さよなら電子カルテ

宮崎大学医学部附属病院は、マルチプラットフォーム型電子カルテ「Man・Go!」を開発、2016年11月の稼働を予定する。WindowsやMac OSのパソコン、AndroidやiOSのスマートデバイスなどさまざまなOSや画面サイズの端末で電子カルテを利用できる。特に、スマートフォンで電子カルテの「フル機能」が使えることを前提に構築した。

 実現を目指すのは、「病院ノマド(ノマドは遊牧民の意)」。院内・院外どこにいても必要に応じて電子カルテにアクセスでき、さまざまな処理ができる環境の構築だ。同病院 医療情報部 教授の荒木賢二氏は、第20回日本医療情報学会春季学術大会(2016年6月2~4日)のランチョンセミナー(インターシステムズ共催)でこの取り組みについて発表した



ついにきたか、ケン三郎がいつかこの日が来ると信じてた、
どこにいても電子カルテにアクセスでき、指示がだせる環境

いまは休日でもわざわざでかけて患者さんに
直接会って、医療端末を見に行ってデータを確認し
ああ大丈夫だった、と確認しなきゃいけない

けどそれも不要、必要かどうか、何か問題が起きてないかを
ある程度情報を集めることもできる。

そうじゃなきゃいかんでしょ

いつまで経っても「24時間365日医者であれ」
じゃあ。。。

これで患者さんの トリアージもできれば無駄な受診や救急車の搬送
も不要になるんですわ

それに加えて癌のリスクの高い方にも情報を伝え
必要なひとには受診を促す

必要のない方には医療費削減のためにも無駄な検査を
控えていただく


同じひとが何回も検査を受けるのではなく

必要なひとに必要な時期に効率良く検査を提供する


ビックデータの活用が楽しみですわ


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-08-19 22:58 | ひとり言 | Comments(0)

休み明け

夏休みを終えて明日から仕事なんですわ


休み中、東北と九州には酒飲みが多いって本を読んでて

京都、奈良を中心にしてそこから離れるほど酒に強い説

1975年日本酒ブームが訪れ、そのころ20代だった
モーレツサラリーマンだった人々が、いま60代

酒飲んで赤くなりだんだん飲めるようになった60代

危険ですわ

日本酒ブームはその後ウイスキー、ビール、ワイン、焼酎、酎ハイとだんだん
度数の低い酒に移っていく


がしかし、1970−1980年は日本酒の消費量が年150万キロリットルを超えた10年。
いまは60万キロリットルだから約2.5倍の日本酒が消費されていた!

1985年くらいからその量は減っていくのだけれども。

進行食道癌の平均年齢がだいたい67歳だから 1950年生まれくらいが
いままさに食道癌適齢期。

同窓会があったら、この情報を回してほしいんですわ

あのころ、酒が弱かったのにいま酒すげえ飲んでる同期。

いますぐ内視鏡を〜


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-08-17 23:16 | ひとり言 | Comments(0)

ビッグデータ

食道癌になった人、これからなるであろう人

頭頸部癌になったひと、これからなるであろう人

そういう人の行動パターンを集積し

どこに集まるのか?

を分析

集まったところで、一斉検診を行い

食道がんの芽を早いうちから摘む

そして一度食道がん、頭頸部がんになった患者さんを

丁寧にケアしていく


ライフプランナー的な役割


医療技術がいくら進歩しても


抗がん剤がいくらいいのが出ようと


いい放射線治療が出現しようとも


できる治療には限りがあり


なりやすい人はわかったぞ、

じゃあ次の手をどうするか?

これを考える時代ですわ


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-08-12 23:15 | ひとり言 | Comments(0)

どや顔

治療がうまく行った時に

医者が「どや」うまくいったやろ

的な顔をする

その「どや」の度合いは

難易度の高い病状をいとも簡単にこなしてのけた時ほど、
医者は「どや」になる。

これだけうまくいったのだから


「見違えるほどよくなりましたよ」

と言って欲しいのだが

手術の場合、

もとどおりの体に戻るわけではないので

医者と患者さんの考える目標到達点には当然ズレがある


これが内視鏡治療だと

「どや」 「よくなってるでしょ」

的な感動の押し売り的なことが目立ち。。。。

どや、といいたいところを

いえいえ、このくらい当然ですよと

当たり前のことのようにやるのが超一流

ケン三郎、そういう意味では

まだまだっ。


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-08-10 01:14 | ひとり言 | Comments(0)

