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PDT

ポリフィリンなどの腫瘍親和性光化学物質が
腫瘍組織や腫瘍血管に得意的に集積する
特性を利用し

光感受性物質の集積した主要組織に特定の
波長の光線を照射して
一重項酸素などの活性酸素の惹起で
腫瘍細胞を選択的に破壊する方法である

=PDTという治療

これは内視鏡では切除ができない、
放射線治療はすでに当たっている
他にはサルベージ手術もしくは
効くか効かないかわからない高額の
抗がん剤しか他に治療法がない

という環境で選択しえる方法です

サルベージ手術拒否例でも
13例中8人にCRが得られ
1年生存も68%だった
ということですので

「どうしても手術は嫌、
もしくは手術はとても危険すぎて
出来なさそう」

という場合の有力な選択肢です

一時期行われていた
Porfimer sodiumによる
治療は治療機器の問題でできる
施設が限られており

最近でたレザフィリンによるPDT

残念ながら肺がんにしか現在保険適応
がありませんが、

臨床研究でこのレザフィリンを使った
CRT後の遺残病変への治療が
行われているそうです


いい治療が出来て患者さんの選べる
選択肢が増えるのは有り難い事。

12月にこのPDTの講演があるので
興味深く聞こうとおもいます。


ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2012-10-29 22:27 | 新しい治療法 | Comments(2)
Commented by bongkiss at 2012-11-02 18:34
PDTという治療、もっと詳しく知りたいですね。
私の場合、放射線治療30日、60回受けたし、抗がん剤治療も6クール受けました。しかし、食道にはまだがん細胞がありまして、ものがほとんど通りません。水分が少しやっと通るぐらいです。PDTという治療、受けて見たいと思いますが、どうでしょう。
Commented by キンタ at 2012-12-30 03:02 x
私は昨年に食道がん治療のリカバリーでPDTを受けました。一年以上経過した現在でも、ビールがしみますが細胞診では問題ありません。この治療を受ける時に散々調べましたが、癌細胞を選択的に抹消出来ます。心配したのは浸食が深いと食道に穴が開くのではと。治療を受けた夜から胸の奥が痛み出しましたので、即効性は高く幸いそれ以上悪化する事もなかったです。辛かったのは暗室に半月閉じ込められ、退院位後も数ヶ月日光に当たれなかった事です。参考になるか判りませんが経験談です。
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