びらんとB2

食道がんには炎症を被っている食道がんっちゅうのもあって

酒だけでなく、
逆流による影響か

がんの表面が剥がれて、びらんになってるもの

そのびらんの中は付着物のせいで血管がみえず
さらにその周りの血管があたかも伸び出したB2
血管に見えることすらある

お、ここはsmか

血管がみえないぞ、AVA-Lか

なんていいだすとがんを深く読んでしまうこともある

びらんに惑わされるなかれ

そうした病変には1箇所だけでなく数カ所そういう
血管がよくみえなくて評価が難しい場所がでてくる

そこは思ったほど深くないことを知っておく必要がある

がんで深い場合は、その1箇所だけが血管が
みえずにぶっとい血管がまわりを取り囲む。

1箇所か、数カ所か

その違い。

特に陥凹型の表在がんではびらんをともなうことが
おおい

B2がみえても、それは炎症による修飾の可能性がたかい

0−2c+びらん

深読みするべからず。










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# by kenzaburou41 | 2016-12-22 22:56 | 拡大内視鏡 | Comments(0)

シンポジウム

関東地方会のシンポジウム

食道癌、頭頸部癌患者のフォロウアップの内視鏡はどうやってはります?

に壇上にいた8人中7人は経口内視鏡

経鼻はわずか1人。

それもうちの施設だけ〜

がっくり〜

全国的にも100施設あったら99施設が経口?

なのかしら

まだまだ普及活動が足らんのですわ

陽の目を見るまで続けるっ。


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# by kenzaburou41 | 2016-12-21 22:34 | 講演録 | Comments(0)

食道の治療を手控えない

咽頭が進行癌で食道がステージ1の場合

治療法はいろいろ選択しえる

咽頭がステージ3で食道がステージ1でも

咽頭はケモ、ケモラジがよく効いて食道はESD
だけで手控えていたら、数年後に再発し
結局食道癌で亡くなった。

そういうケースが少なからずあるので。

咽頭がんのステージが4b、cでない限りは

食道はガイドラインどおりきっちり治療すべし。

食道がん侮るなかれ。

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# by kenzaburou41 | 2016-12-18 22:22 | 他臓器重複癌 | Comments(0)

下咽頭癌と同時性の食道癌

明日はケン三郎が師匠と、日本消化器内視鏡学会関東地方会で
なんとシンポジウムの座長を務めます。

テーマは
咽頭・食道領域における多発癌・重複癌の診断
と治療の現況

第一会場でございます。

9時から開始でございます。

咽頭癌と食道癌が同時におきたら
どっちの治療を優先する?

進行度によりますが

答えは食道がんでございます。

咽頭がんのほうがやや予後は
いいように思います。

治療中、ステージが逆転する
こともございます。

食道がん、侮るなかれ

明日、永田町シェーンバッハサボーでお待ちしております

ぽちっとな




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# by kenzaburou41 | 2016-12-16 23:03 | 他臓器重複癌 | Comments(0)

女性と食道癌

元女子プロレスラーのハーレー斉藤さんが15日に死去したことが同日、分かった。48歳だった。今年になって食道がんを患い、治療に努めていた。

 斉藤さんは1986年にジャパン女子プロレスに入団。92年には新団体・LLPWに参画。2006年にはデビュー20周年を迎えたが、10年に子宮筋腫のため現役を断念。12年12月29日にLLPW-X(赤坂BLITZ)で2年ぶりにリング復帰し、引退試合を行った。

我々のちょっと上の世代の女性で

1995年頃のワインブームなどで酒を覚えた女性が

若くして食道癌に罹患する

こういうケースは今後増えて行くように思います。

女性も要注意の時代に変わっていくかも。。。








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# by kenzaburou41 | 2016-12-15 23:05 | 食道癌にかかった芸能人 | Comments(0)

3次元B2と2次元B2

なんで血管をみて深さがわかるのか?

