どこまで声を残せるか

今回の学会での最大の収穫は

「頸部食道がんが、下咽頭に浸潤した場合にどこまで声をのこせるか?」

という問題。

頸部食道を外切開で切って、下咽頭まで剥離して後壁の方はかなり上の高さまで
いけることは分かっていたけど

果たして輪状後部側がどこまでいけるか?

そこが表在性であれば、口側はELPSで切除し
粘膜を肛門側から引っ張りだして切除して

遊離空腸をあげればいけるんじゃないか?

考えてはいたけど、実際その手術をされている先生が北海道にいて。

え〜っ、、どれくらいまでいけるんですか?
と伺ったら

「被裂軟骨のレベルは無理、縫えないので」
という。

てことは入口部から少し頭側だったら全然いけるってこと?

これはもしかしたらいい治療ができるかも
しれません。

頸部食道がん患者さんの新たな光となる治療が。。。













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# by kenzaburou41 | 2016-11-21 22:42 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

境界領域

食道胃接合部がんが食道の治療法でいくのか、胃の治療法でいくのか
が議論になるように

食道と下咽頭にまたがるがんもまたどちらの治療方針に準ずるかむずかしいところ。 

今回の学会でみてみると
下咽頭がんは相当進行してても最近は口からがんをとりだす経口的手術がさかんになっており
これが頸部食道にかかるものでも、穿孔をそれほど気にしないで局注せずに取りに行く、
というのもあり、ということ。

これが頸部食道がんの下咽頭浸潤であれば「咽喉食摘」をえらぶ食道外科医が
少なくないのに、、、

頭頸部表在がんの内視鏡治療の適応拡大を恐る恐る
考えている我々に比べ、頭頸部外科医はあるものは取る、追加のCRT
はなるべく避ける、と考え方がかなり違うということ。

もしかしたら頸部食道がんはどちらかというと、この方針
に近い方針がとれるのではないか?と
考えさせられるということ。

ロボット手術、ケモラジ、ELPS、TOVS
いろいろな「喉頭温存治療」があり、
患者さんには福音ではないか。

でも下咽頭がんの6割に食道がんが重複し

おもに同時性がおおく。

食道がんが先にあって、5年、5−10年、10年以上たっても
下咽頭がんが酒を飲み続ければ、あとからでてくるリスクが残る

ということが分かっているゆえ

食道がんを克服し、もうこなくていいよと言われても
検査間隔が1年おき、が2年おきとなったとしても
内視鏡は永続的に継続すべきで

上皮内がんでいるのが2−3年といわれるから

食道がん患者さんは
「少なくとも3年に1度は内視鏡」
なのかしら。

幸い、頭頸部外科医がいまかなり喉頭温存治療に
目を向けていて昔ほど簡単にのどを取らなくなっている
という状況

なんとか声を残したいという気持ちは同じですわ










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# by kenzaburou41 | 2016-11-21 00:03 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

喉頭癌の予後

昨日の学会でいろいろ耳鼻科の先生から話をきけたんですわ

喉頭癌、それ自体で命を落とすことは少ないが

喉頭癌にかかったあとに生じる食道がんや下咽頭がんはすくなくない

なんとその重複したがんのほうで亡くなることが多いのだとか。

なので、喉頭がんにかかった人は内視鏡検査を定期的にうけるほうがいいと。

食道がんと下咽頭がんについて関連が深いとケン三郎が話したけども
北海道の先生も同じように言ってて、食道がん患者は下咽頭がんに注意せよ、

その次に注意が必要なのはどこか?

「口腔底がん」です。と。

う、、これも同じ成績。

マウスピースつけてたら観察しないとこじゃないか。

重複時期を検討したら面白いんじゃね?

食道と下咽頭
食道と喉頭
食道と中咽頭

下咽頭に関しては、圧倒的に同時性がおおいけど
下咽頭のあとに食道がん、というのはすくなく、
食道がんのあとに下咽頭っていうのは10年経ってもでてくる。

調べてみたら面白い結果がでるかも、だし

どういう順番でがんになるか、の傾向もわかるのでは。

早速取りかかるんですわ

学会にいくといろいろ刺激があるぜよ



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# by kenzaburou41 | 2016-11-19 15:51 | 他臓器重複癌 | Comments(0)

ハンズオンセミナー

経鼻内視鏡のハンズオンセミナーを初めて気管食道科学会で
やったんですわ

ハンズオン、というと今ESDしかやらないESD屋さんの専売特許

著名な講師がビギナーにむけてどうやったらうまくESDができるか

これがまた名医っぷりをアピールできるわけだから若手にとっては
憧れ的な魅力

ケン三郎にはそんなESDの腕もないし、論文もかいてないので
一度もお声がかかったことがないけど

今回は「経鼻」

学会を主催するほうで目玉としてやってきたんですわ

耳鼻科医がほとんどの学会で経鼻、だからあまりたくさんの先生が
きたわけじゃないけど
学会でよくお見かけする耳鼻科のかなり年配の先生が
いらしていて

「あ、先生、このカメラいいですよ、画質も最高ですし
使い勝手もいいし」

というと

「確かにいいカメラだねえ、、今日は君のランチョン楽しみに
しているよ、いつもブログも見てるよ」

へ?