来年の色素研究会

今日は食道色素研究会

10題の演題で「拡大との乖離が見られた症例」を勉強いたしましたが、、、

だんだん参加者は減ってきて

なんとか魅力のある研究会にならないものかと

次回は1月13日でございます。

B2血管のうち、どういうB2がsm2なのかを
調べる予定

どういうって、やっぱり面積の広いB2でしょ

全国津々浦々から集めましょう


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-08-06 22:25 | ひとり言 | Comments(0)

食道色素研究会

明日は東京医科歯科大学MDタワー2F 鈴木記念講堂にて
食道色素研究会
が開かれます

朝9時から10演題、このクソ暑い中を食道がんの勉強したい
先生が集まります

ふるって御茶ノ水までお越しくださいな

ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-08-06 00:44 | 食道色素研究会 | Comments(0)

こんな講演は嫌だ

「⚪️⚪️病の薬

いろいろ出てます

飲み続ける必要があるでしょうか?

軽症ですと、症状のあるときだけで
いいんじゃないですかね

いやしかし、この薬を辞めてしまうと
とたんに ✖️✖️ %の方は再燃するんです

一方でしっかり飲み続けた方はきちんと
治っております

ですのでこのお薬をきちんと欠かさず
続けたほうがいいんです」

ひゃ〜っ

言っちゃった、、、、

とおもわず言ってる自分が笑ってしまう。

「しっかり毎月私のところに通って
薬を飲み続けましょう」

実際そういう方もいらっしゃいますけど

本来薬に頼らない生活を目指すべき


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-08-02 23:17 | 講演録 | Comments(0)

食道学会分類

2012年からの拡大内視鏡の診断精度をしらべていたら

B1血管がEP LPMである確率   93% これは皆が認めるところ。

ところがB2血管。  ケン三郎の診断では53%   浅いものもあれば深いものもあってばらつき
あり  すごくいいとおもってるんだけども深くなると解釈が難しく、、、

B3血管がsm2である確率70%

ってことで 何年と拡大内視鏡を勉強してはいるものの、
木を見て森を見ず的なことになって

そう診断能が上がったとは言えず。

やはり病型で0− I、0−III はSM2-3
0-ⅡbはEP

0-ⅡaはLPM

0−Ⅱcは EP~sm2

辺縁隆起をともなう0−Ⅱc+0-IIaは危ない、とか

表層拡大のなかの0-IIaは一段深く読むとか

基本が大事だということを気付かされる

聖域のないESD適応拡大ではなく、聖域を自分のなかで決めて、いいと思う治療を提供しよっと。



ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-08-02 00:10 | 拡大内視鏡 | Comments(0)

ガイドライン

頭頸部がんのガイドライン2013年度版

早期下咽頭がんにおいて喉頭を温存する治療方針は推奨されるのか?

推奨グレードB 

:根治照射あるいは喉頭温存手術のいずれかをここの症例に
応じて選択することが推奨される


とあり。かつ

「放射線治療は年齢や全身状態にほとんど制約をうけないため
広くおこなわれ、潜在的頸部転移にたいする予防的頸部照射を
おこなうことにより良好な局所制御喉頭温存率と生存率が報告されている」


とある。


口からがんを表面から削りとる治療が普及している
とはいっても、ごく一部の施設でしかまだ
治療をうけられないということで。

ガイドラインに掲載されるのは最先端の治療方針ではなく
ある程度みんなに認知されてどこの病院でも受けられるように
なって初めて「ガイドライン」になるということ


いやいや、一晩で決着がつくかもしれない治療があるのに
なんでまた?

広く普及させるには、論文を英語でかき、学会で発表し、活動をするとともに

ブログで一般の人にも分かりやすく伝えるということ。

都知事選しかり、どうやったら共感が得られるか??

責任重大ですわ〜


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-07-31 23:27 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

最新データ

b0180148_9573645.jpg



当院の最新のデータをアップデートですわ

頭頸部癌とひとくちにいっても
口からのどから鼻からいろいろですわ


食道と関連が深いのは

1)下咽頭がん

2)口腔底~頬粘膜

3)中咽頭がん


ベスト3ですわ

おそろしく重複頻度が高いのは下咽頭と口腔底~頬粘膜でともに約6割の患者さん
に食道癌を重複ですわ

食道がんからみたら頭頸部癌になるひとは10人に1人だけど
頭頸部癌をみたら食道にもあると思え

がいまや常識ですわ

4位 喉頭癌

5位 舌癌

6位 歯肉癌

ですので 口腔外科との連携も重要なんですわ このうち舌癌は30~40代にも発症し
やや分類が違う印象ですわ


食道がんになる年齢は65歳 癌適齢期ですわ


この癌適齢期をいかにおだやかにすごせるか?


