同期

高校の同級生で、同じ外科医の道を歩んだ友と
このブログを通じて約20年ぶりに再会。

同じ鹿児島で、暗黒時代を経て上京し、

外科を志し

ある程度のキャリアを経てさあ、後半戦どう生きるか

ってときになり

いいときに再会。

食道外科医として定年までバリバリ歩めるかっていうと
そういうエリートは、ほんの一握りかもしらん

与えられた場所、やりがいを感じつつ
日々コツコツと歩んでるわけで

過去を知る友は貴重なり。

助言をしてくれる人はだんだん少なくなる。

こういう時間は大事にしていかねばっ











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# by kenzaburou41 | 2017-04-07 00:12 | ひとり言 | Comments(0)

新年度

新年度がスタートした。

大ボスがいなくなり早2ヶ月。

いないものはいないからしょうがないので

残るものでがんばらねばならん

目標は
「この領域のことなら、あの先生に任せれば大丈夫」

と言われるようになること。

そのためには、見聞を広め、もっと成長せねばならぬ

この2ヶ月は花粉症もあってきつかった、、

患者さんも減って、どうなるんだろうこれから、、、

と不安だったけども

医者が不安では、どうする?
そんな所に患者さんが来るだろうか。

不安を安心に帰る医療機関

みせましょうや〜








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# by kenzaburou41 | 2017-04-03 20:14 | ひとり言 | Comments(1)

超高齢化

患者さんの平均年齢がなんとなく上がってきているように
おもえて

70代前半は若いうちで

70代後半、80まであと数年という進行癌の方が来院する。

「もう年だから手術は、、、」

といいますが

ケモラジだって結構大変です。

受けて、良く効いてくれるといいけれど

効いてくれなかった時がまた大変で

そう思うと、侵襲度を極力抑えて、
さっと手術で切除したほうがいい場合もあり

この辺は患者さんの治療意欲と
家族のサポート

本人は手術と決めてても

家族が否定的だったり

ネットでいろんな情報を聞いて
あっちの名医がいい、
こっちの名医がいい

どうぞ名医の所へ
行ってくださいな。

目の前の先生が信じられなきゃあいかんです。




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# by kenzaburou41 | 2017-03-28 23:54 | ひとり言 | Comments(0)

第77回食道色素研究会演題募集

第77回食道色素研究会
Japanese Research Society for Early Esophageal Canoer and chromoendoscopy

第77回食道色素研究会を下記のごとく開催いたしますので、ご案内申し上げます。


―記―

事前検討会日時:平成29年7月21日(金)13:00~17:00
事前検討会会場:東京医科歯科大学 3号館4階 病理組織実習室(予定)
研究会開催日 :平成29年7月22日(土)9:00~16:00
研究会会場  :東京医科歯科大学 M&Dタワー2階 鈴木章夫記念講堂


【主題】
「上皮性特殊型,特に“ いわゆる唾液腺型 ”食道癌の内視鏡診断と病理診断」

今回は特殊型食道癌のうち,上皮性,特に“いわゆる唾液腺型”の特殊型食道癌を中心に検討したい。具体的には粘表皮癌(Mucoepidermoid carcinoma, MEC),腺様嚢胞癌(Adenoid cystic carcinoma, ACC),腺扁平上皮癌(Adenosquamous carcinoma, ASC)ならびにそれらとの鑑別が問題となる病変を対象とする。これらの組織型は,その稀少さや組織像の多彩さなどから,病理医にとっては興味を惹かれる存在である。しかし,病理組織診断基準については歴史的変遷や見解の相違があり,診断に難渋することが少なくなく,類基底細胞扁平上皮癌(Basaloid squamous carcinoma, BSC)との鑑別もしばしば問題となる。内視鏡診断という点でも,その礎となるはずの病理組織診断の難しさを考えると,どのような所見が各組織型を特徴付けるのか,不確かな部分もあると思われる。今回の研究会では,これら組織型の「元祖」である唾液腺腫瘍について,唾液腺病理の専門家に基調講演を御願いし,各組織型の病理診断に関する基本的事項,食道との異同,近年の知見などについて学ぶ機会を設ける。その後実際の食道症例を検討させて頂き,食道において各所見をどの様に捉え診断していくことができるか,臨床・病理で共に考え,参加者に裨益する会にしたい。