まじっすか、、

なんとこの食道がんのブログをチェックしてくださってるらしく

書いてるのがケン三郎、とご存知。

恐れ入りました、、、


ランチョンの司会の先生に
こうした検査の記録は歴史に残るものだし
どうやって今に至ったのかを後世にのこしておいたほうがいいよ

君が死んだら、何も残らないじゃ、いけないから
論文もたくさん書きなさい

と。

いろんなご意見をいただいて、
ますます気管食道科学会、発展していければなと。

他の学会やめちゃおうっかな〜















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# by kenzaburou41 | 2016-11-19 06:41 | 経鼻内視鏡 | Comments(0)

学会無事おわる

第68回日本気管食道科学会が無事に終わったんですわ

準備不足、事務局機能の崩壊、学会サービスの突然の交代
などのさまざまな問題を抱えながらの2日間が終わったんですわ

つくづく学会主催する、学会長を務める重み

いろいろ感じた2日間ですわ

今日のお昼が自分的にはチャレンジングな内容で
「食道外科医が耳鼻咽喉科領域を内視鏡で観察してみたら」

本来の業務とはかけ離れてるけども、違うアプローチで
観察してみたら、すごくよかった、という内容ですわ

きっと耳鼻咽喉科の先生にも響いたと思うんですわ

一方で食道がんと違って、局所切除でも十分がんを
コントロールできるのがこの領域で

食道がんの専門医としてはうらやましい限りですわ

同じようながんに罹患する患者さんを
どうやって救えるか

食道専門医だけでなく頭頸部、耳鼻科領域は
一蓮托生。

一人の患者さんをいろんな方向から救える体制作り

まだまだ問題山積みですわ









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# by kenzaburou41 | 2016-11-18 22:04 | 気管食道科学会 | Comments(0)

のどを失うということ。

先日、内視鏡やった患者さんに
病理の結果がでて、

それを伝えたいから外来にきてくれと電話したんですわ

そうすると電話にでたけど、ガサゴソいって
何か合図しているようにも思える仕草。

ああ、そうか、喉頭癌で喉頭切除したのか、、

要件を伝えて電話を切る。

うーん、やっぱり声がでないというのは相当な
生活の質の低下だぞ

と認識し。

そしたら同じように声をうしなった患者さんで
食道発声で声を取り戻している方に外来でお会いして。

内視鏡の結果を伝えると

有難うございましたと、十分に聞き取れる声で
受け答えする。

「ずいぶん発声がお上手ですね」と声をかけると

「いやあ、子供がまだ小さいもので、いろいろ
怒るのにも、手書きじゃ伝わらないんです、
だから必死で発声のトレーニングをしたんですよ」

という。

そうか、声を失って大変だろうなと思いをはせるけど

その背景には、俺らと同じように家族がいて、親がいて
友人がいて

うしなった機能をひっしこいてとりもどそうとする方がたくさんいる

もちろん、こういう方をできるだけ減らせるように
検診を広めたり、観察法のコツを伝授したりしたいけれど。

声をうしなうも、命を守るのを選択した

方に最大限敬意を払わねば。

























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# by kenzaburou41 | 2016-11-16 23:02 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

いよいよ学会始まる

いよいよ今年最大の山である、気管食道科学会が明日から京王プラザで
始まります。

これから高齢者の食道癌、頭頸部がん患者をどううまく、ながいきしてもらうか
をいろんな科がこういう意見もあるぞ、とヒントをもらえる学会です。

といっても内科学会、外科学会、内視鏡学会、内視鏡外科学会
がん治療学会といろいろ学会に入ってる先生にとっては
なんだその学会?

ってくらい認知度は低い学会で。

だけど話の内容はかなり濃い話。

ぜひみなさん足をお運びくださいな


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# by kenzaburou41 | 2016-11-16 22:44 | 気管食道科学会 | Comments(0)

化学療法+ELPS

今度の学会で
のどに放射線がすでに当たっている方

で下咽頭に進行癌が見つかったという状況

「もうのどを取るしかないです」

と言われた患者さんに対する「化学療法+ELPS」の成績をまとめて発表するんですわ

化学療法がよく効いたひと、というのが条件ではあるものの
喉頭温存率90%と短期的にはかなりいい成績で来てるんですわ

もちろん今の標準治療ではないけれど

受けた患者さんを見てると、これはいい治療じゃないか?と確信する。

これからは「のども残して」「癌を治す」を両立していく時代に変わりつつある

しっかり見届けるんですわ


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# by kenzaburou41 | 2016-11-11 21:52 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

68回日本気管食道科学会迫る

いよいよ来週に気管食道科学会がせまり
その準備も佳境を迎え

事務局としては昨日が最後の調整段階。

JDDWで燃え尽きたとおもったらまた来週富士フイルムのランチョンで
今度は耳鼻科医の前で経鼻内視鏡を消化器内視鏡医にどれだけ広めたら
食道癌患者が助かるかを話さなくてはならない。

どれだけ熱心にこの領域を見ているか
という点では、負けへんで

なぜ食道外科医がそこまで見る必要ある?

