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我慢しない

がん治療の効果が得られず
痛みを訴える状況になったばあい

モルヒネの投与が行われます

日本ではモルヒネときくと
イコール死が近い
という先入観のある方が多く

欧米にくらべると先進国のなかでは
一人当たりの
使用量がうんと少ない
といわれています。

癌が進行してくると
様々な症状がでてきて

「痛いですか?」
と聞いても
「いえ,痛くはありません、背中に
なにか棒をいれているような感覚です」
「痛みというより吐き気がする、だるい、
眠れない,気持ちが優れない」

と、いろいろ。

女性だったら、同じような症状
をもった人に聞いて情報を共有
して周りを使って状況が好転する
ように対処するのですが

男性はもともと「痛い」
「苦しい」を口にするのを
かっこよく思わないので

我慢して言わない方も少なくありません

「痛くはありません」と言ったばかりの
患者さんの所に、本人に気付かれないように
戻ってみるとベッドの上で苦痛で
顔が歪んでいたり

「がんが進行していてそれが
体に変調を来している」ということを
認めたくない、という心理もある
のだろうと思います

「我慢しないでいいんですよ」
と伝えて

苦痛をとる専門の麻酔科医の
先生もいますので
頼りにしてはいかがでしょうか


ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2012-11-22 00:25 | 緩和ケア | Comments(2)
Commented at 2013-01-25 12:41 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-04-20 00:11 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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