【演題を応募頂くにあたり,以下の基準で候補症例を選択して頂きたく,何卒よろしくお願い申しあげます。】
鮮明な内視鏡画像があり,内視鏡像・組織像の対比が可能な病理学的検索がなされた食道表在癌症例で,
1.ACC,MEC,ASCと病理診断された症例
2.内視鏡的にACC, MEC, ASCとの鑑別を要したが,扁平上皮癌(SCC),腺癌(AC),BSCと病理診断された症例
3.病理学的にACC,MEC,ASCとの鑑別を要した,SCC,AC,BSC症例
注1:上記1,2,3の順に優先とさせていただきたいと思います。
注2:候補になり得るか迷われた場合は,当番世話人まで症例の概要等お知らせ頂ければ,相談させて頂きます。
注3:  鑑別診断に有用な(事前に施行しておくことが望ましい)免疫染色の種類が不明な場合や,事情により免疫染色等の検討が困難な場合は,当番世話人までご相談ください。可及的に対応させて頂きます。



【演題募集要項】
抄録は所属・演者名・本文を400字以内で作成し、テキストファイルで添付して下記抄録送付先にメールで応募して下さい。尚、発表は各自ノートパソコンを持参して頂き、プロジェクター1台での映写発表となります。

【締 切 日】平成29年5月19日(金)必着 

【抄録送付先】食道色素研究会 事務局 (担当:滝澤優名)
        東京医科歯科大学 消化管外科学分野
        〒113-8519 東京都文京区湯島1-5-45
        TEL:03-5803-5254 FAX:03-3817-4126
        E-mail:sikiso.srg1@tmd.ac.jp
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# by kenzaburou41 | 2017-03-28 19:03 | 診断の達人たち | Comments(0)

がん市民講座

告知してくださいとのお願いで

関西地区の方で興味があればどうぞ


日時:2017年3月26日(日) 13時~16時30分
会場:アサコムホール 大阪市北区中之島3-2-4中之島フェスティバルタワー12階
対象・入場料:一般・なし
主催:NPO法人大阪がんええナビ制作委員会

「進化する肺癌治療」
関西医科大学附属病院 呼吸器外科部長 倉田 宝保

「食道がん~予防から最新治療まで~」
市立豊中病院 消化器外科部長 今村 博司

「がんになっても自分らしく生きるために~緩和ケア~」
市立豊中病院 緩和ケアセンター医長 佐々原 友子

会場へのアクセス・お申し込み方法など、詳細は下記URLよりチラシ(PDF)をご参照ください。

http://www.osaka-anavi.jp/from/20170326.pdf



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# by kenzaburou41 | 2017-03-25 19:47 | 手術と放射線どっちを選ぶ? | Comments(0)

論文

ほかでは声とります、放射線です、といわれた
88歳女性にたいするELPS+ESD治療の論文


全国でお困りの食道咽頭接合部がん
のみなさん、おまちしております。

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# by kenzaburou41 | 2017-03-25 15:58 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

食事がつかえる

「一ヶ月まえから食事がつまるようになって

内視鏡をうけることになりました

なんでしょうねえ」

という高齢男性が内視鏡にやってきた。

お酒のみます?

ええ毎日晩酌してます

もしかして顔がすぐ赤くなります?