何を語ろう

そうそうないぞ そんな機会は。

耳鼻科医の前で、耳鼻科の領域を語る

考えてみるとすごいこと

内視鏡学会の抄録しめきりが来週に伸びたし。

ちょっと余裕ができた

今度はたっぷり1時間

「経鼻内視鏡による口腔咽喉頭食道検査」

11月18日(金曜日)お昼12時から 東京 京王プラザホテルにて
お待ちしております〜














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# by kenzaburou41 | 2016-11-09 05:25 | 気管食道科学会 | Comments(0)

ベトナムからの演者

ケン三郎が初めて国際学会で英語の座長を務めたAPDW

トップバッターはベトナムの先生で

「私実はこういう国際学会で座長やるのは初めてなんで
ゆっくりしゃべってもらえますか」

と事前にお願い。

87人食道癌患者さんにステント入れたっていう話だけども

その平均年齢が54歳と異常に若い。

日本だとステントは主に手術ができない高齢者や
いろいろな合併症で濃厚な治療ができない方、
治療を拒否するかた、などの姑息的な治療法で
昔ほど適応は多くなくなっている

以前よりも食道バイパス手術が見直されてて
切除不能ならまずバイパスをおいてケモラジを追加する
最後に食道をサルベージで切除

などの方針もあるので、まずはたべれるようになってから
濃厚な治療、も認容されている。

これが海外でも当たり前かというと
そうではなくて

おそらく平均寿命が違ったり
医療レベルも違ったりするので

その土地土地のニーズに合わせて治療法が選択されるのだろう。

日本だともっと高齢者がステントを選択されることが多いので
70歳くらいでしょうか、

54歳と聞くと、もうすぐだし

ステント入れて90%の人が3ヶ月以上生存した

と聞くとあとの10%は3ヶ月以内になくなったのか、、

「結局症状がでないと病院を受診しないから
進行癌ばっかり」とタイの先生が言ってたけど

日本はそういう点では恵まれてるし

英語の発表くらいでビビってる場合じゃないな

世界に向けてがんばろっと。





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# by kenzaburou41 | 2016-11-07 22:33 | 講演録 | Comments(0)

講演無事終わる

JDDWの朝のブレックファーストセミナー

の講師として登壇。

朝の3時に目が覚めて

スライド足りない部分を補足し、いらないのを削り、で
朝を迎え。

前日の夜には「NBIと拡大、経口内視鏡は咽頭食道の診断になくてはならないツール」

という偉い先生の言葉をひっくり返すように

「いやいやもう時代は経鼻でスクリーニングの時代です」
と言ったろうとおもって会場に入ると。

そこには今まで見たこともないくらいの600人くらいの聴衆が。

げげっ、、

朝の8時だよ、

普通ガラガラでしょう、、そんな朝からだなんて。

つかみは「グンモーニング、マイネームイズケン三郎,
日本語でいいですか?」で入ろうと
心に決めてたのに

声が上ずり、、あのまさかこんなに人がいっぱいだなんて、、
聞いてないよオリンパス、、

いやもうここは情熱で切り抜けるしかないと

17分しゃべり倒し

何より、患者さんがこの検査法をやってくれと頼んでる
と、ケン三郎の講演に来ていただいたときの記念写真を交えて訴える


「100年たっても1000年経っても見落とし続けるでしょう」
だから私はやり方を変えるしかないと思った

という見学に来てくれた先生のコメントを交えて

なんとか熱く熱く語ってきたんですわ



コツは事前に練習してもらうこと。

下咽頭を発声させたり、唾液を十分吸引して十分観察して
最後にもう一度お辞儀して顎を前にぐっと突き出し
(スニッフィングポジション)をもう一度整え

そして行きますよ、頬をプーッと膨らませて下さい

気合いを入れて、もっともっと頑張ってー

と言い続ける

患者の協力があればこの視野が分かりますと訴える

この検査法をみた先生たちが全国に持ち帰り

うちもじゃあやってみようや、

と医師だけでなく看護師、内視鏡技師をまきこんでとりこんでくれれば

頭頸部癌の治療成績があがり

ひいては食道癌患者が後から生じる頭頸部癌になって亡くなるリスクを減らし

全体の生存率向上に寄与するはず。


明日から鼻から内視鏡やってみようとおもう医師がどれだけいるか?


