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気管食道科学会

今日はお台場で気管食道科学会があって
発表してきたんですわ

経口内視鏡でいろいろ機能のついた
太いカメラで内視鏡をするのが
いいって 

多くの先生が経口内視鏡が
当たり前って信じきってるけど

広角で細径のカメラなら
こんだけ広い範囲を観察
できるし

気管食道科学会_b0180148_21395382.jpg


それでも画面上側の舌根部は
接線方向になって見えてない

中咽頭癌で重要なのは側壁と前壁
と言われていて

頭頸部癌悪性腫瘍全国登録
1988−2003年
でも側壁がダントツに多い
1132例
ついで前壁が435例
上壁(口蓋垂,軟口蓋)が355例。

我々消化器内視鏡を握るものが
よく診かける中咽頭後壁癌は
データ集計がない。

1mm癌が「ああ見えた見えた」

と思ったらその後ろに

もっとデカイ癌がいる可能性が
あるんですわ

今日は経鼻内視鏡での
中咽頭反転法を発表してきたんですわ

患者さんに大きく口を開けてもらい
ベロを大きく前に突き出して
エーッと発声させながら
鼻からいれた内視鏡を思い切り
アップアングルをかけると

気管食道科学会_b0180148_21395678.jpg


この視野になるんですわ

経口内視鏡を握ってる限りは
この領域は盲点です

「原発不明癌を探すなら
画質のいい経鼻内視鏡を」

と言い切ってきたんですわ

座長の先生に

「先生は食道外科医なのに
良く観察していて、我々耳鼻科医が
勉強させてもらってます」

というので

「いえ,この方法でいいのかどうか、
皆さんはどうやって診断されているのか
を逆に教えていただければ、、」

と答えたら

「この方法で充分ですよ」
とお褒めの言葉を頂いたんですわ

舌根部の表在癌、なかなか見つける
のが難しいですけど

100例、200例と続けて行くうちに
必ず見つかる気がします。

「幻の表在癌」

次の標的は「舌根部」です

ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2012-11-08 21:59 | 学会奮闘記 | Comments(0)
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