酒をのむと赤くなりだんだん飲めるようになった方は要注意ですわ

ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-07-30 10:06 | 他臓器重複癌 | Comments(0)

鼻テクノロジー

最近海外の学会から
お前面白えことやってんな、こっちでも発表しねえか?

的な学会演題登録のメールが来て

いやいや登録するだけで10万円でしょ、渡航費、ホテル+飛行機
安くみつもっても20万でしょ。めし代とかお土産代とか
いろいろその土地でしかできない行事にお金つかうし、
その間バイトにいけないからうちの家計的にはマイナス50万

いやいやそんなお金ないですよ

学会に行ってもなあ、、

とおもって。

今日メールみてたら

International Conference on Nanotechnology Research

なる学会から招待状が。

ナゾテクノロジー?

経鼻ってこと?

いや〜そんな学会があるなんて

まさに〜食道癌、咽頭癌患者を救うのは経鼻内視鏡〜

ついにワールドワイド???

行きたいなあ〜行きたいなあ〜
場所はテキサス??

経鼻内視鏡を世界へ


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-07-30 00:13 | 学会奮闘記 | Comments(0)

計画的ESD

学会で発表した全周性食道表在がんへの
planned ESDが

いいねえ、そういう考えもあるかね

断端陰性が当たり前だと思ってた

がんに切り込んじゃいけないとおもってた

そういう考えの方から絶賛され

反響も多々あり。

いやいやAPCで十分コントロールつきますから
EPがんは。分割で十分っすよ

とおもいつつ、今度英文化に着手。

果たして欧米の専門家に受け入れられるか

バレット粘膜焼いてるくらいだし
欧米のほうが受け入れてくれるかも。。

さああと1ヶ月以内に仕上げよう

ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-07-28 00:36 | 内視鏡治療 | Comments(1)

医療経営管理学

国際医療福祉大学大学院 医療経営管理分野では、医療福祉管理学コース(通称:研究コース)に加え、2010年度から、高い経営戦略立案能力を有し、ヘルスケア分野の第一線で活躍 できる人物の養成を目的とした医療経営戦略コース(通称:h-MBAコース)を開講しています。 h-MBAコースのhはヘルスケアを意味し、このコース は、従来のMBA(経営学修士)を、よりヘルスケア分野に特化したものとなっています。看護師で経営を学びたい人を対象とした看護経営も包含しています。


何十年と医者をやっててだんだん年をとると、手術は円熟味を増すというが
臨床的には若い者がいろいろやってくれるので

若い時にできてたことがいま出来なくなっていたり

ああ、また若いときにもどっていろいろ学ぶってのも
なんだよなあ

なんて考えてて

ある雑誌をみてたら
「医療経営管理学」をまなんで修士をとった若いやり手の院長の話がかいてあった。

限られた医療資源、労働力のモチベーションをどう高め
そして利益をあげていくか

などの戦略を練る話

そうだよなあ、これからは医療の質もそうだけど
戦略が大事だよな

がん検診100%の必要は全然なくて

がんになりそうな人に検診を集中し

なりそうじゃない人はテキトーに

そういう振り分け学といいますか

これを早く学べばあなたも院長候補っ

ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-07-26 22:54 | ひとり言 | Comments(0)

聖域なき適応拡大

食道学会で、先人から一言。

ESDは「聖域なき適応拡大時代を迎えた」

いやいやきつい一言ですわ

なんでもかんでも切除できるからといって
適応をどんどん拡げていけば

本来根治手術で治る病気が救えなくなる可能性もある

そういう私も、ESDじゃ治らないかも、とおもいつつ
まずESDを勧めてしまうことがある

積極的に手術を最初から薦めるか?

心の中に聖域をもっておけ、ということ

しかと受け止めるんですわ

ぽちっとな

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# by kenzaburou41 | 2016-07-25 21:36 | 内視鏡治療 | Comments(0)

抗がんウイルス製剤

がん細胞だけを破壊する特殊なウイルスを使った治療で、食道がん患者7人のうち5人で腫瘍が消えるなどの効果があったとする成果を、岡山大学のチームがまとめた。

 28日から東京都内で開かれる日本遺伝子細胞治療学会で発表する。

 ウイルスは正常な細胞では増殖しないため副作用も起こりにくいとし、2020年頃の薬事承認を目指す。

 このウイルスは、岡山大の藤原俊義(としよし)教授(消化器外科)らのチームが02年、風邪の原因となるアデノウイルスの遺伝子を操作して開発した。がん細胞に感染して増殖し、細胞を破壊するが、正常な細胞に感染した場合は自然に消える。