また1年後が楽しみですわ


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-11-05 23:25 | 講演録 | Comments(0)

胃癌の抗がん剤

JDDW神戸

食道以外のことも勉強しねえと
とおもってデジタルポスターを見て回り

胃癌の抗がん剤のトレンドをきいてびっくり


ここ5年くらいでいくつも使える抗がん剤が増えてて

2011年 ゼローダ

2011年 ハーセプチン

2013年パクリタキセル

2014年オキサリプラチン

2015年 ラムシルマブ

これを従来の薬といくつか組み合わせて使用する。

食道ではファースト、セカンドがあってそれが
効かなくなったら、サードラインはあまり期待できない

というのが現状だけど

胃がんだと

TS1-シスプラチン
から入り

CPTがあって

nab-PTXに CapOX

さらには PTX-Rmab

なんと5ラインまで。。

こうなると外科医があれこれ扱うよりは腫瘍内科医に管理して
もらったほうが、、というのもうなづける話で。


しかし腫瘍内科医というそれだけを専門にする
医師がどの病院にもいるかというとそうではない病院が大半で。



いろいろ専門家に効果のありそうなメニューを聞きながら
治療を組み立てるという施設がほとんど。



こういう学会ではこまかい注意点や副作用対策など
生の声が聴けるのもありがたい。


あと3日、土曜日まで
十分に勉強しよっと。

ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-11-04 00:08 | 抗がん剤治療 | Comments(3)

ついにこの日がやってきた

ケン三郎のところにある日患者さんがやってきて

食道癌の内視鏡治療後、何度ものどの不調を訴え続け
耳鼻科、内視鏡医が何度か検査をしても原因が分からなかった

でもようやく食道の口側にできた下咽頭癌が原因だった
ということがわかり、既に進行癌。

幸い患者さんにはケモラジが残っていたので治療できたけど
もし残っていなかったら即、咽喉食摘となる

検査をうけていたのにあんまりじゃないでしょうか

と患者さんの言い分もよくわかる

ここで「しょうがないですね」と何も変えないのと

「これでは100年たっても1000年経っても見落とし続ける」と

先生、看護師さん、検査技師の方がケン三郎の内視鏡を見学に。

そして、これを食道のハイリスク患者にやらなくては、、と
経鼻内視鏡にとりくみ早1年。

その効果たるや、次々に下咽頭癌を表在の段階で発見し、
3ヶ月に1例は見つけられるようになって

だんだん、やってみると、これやらない方がおかしいんじゃない

くらいに内視鏡の挿入法が上手に変わってきていて。

みつかる病気もだんだんと小さくなり

ついに、ケン三郎がよーく見ても分からないくらいの
2-3mmの下咽頭癌

しかもValsalvaしなきゃ絶対見えない下咽頭後壁の病変

みつけましたと送ってきて下さいました。

全身麻酔で彎曲型喉頭鏡かけても通常光じゃよくわかんない

拡大でちょっと赤いのと細かい白苔がついてるのが
認識できる

え、、、これ見つけたの??と驚きの病変。

意味があるかどうか手探りで始めた経鼻内視鏡観察が今やこんな小さい病気を
発見出来るようになったなんて。。。

しかも他の施設が勉強にきて。

まじか。。

やばい、

うれしすぎて。

大きな一歩やなあ

全国,全世界にこの経鼻内視鏡観察法が 

ペンパイナッポーアッポーペンみたいに

あっというまにひろがっちまえば

食道癌患者にとっては大きな第一歩。


あのとき窮地に陥った患者さんはこの食道癌のブログの読者で

いまも欠かさず見てくれてる


「俺の時にこの検査なんでやってくれなかったのか」

と言ってたけど


きっと喜んで下さるでしょう。


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-10-25 20:05 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

見習う

岡山のある偉い教授が

「よろず相談外来」なる外来を開設し

一人当たり20分

患者さんの訴えをひたすら聞きまくるなる外来。

で、愁訴に応じて、薬漬けになった結果、
なんのために薬飲んでるのかわかんない、
10数種類の薬を毎日飲んでる高齢者から

薬を整理し、なにが原因かをつきとめる。

ケン三郎がNHKに出演して、TVをみてやってきた
という患者さんはたったの3人で

その方の1人が先日こちらにいらして。

先生のTVみてきました、という。

はて、ここ1年TVからはとんとお声もかからないし

よくよく聞くと、1年前に撮り溜めていたのを
つい最近みて、あ、これだと思ったという。

3ヶ月前にいらしたときは、超忙しい外来の真ん中で
そんな20分も話聞いてらんないから

とおもって薬を工面したんだけど

またいらして、よくよく話を聞くと。

逆流があんまりにも気になるから
リクライニングつきの高いベッドを購入して、

だんだん頭をあげて角度をつけてたら

20度、30度、40度、、

ついには「立って寝てました」

そ、、それは寝られんでしょ!

マック赤坂の10度、20度、30度ースマイル〜

をおもひだし。

「あの、おそらく眠れないのはそっちが原因かと」

「でも今では90度で寝てます、
明け方は足がずれて結局水平になってます」

「そ、、それですよ、原因は、、今日から20度にしてください」


というわけで不定愁訴外来1日目終了


こんな患者さんが押し寄せてきたらきっと大変だろうけど

一人一人話をよく聞く外来は緩和ケア外来に通じるものがある

「もうがんを治す薬はありませんけど、
話をしにきてもらえます?じっくり聞きますから
話すこと考えてきてくださいね」

でもいいのか。

むりに答えをださなくてもいいのだ。





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# by kenzaburou41 | 2016-10-18 22:25 | 講演録 | Comments(0)