そら、IPCLの構造とかけ離れた血管がでてくるからよ。

もともとのIPCLと似てるのがB1で

そうじゃないのがB2で

ぶっといのがB3よ。

でもB2でもいろんなB2があって難しいんよ

じゃあどうやってわけるの?

そりゃあ立体的か、表面的かに分けるといいんよ

0−1の辺縁をはしるB2は立体的なB2だから一段ふかいんよ。

名付けて「3次元B2」

0−Ⅱcの表面を走るのは凹凸もなくて2次元的だから浅いんよ。

名付けて「2次元B2」

この違いがわかれば、このB2が深いのか、浅いのかがあっというま。

つまりのところ、3次元B2はsm2

2次元B2はMM

そういうことなのさ〜







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# by kenzaburou41 | 2016-12-15 23:02 | 拡大内視鏡 | Comments(0)

B2血管

なんで食道学会分類のB2血管の精度がひくいのか?

調べてみたら

0-Ⅰ型のB2血管はあてにならない!!

内視鏡でみてこれはでかい、結節隆起を作るもの

でも B2

B3がない

このパターン。

これに惑わされてはならない。


0-Ⅰ型では通常内視鏡を頼りにすべし。


そして0-Ⅱc


0-Ⅱcはいろんな0-Ⅱcがあるけど
ほぼ平坦で

B1、AVAsがメイン。

B2がちょこっと。

こういうのはLPMどまりであることが少なくない


そういう決まりをつくればかなり深達度診断に役に立つ
0-Ⅰ型は0-Ⅰ型。


内視鏡だけで簡単に治るとは考えずに
根治性の高い治療を選択すべし。


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-12-14 22:01 | 拡大内視鏡 | Comments(0)

忘年会

食道がんと全然関係ないけど

今日は忘年会

いろんな方々にお世話になって今年食道がんをたくさん治療できた

来年は教授がいなくなるので

多分すげえ患者が減るでしょう

食道班は今年で解散。

そしてケン三郎は暇になり

さてどうなりますやら

仕事あるんかいなあ、、

行くとこあるんかなあ


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# by kenzaburou41 | 2016-12-13 23:32 | ひとり言 | Comments(0)

EG-L580NW7

冨士フイルムから新しい経鼻内視鏡
EG-L580NW7
が発売され

その試運転,評価を司りますケン三郎

経鼻といえばケン三郎

ケン三郎といえば経鼻

というくらい今やオピニオンを求められる立場ですわ


どんどん新しく細くて画質もいい器械ができてて
患者さんには有り難い話ですわ

この経鼻もむかしは

EG-470N

とかかわいいネーミングだったんですわ

それがWだの7だの

いろいろ付属の名前が付け足し

縁起がいいんですわ

そのうち寿限無寿限無EG-L580NWセブンスーパーマグナム、プレミアム内視鏡

なんてながーい名前になって

看護師さんや技師さんたちが

あの内視鏡もってきて、といわれたときに

えっと寿限無寿限無EG-L580NWセブンスーパマグナムですか、それともプレミアム
ですか?

って聞くくらい、ながーいやりとりになって。

もうめんどくさっ。


いいカメラになれると、ほかのカメラを握ったときに
自分でさがさなくなるから

技術の進歩もいいけど

気合いはいつも持って内視鏡を握りたいと思うんですわ


新型経鼻内視鏡

いざっ みつけるぞっ


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-12-12 20:14 | 経鼻内視鏡 | Comments(0)

転移リンパ節診断

昨日の特別講演で
大ボスがおっしゃったこと。

深達度診断には限界があることがわかったんだし

転移リンパ節診断をなんとかしたほうが
いいんじゃないか

転移がないとわかればsm2でも3でも局所は切除
にもっていける

しかしその確証がないので手術やケモラジを選択する
ことが少なくない。

おそらく、今後食道癌は全層切除の時代になるだろうと。

たしかに、、微小転移の有無が小さなうちから
診断できれば患者さんをよりいい治療に導けるし

無駄な手術やケモラジ

適応外のESDは減る

発想を柔軟に変えていかねば。。






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# by kenzaburou41 | 2016-12-11 18:40 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