はい

もうこの会話の時点でこのかた食道がんだな
と察知し

経鼻内視鏡で検査したら

ビンゴ。

とくにつてがなければうちに来てくださいねっ

と紹介状をかく。

食道がん、頭頸部がんの紹介が減ってきてるから
今ならもう最短で治療できますよ

頭頸部がんだったら、ほかでは放射線です、声帯を取る手術って
いわれた病気も、声を残す可能性を極力考えて治療にあたりますよ〜

紹介こないかな〜

紹介きてくれたらなあ〜

2週間以内に治療計画しますよ〜


治療のご相談はこちらのメール
kenzaburou41@excite.co.jp にて受け付けております〜







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# by kenzaburou41 | 2017-03-25 15:50 | 食道癌になりやすい人 | Comments(0)

胃温存回結腸再建

今日は女子医大にいって、宇田川先生のご講演を拝聴。

胃管であげて全然問題ないのに、なんでそんなしちめんどくさい手術を

と思いきや。

話を伺うと、メリットデメリットいろいろ

体重減少はそれほど胃管再建とかわらないけど

残食道の食道炎がほとんどない、というのがうりの一つ。

毎週のように食道の手術があって

なにか一つでも患者さんにいいことをしたい、
すこしでもQOLを良くしたいと考える

やっぱり外科医こうでなくては、、

と感心して帰って来ました。

でも、自分でやるか、というと
多くの食道外科医は胃管再建ですらうまくいくか心配で
まだ勉強途中なのに、その次のステップに進めるかというと
なかなか厳しくて。

いずれはそういう方向に進むのだろうけれども

患者さんの後押しがあれば
きっと外科医はこころ強く道を拓ける

信頼関係ですわ















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# by kenzaburou41 | 2017-03-24 23:18 | 先輩からのアドバイス | Comments(0)

見落とされる癌

食道癌専門家だと下咽頭がんが高い頻度で重複することが
今まで以上にわかってきて

とくにバルサルバ法を導入して以来、怖いくらいに下咽頭がんがみつかるとです。

食道がんの4人に1人は下咽頭がん
下咽頭がんの2人に1人は食道がん

恐ろしく重複。

なので食道がんの患者さんに、バルサルバ法をやってない先生はきっと、

1年前に内視鏡やったのに進行下咽頭がんがみつかった、なる経験を
今でもしているはず。

近年当院でそういう方を見るのは皆無なので

やっぱりこれ、世界に広めないと ピコ太郎のように売り出し法を考え中。

頸部食道に入る時は

バルサルバしたまま、真ん中から頸部食道に挿入するんですが

このとき挿入するスコープを押し入れるんじゃなくて止めて、しっかり握りながら
すこしづつ進めていく

そうすると頸部食道も見えてきます。

頻度は少ないのですが、ここのがんは全食道のなかで管腔も狭いし、
入れるときはさ〜っと通り過ぎ、
抜いてくるときもさ〜っと抜いてくるとあっというまに通り過ぎますので

NBIをもってるなら頸部食道の異所性胃粘膜を探すつもりで1cmづつ
ゆっくり引き抜く、のがコツだとおもいます。

それでも括約筋のキュッと締まる部分の直下だけは死角があって
あそこだけは全麻ヨードでないとみつけにくい

でも大事なのは心がけです。

今年の講演のタイトル、どうしよう

「がん検診、口から内視鏡続けますか?それとも経鼻始めますか?」



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# by kenzaburou41 | 2017-03-23 23:13 | 経鼻内視鏡 | Comments(1)

第8回関東食道外科若手の会

明日24日金曜日は、河田町の東京女子医大弥生記念講堂(B1F)第一臨床講堂で
18時より第8回関東食道外科若手の会があるんですわ

一昨日通知がきて

虎ノ門病院の宇田川晴司先生の
特別講演ですわ

「胃温存回結腸再建術の開発とポイント」

ってことで、食道の手術の問題点である
大食い、早食いができなくなる、をいかに克服出来るか、、の外科医の挑戦。

送別会などが重なるシーズンではございますが、、、


行って聞いてみようかしらん


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2017-03-23 15:08 | 新しい治療法 | Comments(1)

何枚食道撮影するか?