 また、ウイルスには、がん細胞が放射線などで傷ついた自らのDNAを修復する機能を阻害し、細胞を死滅させる働きもある。放射線治療の効果を高めることも期待できるという。



新しい治療法 よりよい時代へー
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# by kenzaburou41 | 2016-07-22 06:30 | 新しい治療法 | Comments(0)

焼酎

鹿児島大大学院医歯学総合研究科の乾明夫教授らの研究グループは、本格芋焼酎に血糖値の上昇を抑制する効果があることを臨床実験で確認した。乾教授は「芋焼酎は(食事に注意すれば)糖尿病を心配する人たちでも比較的安心して楽しめる」と話している。芋焼酎はブーム時から比べると出荷量は減少しており、鹿児島県酒造組合は「アピール材料が増えるのはありがたい」と喜んだ。

 乾教授によると、臨床実験では健康な30代から50代の男女3人ずつ計6人が入院してビール、清酒、芋焼酎、水の4種類を、アルコール量が40グラムになる配分で1週間おきに1種類ずつ飲みながら夕食を取った。

 食事後1時間と2時間、12時間の3回採血し、血糖値を下げるホルモンであるインスリンと、アルコール濃度を測定した。その結果、6人の平均値で芋焼酎の濃度がいずれも低く、1時間後の血糖値では水が約50%上昇したのに対し、芋焼酎は約15%にとどまったという。

 血糖値抑制のメカニズムはまだはっきりとはしていないが、乾教授は「芋焼酎のこうじ成分が筋肉への糖の取り込みを促進するのかもしれない」とみている。

 今回の研究は2009年から11年にかけて行われ、結果は米国の科学雑誌に4月に掲載された。



逆の結果だったら、、、こわっ。 発表できないっ??
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# by kenzaburou41 | 2016-07-21 00:15 | 食道癌になりやすい人 | Comments(0)

巨泉さん

2日に急性呼吸不全のため82歳で亡くなった大橋巨泉さん。広い見識、豪快なキャラクターでテレビ司会者としても親しまれたが、人生最後の11年間は、手術を4度も行うなどがんと闘う日々でもあった。

 最初のがんが見つかったのが2005年の71歳の時。5月に胃がんを患っていたことが発覚し、6月に米国で摘出手術。完治宣言を受けたが8年後の13年に中咽頭がんを発症した。この時も摘出手術を行ったが、昨年に今度は肺がんの手術を受け右肺の約3分の1を切除した。

 13年以降は転移を繰り返していた。昨年10月には左右両肺の間の縦隔にあるリンパ節2カ所で異常が発覚し、4度目の手術。退院の翌日にテレビ朝日「徹子の部屋」の収録を行うなど経過は順調だったが、今年2月には左鼻腔内に新たながんが判明。抗がん剤および放射線による治療を行いながらの闘病を続けていたが、力尽きた。

 妻の寿々子さんが20日に発表したコメントによると、今年4月からの3カ月は死を覚悟して、すべてを受け入れて文句も言わず、じっと痛みを我慢する毎日。今月に入ると眠る時間が長くなり、最後は眠ったまま静かに息を引き取ったという。



クイズダービー、ハウマッチ、40代にはTV界の巨人。
合掌。
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# by kenzaburou41 | 2016-07-20 22:05 | 食道癌にかかった芸能人 | Comments(0)

ヨードがきつい

昨日はこのブログをたよりにやってきた患者さんの
経鼻内視鏡検査で

「いつもは口からで完全に寝てやってます」

という方の「初経鼻」

いつもは気がついたら終わってますVS

実際に自分の目で食道や胃や咽頭がどんな状態かを見ていただく
という患者さんへの教育実習。

「Valsalvaも中咽頭反転法も初めてです」

という患者さん

反射もすごくきついと言われてます、というので恐る恐る
万が一のための血管ルートを確保しつつの内視鏡

でも反転法で舌根から舌尖までぐーっと見えたし
Valsalvaもめちゃめちゃうまくて食道入口部が筒抜け

「お上手ですよ〜」と声をかけながら食道へ

実体験では行きの食道は結構辛いのですっと胃に入って
前情報の「ピロリはいない、萎縮なし」によりこのかたは胃より
「口腔咽喉頭、食道をじっくり時間をかけるべき」と次なるいよいよ
の食道に備える。

