人気ブログランキング | 話題のタグを見る

適応外病変への内視鏡治療

表層拡大型食道癌

m1m2ならほとんど転移がないので
内視鏡で全周とってもオッケー

狭窄はステロイドと拡張を繰り返せば
大丈夫

そういうふうな風潮なので
内視鏡治療に明るい施設で
適応を拡げて行くのは
「未来の治療」を開拓していくようで
それでうまく行ったときは
誇らしい気持ちににもなる

けどもいざm3となると状況は変わります

悪性度が一ランクも2ランクもあがるので

「m3で表層拡大」を内視鏡治療で
済ませようというのはとても気が引けるし

手術で確実に治る可能性が高いのを
内視鏡に回して、あとから転移再発が
起きて、みつかったときには手遅れ

という事が起こるかもしれない

経過観察もひやひやしながら、
いつ再発が起きやしないか、、

これは放射線治療や
今はやりの陽子線治療にもいえて一度
治ったかにみえた癌がぶり返した
時の脅威というと

経験したものでないと分からない
怖さがあります。

転移の危険があって手術を勧めているのに

「内視鏡治療だけで様子を見たいです」

と言われた時。


手遅れにならないように、、、
しっかり診て行かなければ。。。

内視鏡治療で治療が終わりではなく

内視鏡治療から,不安でいっぱいの
スタートです



ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2012-09-12 22:42 | 内視鏡治療 | Comments(0)
<< 腱鞘炎 間違った認識? >>