食道胃接合部腺癌

今日は食道がん集学的治療検討会で。

食道胃接合部腺癌特集。

まとめると比較的若い人に多く。

40台でもなるかたがちらほらいて

転移しやすく、食道扁平上皮癌よりやや予後不良、

最近増加傾向といいつつ、そうかなと思ってたけど

いろいろ話を聞くと、やっぱり接合部癌は増えている様子。


胃癌に準じる、というけど

食道がんばっかりやってる先生にはなじみの薄い腺癌。

いろいろ作戦があるらしくて、術前ケモ+手術もしくは
術前ケモラジ+手術というのが戦略の様子。

手術単独+術後化学療法の時代から

抗がん剤+分子標的薬+手術の時代への移り変わり、、

時代とともに古い治療はすたれていいものは残る

正解はないけれど、、、











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# by kenzaburou41 | 2016-10-14 23:46 | 集学的治療法検討会 | Comments(0)

イマジン

家で酒飲まないと眠れない、という方が

明日内視鏡を受けるとする。

朝から食事をしないできてください
と念を押され

満員電車に揺られて病院にたどりつく

診察カードをいれて内視鏡室にたどりつき

俺の番はまだやろうかと待っていると

俺より遅く来たやつが先に呼ばれ

どーなってんだとイライラして

聞いてみたら、あのかたは10時予約で
あなたは11時予約です、はやく来すぎましたね
と諭される

やっと自分の番になってよばれて

さあ、、、

という感じで患者さんが診察室へ


「ようこそおいでくだすった」

イマジン。


















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# by kenzaburou41 | 2016-10-14 00:49 | 講演録 | Comments(0)

来年1月の食道色素

第76回食道色素研究会 2017.1.13(金)-14(土)

主題:日本食道学会拡大内視鏡分類「B2血管」を再考する

井上・有馬分類をもとに日本食道学会から食道専門医だけでなく,一般内視鏡医も簡便に使用できることを目的とし,日本食道学会拡大内視鏡分類が作成され約4年が経過した.
現在この分類を用いた深達度正診率等に関して多施設共同前向き研究が進行中である.論文や学会・研究会等での単施設による報告では,B1血管の正診率は90%を越えるものの,ループ形成に乏しい異常血管と定義され,深達度MM/SM1に相当するB2血管での正診率はB1血管に比べ約60%程度と低い.
 自施設におけるdataではB2血管による誤診の多くは,病理学的深達度がpSM2であった.大腸癌深達度診断におけるInvasive patternを参考にB2血管の領域性に着目し,この領域性をいかにSM2癌へ結びつけることが可能かを検討したところ,約10㎜以上の長軸径の場合にSM2の可能性が有意に高い結果に辿り着いた.
そこで,第76回食道色素研究会では,各施設でB2血管と診断した症例をもとに,B2血管を呈した領域の長軸径と深達度診断の相関を多数例で検討したい.特にB2血管を呈した部位を含めた近傍領域において深達度がpSM2であったUnderdiagnosis症例が重要と考える.
B2血管の長軸径の測定は(最後に具体例を提示),NBI観察でのB2血管領域と新鮮切除標本や固定切除標本との対比に基づき,B2血管領域の最大長径を計測し,その病理組織学的評価を行う.各施設からは,このdataをもとに深達度MM/SM1とSM2におけるB2血管の長径の違いがあるのか,あるのならばどのくらいの長軸径ならばSM2を考慮すべきかについて検討いただき発表いただきたい.さらに各施設からはB2血管症例の長軸径とその病理学的深達度をアンケート用紙に記入いただき,代表世話人はこれらのretrospectiveなdataを集計し,食道学会拡大内視鏡分類に亜分類として組み入れたい.なおB2血管による深達度誤診例についても詳細に検討したいため、各施設よりその誤診例かつその原因についての発表も同時に応募したい。



ということで、あと3週間?ですか。しめきり

知恵を絞りましょう。
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# by kenzaburou41 | 2016-10-13 15:42 | 食道色素研究会 | Comments(0)

免疫チェックポイント阻害剤

melanomaと非小細胞型肺がんに適応となった新しいがん治療薬。

食道がんの患者さんにも2割くらいは効果が見込めて
がんが育たなくなる期間が1.5ヶ月くらい延長
できて、、

という報告もちらほら、、

でも問題は費用が高額で、

最近厚生省がなんとかならんもんかと費用を抑えるように
検討をといいだした

医療費がやっぱりどんどん右肩上がりだし

かといって命をかろんじるわけにもいかん

お金をはらえば、予後が延長できるっていったって
なんだか費用のわりには、それほど効果って得られないような
気もするし


かかるお金は最小限で、モチベーションや、生きる希望とか
幸せ感じる度を上げる治療法はいかに?