第300回記念大会

第300回記念大会は
0−Ⅱbに白いぽっちの隆起がちらっみえる病変。

白いぽっちはなんじゃろな。

2mmくらいのちいさなぽっち、でも明らかに病変の真ん中にあって
GAでもないし、くびれもないから乳頭腫でもない、

末広がりの形だから腫瘍だろうとおもう。

でもつるっとしてて非上皮性の変化。

うーん、、、SMT様隆起

特殊形だろうと、、、低分化、バザロイド、平滑筋肉腫、カルチノザルコーマ、
いろんな意見がでて結果は内分泌細胞癌。

そういえば、前見た内分泌細胞癌は黄色かったな。

赤の中の白に要注意とかいたけど

赤の中の黄色はsmall cel carcinoma

にゃんと。。

うーん、色は大事

色から推測する

また一つ勉強になった。

来年また出直しですばい






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# by kenzaburou41 | 2016-12-10 22:44 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

第300回早期食道癌診断勉強会、明日開催

明日土曜日は早期食道癌診断勉強会が300回の記念大会を迎えます。

300回ってなかなか続けられないですけど、よくまあこんなに
続いたものだと


明日はみんなで15時から
JR新日本橋駅、地下鉄「三越前」A6出口近く、コレド室町2 8階 アステラス製薬まで


東京医科歯科大学 消化管外科 河野辰幸教授の特別講演もございます。

ふるってご参加下さい

ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-12-09 12:34 | 早期食道癌診断勉強会 | Comments(0)

赤の中の白

こないだ、内視鏡やってて

大きく深達度診断を誤った症例に出くわした。

なんで間違えたかというと、拡大内視鏡で血管ばかりを追いかけてて

ああ、これ浅いんじゃねと、、過信してしまったことによる。

食道表在癌のほとんどが0-2c型、淡い発赤、発赤陥凹

全体が赤っぽく領域があって、、というのが癌の初期像

だからNBIなんかの赤いのをより強調する画像強調法は拾い上げにものすごく
役立つ

しかしながら、色のもつ情報を消してしまうという欠点も持ち合わせる。


多くの食道表在癌はただ赤いだけ、
がおおいので、NBI拡大、BLI拡大が深達度診断にも有用だけれども

中に『赤いもののなかに、白い領域がある」病変

白いといってもまっしろではなく、黄色かかった白。

ここは血管がよく見えなくなって、癌で煮つまった、深いことをときに意味する。

凹凸があればわかるけど、これがフラットで白い、かつ血管もよく見えない
ときは要注意である。

あとから内視鏡画像を見直し

深かったところがどこかを見てみれば

やはり「赤の中の白」であり

う、、このとしになって何故気がつかなかったんだろう、、、と猛反省。


やっぱり白色光に戻って全体をくまなく見る

NBI・BLIだけじゃだめでしょ

を再認識することに。


「白色光を軽視するべからず」

「赤の中の白に要注意」


べからず集に追加ですわ


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-12-08 19:09 | 診断の達人たち | Comments(0)

バレット食道の予防

今度のUGI研究会のテーマが「バレット食道の予防」とやらで。

バレット食道がんの予防じゃなくて
バレット食道の予防??

日本人の5人に1人はバレット食道(ショート)
なんだし

それを予防って??

なんだろ。

多分、若いときから食べ過ぎ、腹一杯くい

くっちゃ寝して

しかも右下に寝る習慣を繰り返す

そーいう方がバレット食道になってるんじゃないか

と推測はするものの

実際のところはよくわからない。

うーん、何がしかの予防策

なんじゃろ















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# by kenzaburou41 | 2016-12-05 22:34 | バレット食道 | Comments(0)

バレット食道の予防

今度のUGI研究会のテーマが「バレット食道の予防」とやらで。

バレット食道がんの予防じゃなくて
バレット食道の予防??

日本人の5人に1人はバレット食道(ショート)
なんだし

それを予防って??