食道を何枚撮影するか?ですね、、

昔は食道なんか1枚も写真とらない先生がいましたし

その施設の伝統、しきたりで撮り方は違うと思います。

胃しか興味ない先生は食道胃接合部から撮影始める先生もいてびっくりしますが
これは真似をしないほうがいいでしょう。

食道の専門家ならば、、、の話ですが

私どもは口腔咽喉頭だけでも16枚以上写真とってますので
食道ですと何枚でしょうか、

頸部、
胸部上部、
胸部中部、
胸部下部、
腹部食道、
進展した接合部、、

これの行き、帰りですので 12枚は最低でも撮影します。。

昔は20枚のフィルムに収める必要があったので食道は1枚、
咽喉頭は当然観察しない

でしたが、これがデジタルになっていくらでも撮影できるようになって
下手すると総撮影枚数が3桁にちかくなることも、、、

経鼻内視鏡になって、今まで見てこなかった
口腔咽喉頭がすみずみまで観察、撮影も容易になりましたし

時代は変わっていきます。

除菌後の胃は拡大内視鏡あったほうがいいのでしょうけど。

「酒飲み、フラッシャー、ピロリがいない」という患者さんが
女子も男子もこれから増えるでしょう

そういう方がいらっしゃった時の内視鏡、何握るか、

うでのみせどころですね



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# by kenzaburou41 | 2017-03-22 22:55 | 診断の達人たち | Comments(0)

資料でけた

ボスの講演の資料がようやくでけて、ボスに届けたんですわ

スライド枚数110枚。

よくよく見てみるとunpublished dataばっかり。

あ〜どっかの雑誌に乗っけてればしっかりものが言えるんだけどなあ

と反省しつつ、、

つい最近、投稿した論文がレジェクトされたばかり。

あ〜これだから嫌になる。

レジェクトされた理由をみるとまあ、そりゃそうですな
という内容で。

まだまだということ。

注意してくれる人がいることはありがたいのだ。

資料のどれくらいが実際の講演でつかわれるか
わからないけど。

いつか自分もタイの先生の前で、
流暢な英語で話がしてみたい

ピコ太郎じゃないけど
地道にやっていれば、、、



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# by kenzaburou41 | 2017-03-18 00:31 | ひとり言 | Comments(1)

ハイボリュームセンター

手術件数が少ない病院で食道がん手術を受けた患者の死亡率は、件数が多い病院で受けたケースに比べ2倍以上高いことが、日本食道学会研究班の全国調査でわかった。

 病院の診療チームの経験の差が影響したものとみられる。

 食道がんの手術は、近接する肺や心臓など重要な臓器を傷つけないように行う必要があり、難度が高い。体に大きな負担がかかり、手術後に呼吸に支障が出るなどの合併症も多い。

 調査は、国内のほぼ全ての外科手術が登録される大規模データベースから、2011~13年に行われた食道がん手術を抽出。約1000病院で行われた約1万6600件の手術を対象に分析したところ、手術後90日以内に死亡した患者の割合(死亡率)の全国平均は3・0%だった。

 病院の手術件数で見ると、年間30件以上の病院で行われた手術計約6100件の平均死亡率は1・8%だったが、5件未満の病院の手術計約3000件では平均4・7%と2・6倍の格差があった。

 死亡率は、手術件数が多い病院で行われるほど低くなる傾向がみられた。一方、調査期間に限ると、執刀医の手術件数による死亡率の差は見られなかった。

 調査に当たった岡部寛・大津市民病院外科診療部長は「手術技術のみならず、看護師など病院スタッフによる手術前後の患者ケアの熟練度が反映された結果と考えられる。手術を検討する患者は病院に治療実績を聞いたほうがいい」と話す。


「失礼ですけど先生は手術何件くらいされてますか?」

「先生は食道外科専門医をお持ちですか?」

ひや〜っ。 この上から目線の質問が世間に広まるかと思うと

心苦しい。。。。

ますますハイボリュームセンターに患者さんが集約化してしまう、、、

ぽちっとな


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# by kenzaburou41 | 2017-03-16 22:46 | 手術の合併症の話 | Comments(0)