「鼻大丈夫ですか?寝なくても大丈夫そうですね」と声をかけながら
検査が進み、「ちょっと画面見てみません?」

今日の検査楽だった、と言われるには1分1秒でも早く終わるのが
いいのだけれど

「自分の胃の中を検査を受けてる最中に実際みたのは初めてです」

という体験を通して、患者さんが「咽頭や食道、胃をきらずに一生を過ごせること」
のありがたみを感じていただく

かつ、「ああ、やっぱりこれだけお酒を飲むと食道さんはいたむんや、悪かったなあ〜食道」
と、体験してもらう

これこそ、経鼻内視鏡の真骨頂。

じゃあ最後食道しっかり見せてもらいますよと
念入りによく見て最後にヨード

「うちのヨードは世界で一番薄い濃度です、0.2%」

サーッと撒布して BLIやLCIでもわからない異常を
拾い上げる

患者さん曰く、「思ったよりキツかった、、、でもヨードは薄く
て全然前の病院と違いますね、あれ、濃度が濃いと後が辛いんですよ
全国的に1%なんですか、、どうしてみんな薄くしないんですか、、」

ご、、ご苦労様でした。


こういう生の声を実際にきいて、また明日の診療にいかす

これが鎮静してただ口からサーっと内視鏡いれて出してだと
何も生まれないわな、、あああのとき経口から経鼻にシフトして
よかった〜と2008年の口から内視鏡をやめたときのことを思い出す。


そうだこのブログはもともと2007年から始めてた、
今は完全に消去されてしまったけども

あの頃の熱い思いを知ってる患者さんで。


大変こちらも勉強になりました

また「経口より楽でかつ精密」を極めたいと思います

有難うございました


ぽちっとな

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# by kenzaburou41 | 2016-07-20 07:01 | 食道癌診断治療ガイドライン | Comments(1)

ガイドラインの先をいく

思えばこの10年

食道がんの治療は大きく変わった

ステージ
4食道癌にはケモラジ?

いやいやまず食道バイパスをおいて、ケモラジでしょう、最後に食道切除

だったり

頸部食道癌のCRT

いやいやまずValsalvaやって下咽頭への浸潤がないこと
確認して頸部食道切除でしょう

食道癌ESD後の局所再発に再ESD
いやいやEPがんならAPCで十分でしょう

全周ESD
いやいや計画的にESDして狭窄をまず回避しながら
病理結果みて治療方針決定でしょう


食道がんの術後スクリーニングに経口内視鏡
いやいや全体をトータルでみるならどうみても経鼻でしょう

食道がんの咽喉頭スクリーニングは耳鼻咽喉科にまかせる?
いやいやとても任せらせないでしょう 自前でやりなさい


数多くの、「困った時」の対策は
徐々にガイドライン信奉者に受け入れられ

新しいガイドライン作りに貢献する

そしていい治療法検査法が残っていく


いまある治療や検査法を疑え

ヒントはそこいらじゅうに隠れてる


ぽちっとな

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# by kenzaburou41 | 2016-07-19 23:21 | 食道癌診断治療ガイドライン | Comments(0)

海外オファーを断る

ケン三郎のところに海外から
経鼻内視鏡の講演やってくれないか

的なメールが届くんですわ

こんぐらっちゅれーしょん、ケン三郎、

今なら20分間喋りたおして、学会登録費は20%ディスカウント

だからここまでこない?

的な。

海外の学会費ったって10万くらいとべらぼうに高いし
それが8万円になっても

ホテル代、旅費なんか含めると
結構お金かかるんですわ

その間仕事休むわけだし

いやいやそんな経鼻はやってない海外
いったってどうせお前ら全身麻酔で内視鏡やってる国でしょ?

そんなの受け入れられるわけないんですわ

まず日本国内に普及させるのが急務ですわ

とくに食道癌専門施設には必須ですわ

「お話いただいてありがたいけど
子供と遊びたいんで、む〜り〜」

と丁重におことわりですわ

もっとがんばって足元見られないようにして
堂々と招待されるよう英語力を磨くんですわ

ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-07-18 22:51 | 講演録 | Comments(0)

どこまで声をのこせるか

頸部食道がんの口側伸展がどのくらいまであるか


進行癌でもしかしたら声をとらないと
いけないかも

でも十分これまでは検査ができなかった


経鼻内視鏡を使えば

これを詳しく調べられるからこそ


手術で声を残す治療を提供できる。




b0180148_19281063.jpg





十分な術前診断のためには
経鼻Valsalva法が必須です



ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-07-17 19:29 | 経鼻内視鏡 | Comments(0)