なんだろ。

多分、若いときから食べ過ぎ、腹一杯くい

くっちゃ寝して

しかも右下に寝る習慣を繰り返す

そーいう方がバレット食道になってるんじゃないか

と推測はするものの

実際のところはよくわからない。

うーん、何がしかの予防策

なんじゃろ















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# by kenzaburou41 | 2016-12-05 22:34 | バレット食道 | Comments(0)

バレット食道進行癌の特徴

バレット食道癌、うちで60例の経験(1985-2015)

30年間で60例だから、年間2例。

そもそも昔はバレット、という認識もそれほどなかったであろう
ので最近急に増えたという印象はまったくないけど

それでも接合部癌は増えている、という。

外科のセッションではこの食道胃接合部癌の主題が
組まれるし。

話題性もあって、術式をどうするか?

っていうのが議論のところ。


とはいえ、バレット食道はもともと、食道だったところが
胃に置き換わったので、食道屋さんとしては
そら食道のもんでっせ、的な発想で治療を行うのが
一般的で

いやいや胃の粘膜に置き換わったから胃の方針に
したがってもらいまっせという胃の先生は少ない。

患者さんとしては1つの病気なので
「治る確率が高い治療法」を当然ながら
お勧めするべき。

しかしいろいろ調べてみますと。

粘膜癌27例に転移は1例のみ(DMM)

粘膜下層癌24例中3例(全例sm2以深)

ここでもsm1を200μとするか500μとするかが
一つの議題であり

食道の200をとるか

胃の500をとるか。

これも最近胃の500に押され傾向で、多施設での
検討でも500でいいんじゃないかという結果も。

「500μ以下」「tub1-2,pap]「脈管陰性」
ではケン三郎の施設28病変に転移なし。

しかしひとたび深くなると、これが
結構なリンパ節転移が起きるのが特徴で。

進行癌で手術した9例中、5例が転移個数10個以上。
4~8個が4例で1~3個はなんと0.

頸部~上縦隔にも転移があったのが5例もあり。

バレット食道癌の術式というと

「バレット食道を全部取る」ように設定されるのが一般的なので、
高い位置までバレットが伸びている症例では3領域郭清を含む、
つまりは扁平上皮癌に準じての治療がどうも必要そう。

では術前治療をやりますか、というとそこまでの
話にはおそらくはなっておらず

またこれからの課題といえば課題で。

いろいろ勉強不足

がんばらねば。


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-12-04 23:39 | バレット食道 | Comments(0)

節酒指導

「お酒は飲んではいけません」

きちっと守れる食道がんの患者さんがどれくらいいるでしょうか

ある程度の余裕

ある程度の笑い

ある程度のグダグダ感、ダメダメ感

そういうのをふくめて食道がん。

素因がまったくない方もいるけど

おおよそ「心当たりのある方」が大多数

多くは進行して見つかり、手術をうけても再発、抗がん剤、放射線に
立ち向かう方、わけありのかた。

まったく飲んじゃいけません、

といいきれるかというと

まあとりあえず少し減らしていきません?


が落としどころで。


そういうケン三郎も今日はお酒をのんでいい気分。


酒のない世界は考えにくく

そう真面目に行きられないけど
でも一緒にがんばりましょうや

という酒容認派。

きっちり制限をもうけて、週に2回は
休肝日を作る

がんじがらめではいきていけないざんすよ









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# by kenzaburou41 | 2016-12-03 00:20 | お酒を辞められないあなたに | Comments(0)

禁酒指導

早期の食道がんの治療後に起きやすい再発は、お酒をやめることで確率を半減できるとする調査結果を、全国16の医療施設でつくる研究チームがまとめ、専門誌に報告した。食道がんは早い段階で見つければ体への負担が軽い内視鏡で治療できる一方、残った食道のほかの場所で再発しやすいことが課題となっている。

 早期の食道がんと診断され、内視鏡で治療を受けた患者330人に協力してもらい、治療後の経過を追った。飲酒は食道がんの原因になりやすいため、日常的に飲んでいた人には禁酒するよう指導した。