タイの講演

ボスが3月末にタイで講演するってんで

「内視鏡検査、診断、治療なう」

的話を少々。

英語でまとめるミッション


ポイント
ESDの普及
EMRの衰退
こまったらAPC日帰りもある
ESD日帰り、そうきたか、それはやってない
全周ESD、やってる施設に送る
計画的分割ESD、うちくらいしかやってない
全周ESD後の狭窄やっぱり大変
でもステロイドの活用でだいぶいい
SMがんのESD+CRT やってる施設に送る
ケモラジ後の再発へのPDT やってる施設に送る
ESD後の穿孔 時間が経てば治る
APC後の穿孔 未だかつて経験なし
経鼻内視鏡の進歩
拡大、超拡大
画像強調
ELPS
ケモ+ELPS

う〜ん、盛りだくさんすぎて。。。















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# by kenzaburou41 | 2017-03-13 23:11 | ひとり言 | Comments(0)

302回1例目

b0180148_14305656.jpg


勉強会の症例です。

さあ何でしょう?

良性?

悪性?

悪性なら 扁平上皮癌?腺癌?それとも、、、

どこまで範囲かいかがでしょう?深達度は?

LCIきれいですよね~


勉強会のホームページがリニューアルされる予定で
いずれこの症例も宝庫に入る予定です。

お楽しみに~


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2017-03-13 14:36 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

バレット食道がんの範囲診断

今日は302回の早期食道癌診断勉強会で。

ケン三郎が司会。

2週間前に急遽症例持ってきて〜

とのオファーを受けて

先週は金、土、日と3日連続なんかしらかの研究会があって

そして今日。

いっそがし〜中でなんとか症例を持って行くことができました。

早期胃癌研究会だと30分しか時間がないので
十分検討ができないんだけど

この勉強会だと1例1時間半。

読影に耐えうる画像を準備せねばならず。

持って行く方もかなり気を使います。

経鼻、通常、拡大と写真を出していき

その道の専門家が、これはこれこれこういう理由で癌がここまで広がってます

なぜそうかといえば、この模様が癒合していたり、血管も変ですし、、
そういう目でみるとここまで広がってます。

でもその先がどこまでかがわかりませんね、この先の写真はあります?

う〜ん、、そこまで読むのか。。。

と感心しまして。

食道だけでなく胃も大腸もやってる先生の含蓄のあること。。。

バレット食道がんだと、範囲がはっきりせずに正常部と癌が混在することも
少なからずあるとのこと。

胃癌の拡大内視鏡診断は奥深え〜っ

けどおもしれ〜

次回4月15日、都内某所で303回の勉強会がございます。

ご案内いたしますので是非お越しください





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# by kenzaburou41 | 2017-03-11 22:00 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

呼吸機能が悪い時

食道がんの手術においてもっともきになるのは術前の呼吸機能。

患者さんがヘビースモーカーならば最低でも1ヶ月、

余裕があれば2ヶ月くらい禁煙してもらってから手術、という施設もある
くらい

禁煙が守れない患者さんの手術は要注意。

こちらも「もしかしたら手術の合併症で死んでしまったら申し訳ない」
と思いながらも手術をして、術後管理をしているわけなので

患者さん自身もきちんと禁煙を守り、手術に備えて万全の準備を整えて欲しく。

しかし中には、高齢で、肺機能も悪く

ちょっとこの患者さん手術に耐えられるかな

と危惧する症例もございます。

「高齢だし、手術無理だし、ケモラジをまず選択しました」

これはよくある選択ですが

しかしながらケモラジで100%治るならまだしも

完全になおる=3割しかないわけで

そうするとあとの7割はどうするか

「手術は絶対うけたくない」なら抗がん剤をつづけるだし

転移がなくて局所だけのこってる、なら今注目のPDTや浅いものならESDもある

しかしながらすでに転移もあって、、となればそのあとに
サルベージ手術が想定されるわけで。

呼吸機能悪い+ケモラジ後+サルベージ

こりゃ相当条件悪い。

だったら最初から手術をしたほうがまだまし

と考えて

じゃあ、手術なら術式の工夫で負担を軽くできないか?
と思いを巡らし


郭清をやや手控えて

出血が少なく、かつ負担の軽い方法での手術を提供し。

呼吸はしばらく、器械の補助をするために気管開窓をおく。

こうして「手術VSケモラジ」ではなく

手術の中で、患者さんの背景に合わせて手術のやり方を工夫するという選択。

あると思います!