内視鏡挿入

お便りありがとうございます。

内視鏡挿入ですが左梨状陥凹から食道に入る場合

あなの位置は左下からやや右上にある、ということが
Valsalva法をすればわかります。





b0180148_1904918.jpg



ですので、挿入時は左下からやや右上に向かうように挿入すると
(アングルをかけずにすこしスコープを右にひねる感じ)
スーッと通ります。




経鼻+Valsalvaをしたまま挿入する場合は


頬をプ~っと膨らませたまま

内視鏡を正中から進めると

食道入口部が真正面に見えますので


b0180148_1973648.jpg



真ん中にスコープをおいて管腔に合わせて幽門輪を超えるように
(おっしゃるように入ってからはややダウンきみでしょうか)

こえていくと頸部食道を盲目的にならずに観察できます。



ただしきゅっと狭くなる場所はどうしても観察が挿入時には
不十分ですので、抜去時にゆっくりと1cmづつくらいの
気持ちで抜いては止まり、抜いては止まり
で観察するのがベターです。


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-07-17 19:13 | 経鼻内視鏡 | Comments(0)

消化器外科学会

徳島で消化器外科学会がおこなわれ

ケン三郎はお留守番

すっかり最近は耳鼻科医になったので

外科系の学会はお休み中なんですわ

それに加えて経鼻内視鏡のマイスター

多忙な毎日ですわ

それもこれも情熱大陸にでるため

この11月の気管食道学会が終わればあとは論文しこたまかいて

どこか東京から離れてスロウライフ

ちょっと休憩も必要ですわ


「どんな教授にきてほしいか?」

そりゃあ、手術のうまいスーパードクター?

でもスーパードクターまわりにたくさんおるで~


なんだろうなあ、、だれがなるのかなあ、、

どうなるんだろ、この先。。。。


ケン三郎ではないことは間違いなんですわ


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-07-16 19:06 | 学会奮闘記 | Comments(1)

耳鼻科で見てもらう

熊本講演で質問があり。

「私は内科のものですが、経口鎮静で内視鏡をしていて
ハイリスクのかたには耳鼻科に
相談して見てもらっています、それではだめでしょうか?」

そ、そうか。

そう昔は我々も思っていたのですが

耳鼻科の内視鏡は

細い

アングルが2方向しかない

唾液を吸引できない

など、かなり解像度の悪い内視鏡を使っているので

「表在癌」をみつけて耳鼻科に送っても「どこですか、わかりません」

ということが多々あって

これは問題だとおもって、耳鼻科の先生と一緒に内視鏡治療に入るようにしたんですね


治療のときは彎曲型喉頭鏡を使って全身麻酔でやりますから
いい視野で耳鼻科の先生にも、こういうのが表在癌ですよ

と教える事ができる。

そうすると耳鼻科の先生も頑張って同じような病気がないかと
探すようになり

だんだんと目が慣れていって自分でも表在癌を見つけられるようになる

ということで

実際我々内視鏡医のほうが条件のいいカメラを使っているのではるかに
楽に早期診断ができます。

経鼻だってここ数年でかなり画質もあがっていますので
口から太い内視鏡をいれる意義はだんだん減っているどころか

のどの入り口を十分に観察できないという弊害もある。
鎮静しててもオエッと反射がでるかたはいくらでもいますよね。


それとValsalva法に関しても耳鼻科では座って対面で検査をするので
深くお辞儀をして頸をひねる(modified Killian)が最近は普及しつつ
ありますけど、耳鼻科医が全員その検査を取り入れているとも
限りませんし

耳や鼻、のどと専門がかなり分かれているので

食道入口部まで十分に拡げて診断しているわけではない

ですからあまり信頼しすぎてもよくないんですね


自分で探してみつけて、早期癌を拾い上げる

食道でも胃でも大腸でもどこでも基本は
じっくり時間をかけて観察することです。

専門外だと範囲を限定するのはもったいないです。


消化器内視鏡医は口からの内視鏡を辞めて
鼻からの内視鏡で患者さんにプーッと頬を膨らませもらう

それだけで簡単にのどの入り口がみえるようになります。

NBIがなくても拡大がなくても
のどがよくみえる

これが経鼻内視鏡の最大のメリットですよ

いままでの検査法が本当に大丈夫かよく
考えてみましょう


是非明日からトライしてみてください。


いつでも見学に来てください~



ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-07-10 11:03 | ELPSでのどを守る | Comments(1)

熊本に経鼻内視鏡を広める

熊本県の内視鏡は鎮静して経口内視鏡が主流

その土地土地で文化があり

関西では経鼻内視鏡が普及しているけど
東京では経鼻より経口が主流だし

多くの医師がいままで習った方法で検査。

1年前の熊本講演で経鼻に目覚めた熊本大学の先生から

先生、もう一度きて講演してもらえませんか?