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# by kenzaburou41 | 2016-10-11 22:57 | 新しい治療法 | Comments(0)

胃癌検診ついでに

2014年度版の胃癌検診ガイドラインの推奨例

(1)胃X線検査
 利益(死亡率減少効果)を示す相応な証拠があります。不利益については偽陽性、過剰診断、放射線被ばくの可能性があります。両者を勘案して対策型検診・任意型検診としての実施を勧めます。検診対象は50 歳以上が望ましく、不利益について適切な説明を行うべきです。

(2)胃内視鏡検査
 利益(死亡率減少効果)を示す相応な証拠があります。不利益については偽陽性、過剰診断、前処置の咽頭麻酔によるショックや穿孔・出血などの偶発症の可能性があります。両者を勘案して対策型検診・任意型検診としての実施を勧めます。検診対象は50歳以上が望ましく、検診間隔は2~3年とすることが可能です。ただし、重篤な偶発症に迅速かつ適切に対応できる体制が整備できないうちは実施すべきではありません。さらに、精度管理体制の整備と共に、不利益について適切な説明を行うべきです。

(3)その他の方法
 ペプシノゲン法、ヘリコバクター・ピロリ抗体、これらの併用法は利益(死亡率減少効果)が不明なことから、対策型検診としての実施は推奨しません。任意型検診として実施する場合には、死亡率減少効果が不明であることと不利益について適切な説明を行うべきです。

(出典「有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン」2014年版)



というわけで各自治体とも胃カメラをがん検診にとりいれる施設が今後増える

>食道がんや咽頭がんはがん検診には含まれてないけど

ついでにそっちのがんもこっそりみつけちゃったりしたら
バリウム検診うけるよりいいんじゃね?

>そうだ、だれか食道屋さんで、そういう検診方法に詳しい先生いねえか?

え?

おれ?

せっかくだし経口で細い内視鏡挿入して成果を挙げてる先生よっか

経鼻で隅々まで検査してる先生に講演してもらうべ


の流れらしく。

11月5日に神戸の学会、朝8時から セミナーの講師として登壇いたします。


大役だよのう、、


英語でスライド作るだよ〜


そんな朝から聞きに来る先生いるのかのう、、、


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-10-10 21:53 | 胃がん撲滅運動 | Comments(0)

AI診断

ケン三郎の講演の2日前に静岡でとある大腸内視鏡の大家が
ご講演されたそうで

それによると内視鏡の技術は進歩して

内視鏡画像+ ソーシャルネットワークの会社のコラボで

内視鏡を挿入し、病変に近ずいて拡大して表面をみると、人工知能が
ピットパターンやら血管パターンを察知して

これは何%の確率でがんだとか、SSAPだとか、診断をしてくれる

っていうシステムが開発されつつあるという


もうそろそろ人間いらんのやないか

そのうち機械が全部診断してくれて話も聞いてくれるようになる???


そうかといえば、お偉い教授がいわゆる不定愁訴の患者さんむけに
「よろず相談外来」を開設し、患者さんに何分でも好きなだけ
しゃべっていいです、病状を書いてください、と自分でカルテを
書いてもらう、そのなかから問題点を探っていくという。

あ、これももしかしたらAIで診断していける分野か。

「あなたはこの薬の相互作用で口が苦くなってます、その薬を
やめなさい、この薬だけにしなさい」とか。


うーん、おそろしい世界に突入ぜよ


食道がんのブログも 進化していかねば。


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-10-10 08:15 | 拡大内視鏡 | Comments(0)

ユニタルク

食道がんの術後再発で胸水がたまる
あるいは、術後早期に乳び胸になり
なかなか胸水が減らない。

こういう場合にこれまでピシバニール(OK432)やミノマイシンなどの
胸くう内投与がよく行われてきましたが

最近は「ユニタルク」を使うのが呼吸器の世界では
一般的らしく

なんじゃタルク?

以下解説


2013年12月9日、悪性胸水の治療薬であるユニタルク®胸膜腔内注入用懸濁剤4g(一般名:タルク)が発売

タルクは、滑石という鉱石を微粉砕した無機粉末

化学式はMg3Si4O10 (OH)2

癌性胸膜炎による悪性胸水に対する胸膜癒着術の第一選択

メタアナリシスでは、タルクは最も胸膜癒着術の成績がよい薬剤とされる

胸膜癒着術のあと最低でも78%の成功率が維持できる

ユニタルク®は1回4gを生食50mLとともに胸腔内に注入する

ユニタルクは生理食塩水で懸濁して使用しますが、放っておくと沈殿してしまうため、溶液内にタルクをまんべんなく行き渡らせて注入するよう心掛ける

10gを超える使用では急性呼吸促迫症候群(ARDS)などの重篤な副作用もあり注意。

ピシバニールと比較して発熱が軽度で済むのではないかと考えられている

とのこと。

へえ、、

勉強しないとどんどんオキザリになっちゃうよ


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# by kenzaburou41 | 2016-10-09 08:01 | 手術後のアフターケア | Comments(0)

ユニタルク

食道がんの術後再発で胸水がたまる
あるいは、術後早期に乳び胸になり
なかなか胸水が減らない。

こういう場合にこれまでピシバニール(OK432)やミノマイシンなどの
胸くう内投与がよく行われてきましたが

最近は「ユニタルク」を使うのが呼吸器の世界では
一般的らしく

なんじゃタルク?