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# by kenzaburou41 | 2017-03-09 23:34 | 手術前にやっておくべきこと | Comments(0)

同級生とつながる

このブログも、消去されたアメブロ時代を含めると10年近く
やってますが、

先日このブログをみた高校の同級生から

きっとケン三郎に違いないと連絡があり。

おれ、ガラケーだから
FACEBOOKもLINEもやってないけど
きっとおまえだろうと思って連絡したっ。

とのこと。

もう大学入ってからは
会う機会もなかったから20年ぶり??

「おれも埼玉で外科医やってる」

なにっ?

 外科学会の指導医も、消化器外科の専門医ももってて

え~っ

 俺も欲しい~その資格っ

とおもいつつ。

今度近況報告がてらに会うことになりまして。

 ブログさまさま、さまんさたばた、
ありが玉置浩二ですわ


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2017-03-08 13:30 | ひとり言 | Comments(0)

お酒とどう付き合うか

家族の人は心配ですよね

「お酒飲んだらダメって言ってください、きつくお願いします」

そういってやめる患者さんと

ぜったいやめない患者さん

少しひよって減らす患者さん

いろいろです。

まさか今のペースでどんどん飲んでいいでしょう

っていう医師はいません

医師「もうやめなきゃダメですよ、私はもう診察しませんよ」

という医師

   「多少はいいですけど減らしてください」
という医師
いろいろです

ただし、この場合も患者さんによって条件がいろいろあって

患者さんのなかには、治療を頑張ってきたけどもうまくいかなくて
もう余命いくばくだったり

進行してておそらくあと1年で亡くなるであろうと想像が付く方もいます

ホスピスでは「タバコも酒もOK、好きなように」っていいます。

これって変です。

治療中は酒辞めろ

治療が上手くいかなくなったら好きなだけ飲んでください

つじつまがあいません

よってケン三郎の場合は「飲んじゃいけないことはないけど、減らしてくださいね」
で対応していることが多いです。

「先生も酒お好きでしょう?」

「おいしい焼酎呑める店知ってますよ〜」

そ、、その誘いにはのらんぞ〜



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# by kenzaburou41 | 2017-03-07 00:01 | ひとり言 | Comments(0)

PDTを買う

食道がんの放射線治療後の遺残、再発へのPDT治療

サルベージ手術にくらべて、体の負担が軽いのと

何回でも治療ができるということで

どうしても手術を受けたくないという患者の選択肢の一つ

でありながら、

器械自体が高額なのと

保険点数が低すぎる

という問題があり、なかなか購入に踏み切れない施設も多い現状。

サルベージ手術、10万点くらいの価値があるのに

PDTは5千点しかなくて

この「効果の割には、普及を妨げられている」

もっと高くてもいいでしょうと食道の専門家の誰もが思っていて

せめて大学病院くらいにはPDTを置いてなきゃ、、とも思うもの。

病院が買ってくれるように
お願いしてみるんですわ





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# by kenzaburou41 | 2017-03-02 21:32 | PDT | Comments(1)

心に限界はない

外科医をやってると食道がんを手術して、再発し

放射線を1回、抗がん剤を数回やる

それでコントロールできるといいけど

できないという場合に

何度も入退院を繰り返すということとなる

あれもこれも効くと言われる抗がん剤はやりつくした

「なんでもいいのでやってください」

と言われてもオススメのメニューがうかばない

こうして、医療の限界を知り

やるせない気持ちになる


外科医をやめて緩和ケアにすすんだ後輩や先輩がいて

その先生はまたそこで患者さんに向き合う

死を前にした患者さんだったらタバコはいいことにしません?

手術前に吸うのはひどく怒られて

死ぬ前だったら許容される

緩和ケアというのは、奥深い。。。

「医療に限界はあっても心に限界はありません」

この業界の先生は
いいこといいます。

家にいても患者さんのことが気になる医療者




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# by kenzaburou41 | 2017-03-01 00:14 | 緩和ケア | Comments(0)

すいませんすいます

食道外科医たるもの、患者さんに酒とタバコを控えるよう
毎回聞き取りをせねばならん


ところでお酒はどうしてます?

