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見落とし

病棟の患者さんで、ふとよく見たような名前の患者さんが入院してて

はてなんじゃろなと思って
カルテをひっくり返すと
食道癌の治療後に胃癌が見つかって入院という。

ゲッ、このかた前内視鏡やってなかったか、、

と見直すとそこにはケン三郎の名前が。。。

見直してみると確かに撮影されて、小さな異常を
気にしてはいるが生検していない

ああ、これそうだったか、、、と反省する

うーん、この方除菌も勧めたのになあ、、

咽喉頭だけじゃなくてもちろん胃癌も心配だよな

こないだ除菌を勧めたら

「みんながみんな癌になるわけでもないのに
そんなの受けたくない、怖いんでしょ除菌って」
というおばちゃんに遭遇し

どこで聞いたか目の前のケン三郎のいうことは
ちっとも聞いてくれそうにない

かといっておばちゃんのいうことにも一理あり

癌が見つかるのもいろんな運もあるし

早い段階でみつかるひと、そうでない人

どっちにしたってできる範囲の治療を考える




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by kenzaburou41 | 2016-08-25 00:00 | 経鼻内視鏡 | Comments(1)

後出血

食道の手術

扱う領域が首、胸、腹と3つの領域に及ぶので

どこも気をぬけない

当たり前のように手術をして
いろいろ合併症は起こすけどもなんとか
回復して乗り切って無事に退院する

いろいろ怖い合併症ありますよ
と話しても、大抵の問題はクリアして元気になる


しかしながら、
術当日の夜に出血がおき、あれよあれよと
ショック状態に陥るという危険もはらんでいる
のが食道の手術。

胸を閉じるときは、時間がいくらかかってもいいから
じっくり入念に血が出てないことを確認する

ここをおそろかにすると
いっときの気の緩みが一生の後悔を生むことにも
なりかねん

「食道の手術」がうまくいくには
慎重に行くところは慎重に
簡単にできるところは簡単に

緩急自在であることと

ここぞというときのリカバリーショットを打てること


気合ですわ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-08-23 23:17 | 手術の合併症の話 | Comments(0)

次回のテーマ

第76回食道色素研究会 2017.1.13(金)-14(土)

主題:日本食道学会拡大内視鏡分類「B2血管」を再考する

井上・有馬分類をもとに日本食道学会から食道専門医だけでなく,一般内視鏡医も簡便に使用できることを目的とし,日本食道学会拡大内視鏡分類が作成され約4年が経過した.
現在この分類を用いた深達度正診率等に関して多施設共同前向き研究が進行中である.論文や学会・研究会等での単施設による報告では,B1血管の正診率は90%を越えるものの,ループ形成に乏しい異常血管と定義され,深達度MM/SM1に相当するB2血管での正診率はB1血管に比べ約60%程度と低い.
 自施設におけるdataではB2血管による誤診の多くは,病理学的深達度がpSM2であった.大腸癌深達度診断におけるInvasive patternを参考にB2血管の領域性に着目し,この領域性をいかにSM2癌へ結びつけることが可能かを検討したところ,約10㎜以上の長軸径の場合にSM2の可能性が有意に高い結果に辿り着いた.
そこで,第76回食道色素研究会では,各施設でB2血管と診断した症例をもとに,B2血管を呈した領域の長軸径と深達度診断の相関を多数例で検討したい.特にB2血管を呈した部位を含めた近傍領域において深達度がpSM2であったUnderdiagnosis症例が重要と考える.
B2血管の長軸径の測定は(最後に具体例を提示),NBI観察でのB2血管領域と新鮮切除標本や固定切除標本との対比に基づき,B2血管領域の最大長径を計測し,その病理組織学的評価を行う.各施設からは,このdataをもとに深達度MM/SM1とSM2におけるB2血管の長径の違いがあるのか,あるのならばどのくらいの長軸径ならばSM2を考慮すべきかについて検討いただき発表いただきたい.さらに各施設からはB2血管症例の長軸径とその病理学的深達度をアンケート用紙に記入いただき,代表世話人はこれらのretrospectiveなdataを集計し,食道学会拡大内視鏡分類に亜分類として組み入れたい.




次回はB2血管に迫ります。ご準備お願いします!
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by kenzaburou41 | 2016-08-20 13:32 | 食道色素研究会 | Comments(0)

MCV

MCVとは赤血球1個当たりの容積の平均値で、赤血球の大きさを判断するための指標です。多量飲酒によってMCV≥95fLに上昇することがしばしば見られます。アルコールや代謝産物であるアセトアルデヒドの赤血球への毒性に加えて、バランスの良い食事を摂らないことにより、赤血球を作る過程に必要なビタミンB12や葉酸が欠乏することなどが原因と考えられています。禁酒しても標準値に戻るまでに2~4ヶ月かかることが知られています。



採血でMCVをチェックすると、酒を飲んでるかどうかがわかる


外来の前に2−3日辞めても採血でわかってしまいます。
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by kenzaburou41 | 2016-08-19 23:34 | 食道癌になりやすい人 | Comments(0)

アクロサージ

外科手術に新しい旋風を巻き起こす」――。血液透析装置大手の日機装が、新たに外科手術用デバイスへ参入した。同社 代表取締役社長の甲斐敏彦氏は、成長が見込まれる医療分野で「血液透析以外の分野に事業を広げていきたい」と意気込む。「2025年には手術用デバイスの世界市場が4000億円規模になると予想される。2021年に世界市場に参入し、2025年には世界市場の25%にあたる1000億円を占めることを目標にしている」
 同社が市場投入するのは「外科手術用エネルギーデバイス」。外科手術において、組織の切除や止血を行う器具だ。今回、高周波電流や超音波を使う従来タイプとは原理が異なる、マイクロ波デバイスのエネルギーデバイス「Acrosurge(アクロサージ)」を開発。周辺組織に影響を与えない“焼きすぎない”病変切離と、高い止血性能を両立した。2016年8月から6カ所の医療機関で臨床試用を行い、2017年1月の発売を目指す