先生がいうように経鼻に目覚めてやってみたら年間10例
頭頸部表在癌がみつかって、いま耳鼻科の先生と
いっしょにESDをやっているんですと

の2度目のオファー

一度聞くともう一度呼んでみたい講師ナンバーワンのケン三郎


御指名有難うございます、と熊本に飛び講演。

この地に経鼻内視鏡を広めるためにやってきたんですわ

講演は無事に終わって、懇親会で親睦を深めたんですわ

今までの方法でいいんだろうか、とその場にいた医療関係者が
問題意識をもったかどうかですわ

まずやってみてほしいですわ

そしてびっくりするような成果がでるのを1年後に経験するんですわ

咽喉頭はじっくり時間かけて反射のない経鼻でじっくり見るのに越したことはない

耳鼻科にお任せしない、自分で気合いをいれて見つけろと。

ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-07-09 06:36 | ELPSでのどを守る | Comments(0)

JCOG0508

わかりにくいというコメントを
頂いたので一晩考えて撤回ですわ

もともとsm(粘膜下層に浸潤)がんは転移がある可能性がたかく

その標準治療は手術がベストといわれていて

とくにsm2は4割転移があるから進行癌と同じ
ふるまいをする、よってやっぱり昔から言うように
手術がいいんじゃないか

と思われている。

でも手術以外の方法で抗がん剤と放射線治療が
代用治療としていいんじゃないか、という意見も
あって最初から抗がん剤と放射線を選択する
治療法も一つの治療法として広まっている。

さらに内視鏡治療と絡めればさらに手術と
同じくらいいい成績がでるんじゃないか

と考えて

smの浅いもの、smのやや深いもの、smのすげえ深いもの
のみっつのカテゴリー
の中からsmの浅いもの+やや深いもの
を抽出してその病理結果によっては放射線と抗がん剤
を加えてみたら成績いいんじゃね?

という全国の多施設の共同試験があったわけで。

でもsm1ってすごい少ないので
その中には9割くらい粘膜がんだろうけど
もしかすると1割くらいの確率ですこしsm
に入っている

でも臨床的にはm3とsm1を区別するのは難しく
ひとくくりで「m3sm1」と診断する先生もいる。

でも試験のタイトルは

「臨床的にsm食道がんと診断したESD+CRT」だから

sm1かsm2を迷う病気を登録
することをうたった試験じゃないの?

とおもうけど

実際はその半分に粘膜がんが含まれていた

という驚愕の事実がでたので。

この試験結果を公表するのにかなり不利な
結果になってしまった、、という事実。

つまり試験に参加した施設の診断能力が
低いからあてにならないんじゃない?

という印象がでてしまって

それに先行したステージ1食道がんへの
手術VSケモラジ JCOG0502
の試験でも

たとえすごくいいステージ1へのケモラジの
成績がでて、手術とケモラジは同等だったよ
全国の有名多施設共同研究で証明されたよ

と言っても

ケモラジ群の半分はステージ0だったんじゃない?

その診断能大丈夫だったの???

と思われてしまうというもの。

とはいっても、多分そこまで厳密に対象をしぼり
こんではいないだろうし、内視鏡治療だけで
すみそうだ、と思っている病気もこの研究に
参加してもらったんだろうな、、と裏事情を考える

なので

ESD+CRT治療、というのは手術が選択できない
患者さんへの有望な治療法なのは間違いなく

おそらく3年やそこらでは治療成績はうんと
いい、9割の方が生存している、そうだよね
そうじゃないと困るよね

さて5年、10年とたっても大丈夫か
は手探りなところで。

手術で治る患者さんを
治らない方向に導いてる可能性

内視鏡だけで治る可能性のある
患者さんに大きな侵襲を与えている
可能性

それぞれよ〜っく考えて
よく診断してミスリードしないよう
心がけねば

ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-07-08 06:08 | 内視鏡治療 | Comments(1)

planned ESD

食道学会でplanned ESDの発表してきたんですわ

ESDの亜全周切除は大多数の施設でオッケー

でも全周切除は結構いろいろ大変で

ステロイドの局注、ステロイドの内服12〜18週間

あるいは試験的な治療として細胞シートの培養
(患者の口腔粘膜を採取、施設に空輸、培養、シートを空輸、貼り付け)
という長い工程を要する

などがあるけど、ほんとにそんなことする必要あるか?