タバコはどうしてます?

酒、タバコ

うめえから呑むわけで

酒のねえ人生なんてつまんねえ

そう思う食道がんの患者さんが大多数

しかしタバコはどうかというと

術後の患者さん、たいていはタバコはやめてる事が多い。

こないだ、患者さんに

タバコ吸ってます?

ってきいたら

すいません、すいます

っていう。

どっち??

すうの?すわないの?



すみません。

吸います!

だったらしく

謝る事ないです、、、

僕らはどこかで歯止めをかけなきゃならなくて。

と思いつつ。


日本語っておもろ〜

















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# by kenzaburou41 | 2017-02-27 21:57 | ひとり言 | Comments(0)

遺産

大学にある、部屋のある引越しで

いらないものを捨てる

という作業に立ち会い

昔のカルテやら、病理のスライド、治療のビデオ、フィルム時代の内視鏡写真のネガ
過去の学会の抄録集やらいろいろでてきて

え、この先生がこんな発表している

的な、過去の遺産がたっぷり

先人が作り上げた食道外科

昔は相当苦労したはず、食道の手術をすればばったばったと患者さんが亡くなる時代があったわけで

歴史を紐解きつつ、その遺産で食べてるのが我々で。

もっと過去を知る必要あり











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# by kenzaburou41 | 2017-02-25 01:18 | ひとり言 | Comments(0)

縦隔鏡手術

左側臥位、腹臥位、ときて
食道がんの胸くう鏡手術は
つぎの一手は縦隔鏡

ケン三郎が始めるとすればこれかなあ〜

と最近思い始めて

腹部操作から、中下縦隔を郭清して
首は両側から106左右を郭清し

残るは106TBL

そんな難しくないでしょう

鏡視下の上手な手術ビデオを見直して

どこをきれば何が出てくるを理解し

実践にいかす

15年前の、あのつらい思い出をいつか払拭したいんですわ









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# by kenzaburou41 | 2017-02-22 22:31 | ひとり言 | Comments(0)

10年生存率



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読売の記事で10年生存率がでたんですわ

予想通り、前立腺、乳腺は治りやすく
膵臓癌は10年生存5%と極めて予後不良。
食道癌は29.4%
もっといいような気もするけど
昔よりはうんといい、きっと。

この生存率をどうにかあげるには〜

ぽちっとな











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# by kenzaburou41 | 2017-02-17 22:52 | 食道癌になりやすい人 | Comments(0)

低肺機能と手術

手術をしようというときに
どれだけ手術に耐えうるか?

年齢、心機能、肺機能、腎機能、糖尿病の有無、認知症の有無

いろいろあって

80歳で手術をするかどうかを迷うこともある。

じゃあケモラジかというとケモラジも
一時的には効果があっても急速にぶり返し
気がついたら切除不能、あるいは遠隔転移がでたなど

手術を回避してかえって条件が悪くなってから結局手術をうけることに、、、

だったら最初から手術していればよかった

たら、れば

である。

低肺機能、どこまで手術できる?

一秒量1.5L未満

一秒率50%以下

%VC40%以下

動脈血酸素分圧60Torr以下
の場合は開胸術の適応を慎重にとガイドラインにはかいてある

ではどこまで大丈夫か?

少なくとも1ヶ月以上は禁煙

そんなにあけて癌が進行するのでは?