 治療後2年の時点で、内視鏡で取ったのとは別の場所に新たにがんができた確率は、禁酒しなかった人で16%、禁酒した人で9%。より長く経過を追えた人たちを含めて全体の傾向を分析すると、禁酒した人の再発リスクは禁酒しなかった人に比べ53%低かった。

 禁酒によって食道がんの再発をどの程度減らせるかは、世界的にもわかっていなかった。研究チームの武藤学・京都大教授は「早期でがんを見つけて内視鏡治療を受ければ、食道を温存できる。一方で、再発の可能性が残る。治療後も定期的な検査を受け、禁酒することが大切です」と話す


天下の朝日新聞に登場!

酒をやめると癌になるリスクが半減する

さああなたはどうします?


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-12-02 17:37 | お酒を辞められないあなたに | Comments(0)

期待

患者さんの紹介。

数ヶ月前に消化器内視鏡を受けたけども、異常なしといわれ

喉がおかしいという症状で耳鼻科で咽頭がん。

またか、、、

「半年に1度内視鏡を受けてるんですけど」「治るんでしょうか」

うーん、、内視鏡で全部見てるわけじゃないですから

というしかいいようがないし

多分私も、どこかで見落としているかもしれないから
こればっかりはなんとも。

現に食道がんでずっと見ていた方が
膵臓癌や胆管癌、肺がん、直腸癌にかかった、、
というのは経験するので
注意はすれど全部網羅することは難しい。

せめて自分の得意分野を広げて内視鏡ができるようには
しておきたいもの。

「食道0−1型表在がん」

転移のあったm3sm1の中で
「0−Ⅲや0−1は粘膜下層がん、内視鏡治療の適応は慎重に」
なので、

「これは最初から手術したほうがいいでしょう」
というのががんをなおすということでは王道。

でも「なんとか内視鏡で」「放射線と抗がん剤と内視鏡を組み合わせれば。。」
と多くの患者さんが当然そう願うので

とりあえずまず内視鏡でとってみましょうか
という選択も。

うーん、、、

1年前に同じような方がいて。

もともと内視鏡治療の適応はなさそうな病状

でも

内視鏡やりました。

sm2でした リンパ管にも入ってました

「追加治療は様子をみたいです」と言ってた方が

結局外来通院を自己中断していることに気がついた。

転移のリスクを十分に話し、追加治療をしたほうがいいと説得したけども
病院にこなくなってる。

東京だからいくつもいい病院があるし名医もいる
こっちの名医がだめならあっちの名医に話を聞くもあり。

医師はどこまで患者さんの人生に介入すべきか。

今まで何人かの患者さんがドロップアウトし
「手遅れ」の状態で見つかったのを経験しているし

「病院なんか行きたくない」
のはわかるけども。。。











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# by kenzaburou41 | 2016-12-01 23:28 | ひとり言 | Comments(0)

たどり着く

今日は患者さんに手術の説明してたら

「先生が頼りです、ここにようやくたどり着いたんですよ」

と言われ

おっ。

そうだよなあ、前の病院でここでは無理です、
でもいい先生知ってるからそこへ行きなさい。

の、宛先がケン三郎。

「たどり着く」なんて、、
有り難い話ですわ

いろんな経験の積み重ねでできること
できないことがわかるけど

できそうだし、うまくいい治療を提供してあげたい

この期待に応えられるとまたレベルアップですわ

「先日おんなじような方がいらして
元気に帰って行きましたよ、がんばりましょう」
















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# by kenzaburou41 | 2016-11-29 22:52 | ひとり言 | Comments(0)

がん市民講座

2017年1月15日(日)
東京医科歯科大学「がんを考える」
市民公開講座に
なんと、あの、食道がんのブログでおなじみの
古畑ケン三郎先生が初登壇いたします。

あいはぶあ ぺ~ん

あいはぶ あん あっぽー

えん

あっぽーぺーん

ああ、ジャイアント馬場が生きていればいまごろ。。。

ピコ太郎のテーマにのって踊ります。

1430-1450分でございます。

市民公開講座ですから 市民に公開。

後悔させませんよ~

みなさんふるってご参加ください


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-11-25 12:40 | 講演録 | Comments(0)

