および放射線による治療を行いながらの闘病を続けていたが、力尽きた。

 妻の寿々子さんが20日に発表したコメントによると、今年4月からの3カ月は死を覚悟して、すべてを受け入れて文句も言わず、じっと痛みを我慢する毎日。今月に入ると眠る時間が長くなり、最後は眠ったまま静かに息を引き取ったという。



クイズダービー、ハウマッチ、40代にはTV界の巨人。
合掌。
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by kenzaburou41 | 2016-07-20 22:05 | 食道癌にかかった芸能人 | Comments(0)

ヨードがきつい

昨日はこのブログをたよりにやってきた患者さんの
経鼻内視鏡検査で

「いつもは口からで完全に寝てやってます」

という方の「初経鼻」

いつもは気がついたら終わってますVS

実際に自分の目で食道や胃や咽頭がどんな状態かを見ていただく
という患者さんへの教育実習。

「Valsalvaも中咽頭反転法も初めてです」

という患者さん

反射もすごくきついと言われてます、というので恐る恐る
万が一のための血管ルートを確保しつつの内視鏡

でも反転法で舌根から舌尖までぐーっと見えたし
Valsalvaもめちゃめちゃうまくて食道入口部が筒抜け

「お上手ですよ〜」と声をかけながら食道へ

実体験では行きの食道は結構辛いのですっと胃に入って
前情報の「ピロリはいない、萎縮なし」によりこのかたは胃より
「口腔咽喉頭、食道をじっくり時間をかけるべき」と次なるいよいよ
の食道に備える。

「鼻大丈夫ですか?寝なくても大丈夫そうですね」と声をかけながら
検査が進み、「ちょっと画面見てみません?」

今日の検査楽だった、と言われるには1分1秒でも早く終わるのが
いいのだけれど

「自分の胃の中を検査を受けてる最中に実際みたのは初めてです」

という体験を通して、患者さんが「咽頭や食道、胃をきらずに一生を過ごせること」
のありがたみを感じていただく

かつ、「ああ、やっぱりこれだけお酒を飲むと食道さんはいたむんや、悪かったなあ〜食道」
と、体験してもらう

これこそ、経鼻内視鏡の真骨頂。

じゃあ最後食道しっかり見せてもらいますよと
念入りによく見て最後にヨード

「うちのヨードは世界で一番薄い濃度です、0.2%」

サーッと撒布して BLIやLCIでもわからない異常を
拾い上げる

患者さん曰く、「思ったよりキツかった、、、でもヨードは薄く
て全然前の病院と違いますね、あれ、濃度が濃いと後が辛いんですよ
全国的に1%なんですか、、どうしてみんな薄くしないんですか、、」

ご、、ご苦労様でした。


こういう生の声を実際にきいて、また明日の診療にいかす

これが鎮静してただ口からサーっと内視鏡いれて出してだと
何も生まれないわな、、あああのとき経口から経鼻にシフトして
よかった〜と2008年の口から内視鏡をやめたときのことを思い出す。


そうだこのブログはもともと2007年から始めてた、
今は完全に消去されてしまったけども

あの頃の熱い思いを知ってる患者さんで。


大変こちらも勉強になりました

また「経口より楽でかつ精密」を極めたいと思います

有難うございました


ぽちっとな

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by kenzaburou41 | 2016-07-20 07:01 | 食道癌診断治療ガイドライン | Comments(1)