今年の食道学会でも話題となったアクロサージ

確かに、血がでないっ

5年後、10年後  外科手術の安全性が高まるのが楽しみですわ
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by kenzaburou41 | 2016-08-19 23:07 | 新しい治療法 | Comments(0)

さよなら電子カルテ

宮崎大学医学部附属病院は、マルチプラットフォーム型電子カルテ「Man・Go!」を開発、2016年11月の稼働を予定する。WindowsやMac OSのパソコン、AndroidやiOSのスマートデバイスなどさまざまなOSや画面サイズの端末で電子カルテを利用できる。特に、スマートフォンで電子カルテの「フル機能」が使えることを前提に構築した。

 実現を目指すのは、「病院ノマド(ノマドは遊牧民の意)」。院内・院外どこにいても必要に応じて電子カルテにアクセスでき、さまざまな処理ができる環境の構築だ。同病院 医療情報部 教授の荒木賢二氏は、第20回日本医療情報学会春季学術大会(2016年6月2~4日)のランチョンセミナー(インターシステムズ共催)でこの取り組みについて発表した



ついにきたか、ケン三郎がいつかこの日が来ると信じてた、
どこにいても電子カルテにアクセスでき、指示がだせる環境

いまは休日でもわざわざでかけて患者さんに
直接会って、医療端末を見に行ってデータを確認し
ああ大丈夫だった、と確認しなきゃいけない

けどそれも不要、必要かどうか、何か問題が起きてないかを
ある程度情報を集めることもできる。

そうじゃなきゃいかんでしょ

いつまで経っても「24時間365日医者であれ」
じゃあ。。。

これで患者さんの トリアージもできれば無駄な受診や救急車の搬送
も不要になるんですわ

それに加えて癌のリスクの高い方にも情報を伝え
必要なひとには受診を促す

必要のない方には医療費削減のためにも無駄な検査を
控えていただく


同じひとが何回も検査を受けるのではなく

必要なひとに必要な時期に効率良く検査を提供する


ビックデータの活用が楽しみですわ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-08-19 22:58 | ひとり言 | Comments(0)

休み明け

夏休みを終えて明日から仕事なんですわ


休み中、東北と九州には酒飲みが多いって本を読んでて

京都、奈良を中心にしてそこから離れるほど酒に強い説

1975年日本酒ブームが訪れ、そのころ20代だった
モーレツサラリーマンだった人々が、いま60代

酒飲んで赤くなりだんだん飲めるようになった60代

危険ですわ

日本酒ブームはその後ウイスキー、ビール、ワイン、焼酎、酎ハイとだんだん
度数の低い酒に移っていく


がしかし、1970−1980年は日本酒の消費量が年150万キロリットルを超えた10年。
いまは60万キロリットルだから約2.5倍の日本酒が消費されていた!

1985年くらいからその量は減っていくのだけれども。

進行食道癌の平均年齢がだいたい67歳だから 1950年生まれくらいが
いままさに食道癌適齢期。

同窓会があったら、この情報を回してほしいんですわ

あのころ、酒が弱かったのにいま酒すげえ飲んでる同期。

いますぐ内視鏡を〜


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-08-17 23:16 | ひとり言 | Comments(0)

ビッグデータ

食道癌になった人、これからなるであろう人

頭頸部癌になったひと、これからなるであろう人

そういう人の行動パターンを集積し

どこに集まるのか?

を分析

集まったところで、一斉検診を行い

食道がんの芽を早いうちから摘む

そして一度食道がん、頭頸部がんになった患者さんを

丁寧にケアしていく


ライフプランナー的な役割


医療技術がいくら進歩しても


抗がん剤がいくらいいのが出ようと


いい放射線治療が出現しようとも


できる治療には限りがあり


なりやすい人はわかったぞ、

じゃあ次の手をどうするか?

これを考える時代ですわ


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-08-12 23:15 | ひとり言 | Comments(0)

どや顔

治療がうまく行った時に

医者が「どや」うまくいったやろ

的な顔をする

その「どや」の度合いは

難易度の高い病状をいとも簡単にこなしてのけた時ほど、
医者は「どや」になる。

これだけうまくいったのだから


「見違えるほどよくなりましたよ」

と言って欲しいのだが

手術の場合、

もとどおりの体に戻るわけではないので

医者と患者さんの考える目標到達点には当然ズレがある


これが内視鏡治療だと

「どや」 「よくなってるでしょ」

的な感動の押し売り的なことが目立ち。。。。

どや、といいたいところを

いえいえ、このくらい当然ですよと

当たり前のことのようにやるのが超一流

ケン三郎、そういう意味では

まだまだっ。


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-08-10 01:14 | ひとり言 | Comments(0)

来年の色素研究会

今日は食道色素研究会

10題の演題で「拡大との乖離が見られた症例」を勉強いたしましたが、、、

だんだん参加者は減ってきて

なんとか魅力のある研究会にならないものかと

次回は1月13日でございます。

B2血管のうち、どういうB2がsm2なのかを
調べる予定

どういうって、やっぱり面積の広いB2でしょ

全国津々浦々から集めましょう


ぽちっとな
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by kenzaburou41 | 2016-08-06 22:25 | ひとり言 | Comments(0)