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アルロイドG

胃食道逆流症(GERD)とは

胃液や胆汁、十二指腸液などの食道への逆流により
逆流性食道炎などの身体的合併症(
出血、狭窄、バレット食道、バレット腺癌)や

胸焼けを中心とした逆流関連症状により
健康な生活を障害するものをいう。

またGERDは原因不明の呼吸器症状
(咳嗽やぜんそく様症状)
ならびに咽喉頭症状(させい、喉頭炎、喉頭肉芽腫など)
の非特異的症状を来すことがあり


狭心症などの心疾患が否定されて原因が
分からないものはGERDを疑う必要がある。


年々GERDは増加傾向にあり

内視鏡初回受診者の42%に胸焼け症状、16%に
逆流性食道炎があった、という報告もある。

欧米ではさらに逆流性食道炎が多い

治療の第一はPPIを中心とした胃酸分泌抑制薬
だが


症状完全消失率は逆流性食道炎で55-84%
NERD(非びらん性逆流症)では弱く32-55%
と報告されている


さらに日本では胃癌で胃を切除した症例も多く
術後の逆流性食道炎、胸焼けにも遭遇し


PPI治療困難例には

1)H2ブロッカー併用

2)PPI高容量投与

3)PPI分割投与

4)アルロイドGなどの粘膜保護薬などを用いる



ふ~


ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2012-11-14 09:08 | 逆流性食道炎 | Comments(0)
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