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第4回日本モンゴル国際消化器がんシンポジウム

モンゴルから無事に帰って参りました。

モンゴルの学会場で、昔モンゴルから
うちの大学に留学に来ていた先生が
見に来ていたんですね

ケン三郎の発表のあと、
「センセー、ようこそモンゴルへっ、
今晩時間ある?少しでも飲もう、招待するから」

って、全員参加の夕食会のあと、抜け出して
2人で酒を酌み交わしたんですわ

モンゴル,冬はマイナス30度まで冷え込む
らしく、9月でも夜は10度くらいで
めちゃ寒い、だからウォッカ飲むと
くーっと体が熱くなってほっかほかに

でものどにはしみる。

「頭頸部、食道癌多い環境じゃない?」

って聞いたら、ウランバートルに
いま患者を集約して癌の診断治療に
力を入れ始めているとこ、

まだまだ早期癌は少ないとか

「先生、私、日本で勉強して、日本の
内視鏡での早期癌の発見法とか手術、教えて
もらって、すごく為になったんです、
あの方法をモンゴルに持ち帰って
国のために役立ちたいんです。先生
是非今度は学会だけじゃなくて、手術や
内視鏡治療を教えにきて下さい」

っていうんです。

日本では当たり前でも、他の国から
見たら、ものすごい先進なことを
やっている

なかなか日本にいると気付かない。

口からの内視鏡が既に根付いている
日本で、鼻からの内視鏡が浸透するには
まだまだ時間がかかりそう。

でも内視鏡検査がまだまだ
「普通」じゃない環境ならば
簡単に変えられるかも


「モンゴルで経鼻内視鏡やったら
いいよ,絶対患者さんが集まるよ、
きっと頭頸部、食道癌が早く見つかるよ
こんなに歓迎してくれてありがとう、
また来るから,教えるから」

ってその夜は別れたんですわ

で、その次の夜(帰国前夜)も
突然ホテルの電話が鳴って
「先生,また会いに来た」
っていう。

ロビーに降りて行くと
たくさんのお土産をもって
立っている

「先生、これ、お世話になった
日本の先生たちに
私から感謝を込めて」

そんなに慕ってくれて、、、
と感激したんですわ

普通に内視鏡したり
手術したりできることが
すごく幸せなことなんだな、、

って改めて感じたんですわ


ぽちっとな

モンゴルにまた行こう。
by kenzaburou41 | 2012-09-08 23:52 | 学会奮闘記 | Comments(2)
Commented by ゆっこ at 2012-09-09 04:01 x
おかえりなさい&お疲れ様でした。

モンゴルの熱意あふれる先生、人柄も垣間見えて…頑張ろうって励まされますね。

母は月曜日に頸の傷を縫うことになりました。
まだまだ負けていられませんね。
Commented by くるみ at 2012-09-09 21:54 x
お帰りなさい。おつかれさまでした。
ブログを読んであらためて人と人の出会いって良いな・・って   出会わなければ良かったなんていう人はいないんですよね..
先生とブログで出会えたのも私には宝物です。
少しづつですが仕事も頑張ってます。
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