でも手術で命を落とさないためには禁煙を守ってもらうほかない
できない人は手術は受けられません、他に行ってください
というくらい徹底している施設もある。

一秒量が1.18L、一秒率35%のCOPDの患者さん
を手術

人工呼吸器から離脱できないかも、、、

では最初から手術中に気管切開して、いつでも補助ができるように
して手術するという作戦もある。

高齢だからケモラジ、ではなく、高齢だから慎重に慎重をかさねて手術。

寿命を超えている患者さんの食道手術

やると決めたら、その勇気に最大源の敬意を払って















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# by kenzaburou41 | 2017-02-16 00:16 | 手術前にやっておくべきこと | Comments(0)

がん市民講座告知

3月5日は大腸癌のことを知りたい患者さんむけの
市民講座が東京医科歯科大MDタワー2F鈴木講堂で開かれます

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今回、ケン三郎はでませんけど
前回1月のアンケートの結果集計がでまして

ケン三郎のファンの方から有り難い声援が。。

こちらの会はまだまだ続きますので、もし
お時間のあるかたはご参加ください

中井美穂アナが司会だそうです~

ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2017-02-13 19:28 | 講演録 | Comments(0)

無事終わる

午前2時間、午後2時間の講演が無事終わったんですわ

経鼻内視鏡の普及がまだまだ進まない中を

話してきたんですわ

いかにわかりやすく伝えるか

まだまだ課題も多く、きっちりと論文化してないものも多い
ので

「この検査法って普及してるんですか」

的な質問が多数。

ここ1年でひとまとめにして「経鼻といえばケン三郎」

「食道咽頭といえば経鼻でしょ」

って言えるくらいにがんばらねば

それとともに新しいことにもチャレンジ

+アルファがなければ、、、

ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2017-02-12 15:44 | 講演録 | Comments(0)

セミナーお題

近年,NBIやBLI・LCIといった画像強調内視鏡や拡大内視鏡の活用により食道表在癌の診断が大きく進歩している。また食道癌のハイリスク症例(大酒家,喫煙歴,アセトアルデヒド脱水素酵素遺伝子多型, 中高年男性,やせ型,野菜嫌い,MCV高値,頭頸部癌の既往,咽頭口腔メラノーシス,多発ヨード不染)を中心とした重点的な内視鏡スクリーニングにより多くの頭頸部表在癌が見つかるようになってきた。これらの患者は同時性・異時性に扁平上皮領域の癌が多発するため,永続的な内視鏡による経過観察が必要である。経鼻内視鏡はここ数年で飛躍的な進歩し,従来の「患者は楽だが医者にとっては画質や操作性が悪く,ストレスの多い検査法」という常識はすでに過去のものとなり,最新の経鼻内視鏡では経口内視鏡と遜色ない検査が可能となってきた。さらに「経鼻内視鏡ならでは」の検査法の確立により,頭頸部領域をくまなく観察する事が可能で,ハイリスク症例のとっては大きなアドバンテージとなっています。
 胃癌検診に従来のバリウム検査から,内視鏡が推奨され,各自治体でも経鼻内視鏡を積極的に導入する流れがあり,今後苦痛の少なく、受容性の高く,安全にかつ精度の高い検査法の普及が求められます。
 今回の講演では経鼻内視鏡のエキスパートが,口腔~咽喉頭~食道~胃を一つの癌危険地帯として,これらを消化器内視鏡医はどう発見し,またそれをどう取り扱うか? 実地に役立つ検査法のコツについてお話します。「明日から使える経鼻内視鏡活用術」です、
 皆さま、奮ってご参加下さい。
10:00~12:00
 1)経鼻内視鏡の実際(麻酔~検査中~検査後の注意点)
 経鼻内視鏡を使い慣れていない方、これから導入したいが使い方のコツがよく分からないという方に実際の手順や注意点についてお話します。

13:00~15:00
 2)ハイリスク症例への検査法
 食道癌と頭頸部癌の患者さんはよく似ており、これらの患者さんを効率よく検査を行うコツと実際に拾い上げた画像を見ながら、実地に役立つ診断のコツについてお話します。

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# by kenzaburou41 | 2017-02-11 11:40 | 講演録 | Comments(0)

受講者募集

明日はケン三郎の知り合いの先生が

全国に経鼻内視鏡を普及させる活動の一環〜のどを守る警備員の
お仕事を開きます

ネットから講義をうけられます

ちょっとお高いのですが 

こちらからお申し込みください





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# by kenzaburou41 | 2017-02-11 11:31 | 講演録 | Comments(0)