アルコール性肝障害

アルコール性肝障害とは5年以上の長期にわたる常習飲酒者に発症

禁酒により病態が改善されるものと定義される

脂肪肝、肝線維症、肝硬変、肝がんにいたる慢性肝障害と

幹細胞の広範な壊死におちいるアルコール性肝炎が主な病態である。

脂肪肝は多量飲酒者のほとんどにみとめられ

断酒後脂肪変性は2-6週間で消失する。

女性や酒を飲んですぐ赤くなり、少しは飲める方はより少量の飲酒で発症する。


脂肪肝は、ほとんど自覚症状はない。

γGTP,AST優位のトランスアミラーゼの上昇

をしめすが、正常値をしめすこともある。

アルコール性肝炎は常習飲酒者がさらに飲酒量が増えた時に発症する。

高度の肝腫大、黄疸、発熱、右季肋部痛、WBC上昇、PTの延長などから
急性胆のう炎と間違えられることもある。

予防は適正飲酒習慣に限る!


健康日本21

「お酒やめろ」
とは言わない。

「節度ある適度な飲酒」を勧める

ウイスキーダブル1杯、

ビール中瓶1本

日本酒1合

ワイングラス2杯

おおっ、、おおくね?


今ビールなんか135mlって小さいかんで売ってる。

あれくらいなら害になるとはおもえんが。


「アルコール依存者」はその背景にさまざまな社会事情を
抱えている事が多い。


それをサポートするセフティネットが必要である。

脂肪肝侮るなかれ

以上、肝臓専門医であるうちの親父からもらった「生活習慣と肝疾患」
より。



ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-11-23 20:42 | 食道癌になりやすい人 | Comments(1)

全国からやってくる

もともと食道外科医だったんですけど

今やのどの入口あたりばかり見る専門家になり

全国から「のどを残せないか」「声帯をとらずに治せないか」

的な相談窓口となりつつあるケン三郎外来。

今日も近隣の病院からちょっと進んだ下咽頭がんってことでご紹介を頂いて

即、内視鏡

うん、このくらいなら残せますよ

と判断。

もちろん限度があるので、リンパ節転移がゴリゴリあるような
腫瘍は対象外だけども

場所がら、残せないんじゃないか?を危惧するところを
なんとか救い出すってんではおそらく日本でも有数の施設ではないか。


もともと大腸専門医をめざしていたのに
なんてこったい。

人生何があるかわからんけど

興味のある方向へ進んでいくと、その先にまた道が開ける。

期待に答えられますよう














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# by kenzaburou41 | 2016-11-22 22:58 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

どこまで声を残せるか

今回の学会での最大の収穫は

「頸部食道がんが、下咽頭に浸潤した場合にどこまで声をのこせるか?」

という問題。

頸部食道を外切開で切って、下咽頭まで剥離して後壁の方はかなり上の高さまで
いけることは分かっていたけど

果たして輪状後部側がどこまでいけるか?

そこが表在性であれば、口側はELPSで切除し
粘膜を肛門側から引っ張りだして切除して

遊離空腸をあげればいけるんじゃないか?

考えてはいたけど、実際その手術をされている先生が北海道にいて。

え〜っ、、どれくらいまでいけるんですか?
と伺ったら

「被裂軟骨のレベルは無理、縫えないので」
という。

てことは入口部から少し頭側だったら全然いけるってこと?