以下解説


2013年12月9日、悪性胸水の治療薬であるユニタルク®胸膜腔内注入用懸濁剤4g(一般名:タルク)が発売

タルクは、滑石という鉱石を微粉砕した無機粉末

化学式はMg3Si4O10 (OH)2

癌性胸膜炎による悪性胸水に対する胸膜癒着術の第一選択

メタアナリシスでは、タルクは最も胸膜癒着術の成績がよい薬剤とされる

胸膜癒着術のあと最低でも78%の成功率が維持できる

ユニタルク®は1回4gを生食50mLとともに胸腔内に注入する

ユニタルクは生理食塩水で懸濁して使用しますが、放っておくと沈殿してしまうため、溶液内にタルクをまんべんなく行き渡らせて注入するよう心掛ける

10gを超える使用では急性呼吸促迫症候群(ARDS)などの重篤な副作用もあり注意。

ピシバニールと比較して発熱が軽度で済むのではないかと考えられている

とのこと。

へえ、、

勉強しないとどんどんオキザリになっちゃうよ


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# by kenzaburou41 | 2016-10-09 08:01 | 手術後のアフターケア | Comments(0)

静岡講演

昨日は静岡で講演だったんですわ

とある偉い先生からの御指名で、ぜひ先生に咽頭から食道の内視鏡診断について
講演してほしいっ

なんていわれるんでこの日のためにスライドを作りこんだんですわ

毎回同じスライドをつかうのもなんだから

すこしづつリニューアルしてスライドを選んでいく



だんだん進化していき

うまく伝わるには、、とかんがえる

会場には100人を超えるたくさんの医師がかけつけて
つたないけども一所懸命に伝える


ケン三郎の講演がおわり、次に重鎮の講演

重鎮の先生の流れるような話しぶりに

いやあ、、まだまだだ、、ここまで詳しく話せないっ、、

頭の切れに驚愕。


懇親会では「先生の中咽頭反転法ですけどね、、私もあれやってたんですよ
魚の骨が引っかかった、ていうからどこにあるかと探して経鼻で反転してたら
舌根にあった、ていう人が何人かいて、、小さな研究会で発表したんですけど
はあ、そうですかって話で」

えっ、、、そうですか

「魚の骨じゃだめなんですね、耳鼻科の先生にきいたらそんなの
耳鼻科じゃ常識だっていわれて」


ま、、、まじすか。


ひえーっつ

「でも魚の骨じゃなくて癌をみつけるといいんですね、勉強になりました」


うーんやっぱり世の中にはいろんな人がいて
話をうかがうと面白い。


静岡には経鼻内視鏡の大家の先生がいらして
その先生にもお会いできて


「いっしょに経鼻の世界を盛り上げていこう」

と 


静岡 いい 一日になりました


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-10-08 08:08 | 講演録 | Comments(0)

パクリタキセル毎週

初回にシスプラチン、5FU治療が行われた食道癌への2次治療

タキサン系の薬剤をつかった治療法がいくつか報告され。


ドセタキセル70mg/m2  3週毎   8.1ヶ月

パクリタキセル 100mg/m2 毎週、1〜7週  10.4ヶ月

ドセタキセル 30mg/m2+ ネダプラチン4〜50mg/m2 2週おき  8.5−5.9ヶ月

ドセタキセル 70mg/m2+シスプラチン75mg/m2 3週おき   7.4ヶ月

と、どの治療をつかっても生存期間中央値 半年以上1年未満

というのが現状です。

「パクリタキセルを7週間にわたり毎週行う」52例のうち よく効いた+完全に効いたの割合23例、44%
との報告あり

中にはすごくよく効くかたもいるので、「まったく受けません」というのもどうかというところ。

でもあんまり効果がなくて 半年〜1年くらいの生命予後とわかっていた場合

やり残したことはないかをよーく考えて

毎日を精一杯生きる

俺の人生やりきった、といえるように。
















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# by kenzaburou41 | 2016-09-27 23:16 | 抗がん剤治療 | Comments(1)

なんとなく応援する

食道癌の患者さんに頑張ろう、まけるな

とか応援するのはなんだかどうもうさんくさくて・・

医者の立場から、泥臭く生きてる方が多いんですね,食道癌になる患者さんは。

几帳面に働く、けど酒がすき

だったり

全くダメダメでギャンブル、女、酒をのんで検診に見向きもしない
医者のいうこと聞くくらいなら死んだ方がいい

そういう人もいて

よくよく酒を飲む理由を聞くと、うん、そうか、そういうことか
気持ちはわかる、、、

だったり

きちんと病院に来て下さいねといっても、すっぽかしたり

で、うんと早期に見つかる人もいれば

症状があっても絶対病院にいかねえ、といって最後の最後まで
医者嫌いだったり

いろんなキャラの方がいる。

そういう方に「酒は控えて下さいね」

という言葉が有効でしょうか

有効じゃないとおもうので「旨く付き合っていきましょうね」

というのが実際で。


なったらなったで、ある程度受け止めるだろうし

不真面目、であろうとしても、しぶとく生き残る。

教科書にかいてないような生命力を時に持ってて

もうだめだろうな、と思っても復活する患者さん


食道の世界は奥深く、これでいいだろう、これ以上はもうできない

ということを最後まで突きつけられる世界

「ちゃんと私の治療を最後まできちんとやっていますか?」

の複雑な問いかけに

医師はときにまじめに、またときには不真面目に

変化球を打ち返す必要がある

やりきったか、真摯に向き合ったか

いざ勝負。

ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-09-23 23:07 | ひとり言 | Comments(0)