全周ESDの半数は6ヶ月以上の拡張術を必要とする、、
などと聞くとやっぱり全周のESDはやってもいいけど
あとが大変かなあ

拡張術がおちついた段階で追加治療が必要です
といわれても、根治的な治療を患者さんが受ける
気になるかな、きっと必要ですといわれても拒否するのでは、、、

と思うわけで

そこでケン三郎の考案したplannned ESD

まず最深部とともに、一番浅いと思われる縦一列を選ぶ

ただし全周の距離が長いもの、smを疑うものは適応外。

その縦一列をのこし、亜全周ESD+ケナコルト局注+場合によって内服

病理結果をまつ。

sm2

あるいは MM sm1 かつ 脈管侵襲陽性 INFc 低分化SCCなどの
転移リスクのあるものはそこで一度お話しをする

あなたこのまま内視鏡続けても4割の確率で転移しますよ

がんは残ってますからなんらかの治療をうけなきゃいけません

内視鏡治療の継続は
お勧めではありません、

手術かケモラジかどっちにしますか?

と内視鏡治療を続けちゃいけないであろう群を選別し

深達度が浅いものは積極的に時間をおいてのこったEP部分をEMRやらAPCやら
あるいはESDでとっちゃう


この方針で周在性が4分の3周性以上の22例に治療。

うち2例は脈管陽性で手術へまわり

のこりの20例中5例は計画的にのこした部分をER
ぎりぎり切除したけど水平断端は+または不明の15例中3例はその後局所再発し、ER/APCで治療。

で結果的には拡張回数の中央値たったの1回。

ただし全周ESDに結果的になった2例は20回以上の拡張を有する難知性狭窄となり
ケナコルト、内服なしの6例中2例に難知性狭窄あり。

一部残してもあとですげえこまったかというと、
最初の深達度がLPMまでの病変なら水平断端陽性でも
あとからていねいにチェックすれば全然問題なし


いきなり全周ESDしてあとは狭窄するかしないかわからない
と不安な気持ちで過ごすより

一条残せばそこまで狭窄をきたすことはないし
最終的に食道がんを軽い負担で治すという観点からすれば

計画的ESD全然オッケー

もちろん、標準治療ではないですけど
こんな治療も一つの選択肢でいいんじゃないすか


という論文を今日から書き始めるんですわ

一括切除ありき、のESDは素晴らしい治療

その治療をうまくEMRAPC、狭窄への対応と総動員で計画的に
組み合わせるときっといい治療になる気がするんですわ


ふ〜今日でとりあえず前半戦の学会発表は
ひと段落。


さあやることたくさん山積み、がんばるぞ〜


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-07-05 22:27 | 内視鏡治療 | Comments(1)

勧誘

内視鏡の進歩が目覚しく

過去にはきっと見落としていただろう早期癌が見つかるようになり

画像強調法もついて、検査が楽になった

とはいえ、進行がんになってから来院する患者さんが

減ったかというとそうでもなく

なったかたをいかに治療し、いい状態で維持するかが
大事で。


内視鏡をまるで聴診器のように扱い


目で見て診断して早く不安を取り除く

自分で病気をみつけてそれを治すという
やりがい


「私も外科に興味あります」という医学生に
いかに魅力を伝えられるか

いやあ、食道外科医って勧誘下手なんですよ〜

世界一勧誘が下手。


食道外科医は胸部外科医でもあり消化器外科医でもあり頭頸部外科医でもある

その3つの領域をこなせる職業って、なかなかないんよ〜


う〜ん、勧誘難しいっ


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-06-30 22:50 | 研修医のみなさんへ | Comments(0)

今月の成績

今月の拾い上げ成績。

食道がん4例

胃がん 1例

喉頭癌 1例

下咽頭癌 3例

計9例。

う〜ん、二桁には届かなかったか。

情熱大陸はまだまだ遠いっす。


ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-06-29 22:54 | 情熱大陸 | Comments(0)

取材

今日は報道関係の方から取材をうけたんで

いやあ、食道がん患者に経鼻Valsalvaが
大きなwaveですよ

とマイブームの話を伝えたんですわ

話半分、取り上げてくれるかの可能性は
低いけど

もし取り上げてくれたら、きっとあの患者さんも
この患者さんも自分の身にふりかかった
窮地を証言してくれるかもしれないし

これがきっかけで全国にその検査法の
普及ができればすげえな

と思う。

患者さん、医師、看護師、技師さんみんなが
同じ方向をむいて取り組んだ医療を変える第一歩。

取り上げられる可能性はほぼ0
に近いけど

変えるのは患者さんの声

どうしてこの検査法を勧めてくれなかったのか。

さあ世の中の内視鏡を
変えていきますよ〜

まだまだこんなもんじゃ死んでも死にきれねえっス

ぽちっとな
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# by kenzaburou41 | 2016-06-28 23:50 | ひとり言 | Comments(0)