これはもしかしたらいい治療ができるかも
しれません。

頸部食道がん患者さんの新たな光となる治療が。。。













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# by kenzaburou41 | 2016-11-21 22:42 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

境界領域

食道胃接合部がんが食道の治療法でいくのか、胃の治療法でいくのか
が議論になるように

食道と下咽頭にまたがるがんもまたどちらの治療方針に準ずるかむずかしいところ。 

今回の学会でみてみると
下咽頭がんは相当進行してても最近は口からがんをとりだす経口的手術がさかんになっており
これが頸部食道にかかるものでも、穿孔をそれほど気にしないで局注せずに取りに行く、
というのもあり、ということ。

これが頸部食道がんの下咽頭浸潤であれば「咽喉食摘」をえらぶ食道外科医が
少なくないのに、、、

頭頸部表在がんの内視鏡治療の適応拡大を恐る恐る
考えている我々に比べ、頭頸部外科医はあるものは取る、追加のCRT
はなるべく避ける、と考え方がかなり違うということ。

もしかしたら頸部食道がんはどちらかというと、この方針
に近い方針がとれるのではないか?と
考えさせられるということ。

ロボット手術、ケモラジ、ELPS、TOVS
いろいろな「喉頭温存治療」があり、
患者さんには福音ではないか。

でも下咽頭がんの6割に食道がんが重複し

おもに同時性がおおく。

食道がんが先にあって、5年、5−10年、10年以上たっても
下咽頭がんが酒を飲み続ければ、あとからでてくるリスクが残る

ということが分かっているゆえ

食道がんを克服し、もうこなくていいよと言われても
検査間隔が1年おき、が2年おきとなったとしても
内視鏡は永続的に継続すべきで

上皮内がんでいるのが2−3年といわれるから

食道がん患者さんは
「少なくとも3年に1度は内視鏡」
なのかしら。

幸い、頭頸部外科医がいまかなり喉頭温存治療に
目を向けていて昔ほど簡単にのどを取らなくなっている
という状況

なんとか声を残したいという気持ちは同じですわ










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# by kenzaburou41 | 2016-11-21 00:03 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

喉頭癌の予後

昨日の学会でいろいろ耳鼻科の先生から話をきけたんですわ

喉頭癌、それ自体で命を落とすことは少ないが

喉頭癌にかかったあとに生じる食道がんや下咽頭がんはすくなくない

なんとその重複したがんのほうで亡くなることが多いのだとか。

なので、喉頭がんにかかった人は内視鏡検査を定期的にうけるほうがいいと。

食道がんと下咽頭がんについて関連が深いとケン三郎が話したけども
北海道の先生も同じように言ってて、食道がん患者は下咽頭がんに注意せよ、

その次に注意が必要なのはどこか?

「口腔底がん」です。と。

う、、これも同じ成績。

マウスピースつけてたら観察しないとこじゃないか。

重複時期を検討したら面白いんじゃね?

食道と下咽頭
食道と喉頭
食道と中咽頭

下咽頭に関しては、圧倒的に同時性がおおいけど
下咽頭のあとに食道がん、というのはすくなく、
食道がんのあとに下咽頭っていうのは10年経ってもでてくる。

調べてみたら面白い結果がでるかも、だし

どういう順番でがんになるか、の傾向もわかるのでは。

早速取りかかるんですわ

学会にいくといろいろ刺激があるぜよ



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# by kenzaburou41 | 2016-11-19 15:51 | 他臓器重複癌 | Comments(0)

ハンズオンセミナー

経鼻内視鏡のハンズオンセミナーを初めて気管食道科学会で
やったんですわ

ハンズオン、というと今ESDしかやらないESD屋さんの専売特許

著名な講師がビギナーにむけてどうやったらうまくESDができるか

これがまた名医っぷりをアピールできるわけだから若手にとっては
憧れ的な魅力

ケン三郎にはそんなESDの腕もないし、論文もかいてないので
一度もお声がかかったことがないけど

今回は「経鼻」

学会を主催するほうで目玉としてやってきたんですわ

耳鼻科医がほとんどの学会で経鼻、だからあまりたくさんの先生が
きたわけじゃないけど
学会でよくお見かけする耳鼻科のかなり年配の先生が
いらしていて

「あ、先生、このカメラいいですよ、画質も最高ですし
使い勝手もいいし」

というと

「確かにいいカメラだねえ、、今日は君のランチョン楽しみに
しているよ、いつもブログも見てるよ」

へ?