台湾

国際学会でシンガポールにいて

今日その学会が終わったんだけど、飛行機とぶのが午前1時50分で
あと4時間くらい空港で1人足止めなんですわ

暇なんでそうだブログを書こうと思いつき

空港のロビーで書いてるんですわ

今回の学会、3日間フルに学会参加して英語を聞いてきたんですわ

聞き取れるけど、自分の思ってることを言えないだったり

早すぎてわかんないだったりいつもの課題をつきつけられたけども

外国のかたの学会発表を聞いててかるほどな、とおもうことも多々あったんですわ

食道癌というと人種間でできやすい癌のタイプがことなり、

日本人は圧倒的に扁平上皮癌になりやすい

中国、韓国、台湾、タイ、モンゴル、中央アジア
扁平上皮なりやすいアジア圏ですわ


もっとも医療レベルが高いのが日本だけど、
周りの国のレベルも格段に上がっていて

台湾の先生の発表、英語もうまいし、スライドも印象的だし
何がいいたいか、が非常にまとまってて

うーん、だらだら文字の羅列の日本人のスライドと大違いだな

台湾には国民健康保険があって日本と同じようにだれでも
医療が受けられる

その上でデータの収集管理も30くらいの病院が集まって
がん登録のデータベースを作っているそうで。

食道癌に関するデータもそこでまとまっているという

日本もそういう制度が最近始まったけども

結局1つの施設の、限られたデータで大きくものがいえない
時代になってて、

それこそ、大きなデータが活用できれば、なにが足りなくて
なにはいらないかがもっとはっきりするわけで

何十人もが同じようなことを重複してやる必要がなくなり

スマートに仕事ができる、

そして仕事と自由な時間とのオンオフを楽しめる


日本人、もっとゆったりしていいんじゃね? 的な


リフレッシュし、仕事には集中する

集中ばかりでは集中できぬ

名言ですわ


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-09-21 22:54 | 学会奮闘記 | Comments(0)

フラッシング反応を聞かない検診はダメだ

人間ドックで検診を受ける患者さんに

「こんな人間ドックを受けてはいけない」




問診に「お酒をのんですぐ赤くなりますか?」

を飲酒歴のある男性に聞かない人間ドック検診


食道頭頸部癌になりやすい男性には必須の問診ですわ

55歳以上の男性で、飲酒されるかた。

あなたの人間ドックの問診票にその項目ありますか??

ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-09-21 22:36 | 間違いだらけのがん検診 | Comments(0)

PDT後の食道切除

食道がんのケモラジ、約4割に局所にのこる、あるいはぶりかえすといわれ

サルベージ手術は危険度がたかいのでPDTをやる、という戦略があり

T1なら効果があるもののT2だとそれでもなおらない方がいる

そのあとに手術はどうなの?

っていう誰もが知りたいことの症例報告。

2例やって1例は椎体に穿通しててものすごい癒着ではがすのが大変だった、
もう一例は比較的軽い癒着で剥離できたとのこと。

もともどどれくらい進行していたか?と
その最深部がどっちを向いているか、椎体なのか、気管、気管支なのか、肺なのか。

大動脈に向かうものはPDTの適応外といわれているので
PDT後のサルベージも大動脈をはがすことはないだろうけど

ここから先、最初は手術は希望しなかったけど、手術をしなければ助からないかもしれない
という状況になってようやく手術を決意する、という方がふえるような気がして。

だったら最初から手術すればよかったのに

と内心外科医はおもいつつ、そういう方にもチャレンジを続ける。





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# by kenzaburou41 | 2016-09-17 19:53 | 再発したらどうするか? | Comments(0)

ケン三郎のISDE2016

今年は国際学会、シンガポールで国際食道学会がひらかれます。

若手を引き連れて国際学会に行くのもおそらく今年が最後でしょう。

勉強して見聞ひろめてくるんですわ

植物園できてるかなっ



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# by kenzaburou41 | 2016-09-17 13:53 | Comments(0)

食道癌後の下咽頭癌はいつ起きるか?

食道がんといえば下咽頭癌、下咽頭がんといえば食道癌

それくらい似ている下咽頭癌

食道癌患者さんが食道癌を克服した後におそらくもっともかかりやすい癌ですわ

下咽頭がん患者の6割が食道がんを重複する

そしてその半分は同時に食道がんと下咽頭がんを重複する。

そして3分の1のかたが「食道がんを治療して1年以上あけてあとから下咽頭がんになった」かただ。

そのうちわけでは5年未満がもっともおおいが、半分くらいは5年以上あけてから下咽頭がんを発症。

そして10年以上あけて下咽頭がんになった、というかたが5%くらいいらっしゃる。

食道がんが治ったあとの下咽頭がん、引き続き注意ですわ



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# by kenzaburou41 | 2016-09-16 21:32 | 他臓器重複癌 | Comments(0)