まじっすか、、

なんとこの食道がんのブログをチェックしてくださってるらしく

書いてるのがケン三郎、とご存知。

恐れ入りました、、、


ランチョンの司会の先生に
こうした検査の記録は歴史に残るものだし
どうやって今に至ったのかを後世にのこしておいたほうがいいよ

君が死んだら、何も残らないじゃ、いけないから
論文もたくさん書きなさい

と。

いろんなご意見をいただいて、
ますます気管食道科学会、発展していければなと。

他の学会やめちゃおうっかな〜















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# by kenzaburou41 | 2016-11-19 06:41 | 経鼻内視鏡 | Comments(0)

学会無事おわる

第68回日本気管食道科学会が無事に終わったんですわ

準備不足、事務局機能の崩壊、学会サービスの突然の交代
などのさまざまな問題を抱えながらの2日間が終わったんですわ

つくづく学会主催する、学会長を務める重み

いろいろ感じた2日間ですわ

今日のお昼が自分的にはチャレンジングな内容で
「食道外科医が耳鼻咽喉科領域を内視鏡で観察してみたら」

本来の業務とはかけ離れてるけども、違うアプローチで
観察してみたら、すごくよかった、という内容ですわ

きっと耳鼻咽喉科の先生にも響いたと思うんですわ

一方で食道がんと違って、局所切除でも十分がんを
コントロールできるのがこの領域で

食道がんの専門医としてはうらやましい限りですわ

同じようながんに罹患する患者さんを
どうやって救えるか

食道専門医だけでなく頭頸部、耳鼻科領域は
一蓮托生。

一人の患者さんをいろんな方向から救える体制作り

まだまだ問題山積みですわ









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# by kenzaburou41 | 2016-11-18 22:04 | 気管食道科学会 | Comments(0)

のどを失うということ。

先日、内視鏡やった患者さんに
病理の結果がでて、

それを伝えたいから外来にきてくれと電話したんですわ

そうすると電話にでたけど、ガサゴソいって
何か合図しているようにも思える仕草。

ああ、そうか、喉頭癌で喉頭切除したのか、、

要件を伝えて電話を切る。

うーん、やっぱり声がでないというのは相当な
生活の質の低下だぞ

と認識し。

そしたら同じように声をうしなった患者さんで
食道発声で声を取り戻している方に外来でお会いして。

内視鏡の結果を伝えると

有難うございましたと、十分に聞き取れる声で
受け答えする。

「ずいぶん発声がお上手ですね」と声をかけると

「いやあ、子供がまだ小さいもので、いろいろ
怒るのにも、手書きじゃ伝わらないんです、
だから必死で発声のトレーニングをしたんですよ」

という。

そうか、声を失って大変だろうなと思いをはせるけど

その背景には、俺らと同じように家族がいて、親がいて
友人がいて

うしなった機能をひっしこいてとりもどそうとする方がたくさんいる

もちろん、こういう方をできるだけ減らせるように
検診を広めたり、観察法のコツを伝授したりしたいけれど。

声をうしなうも、命を守るのを選択した

方に最大限敬意を払わねば。

























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# by kenzaburou41 | 2016-11-16 23:02 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

いよいよ学会始まる

いよいよ今年最大の山である、気管食道科学会が明日から京王プラザで
始まります。

これから高齢者の食道癌、頭頸部がん患者をどううまく、ながいきしてもらうか
をいろんな科がこういう意見もあるぞ、とヒントをもらえる学会です。

といっても内科学会、外科学会、内視鏡学会、内視鏡外科学会
がん治療学会といろいろ学会に入ってる先生にとっては
なんだその学会?

ってくらい認知度は低い学会で。

だけど話の内容はかなり濃い話。

ぜひみなさん足をお運びくださいな


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# by kenzaburou41 | 2016-11-16 22:44 | 気管食道科学会 | Comments(0)