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下咽頭癌への咽喉頭手術

リンパ節転移のない下咽頭表在癌への
内視鏡治療は、長期的にも有用である

という報告がちらほらでてきており

その適応も食道癌へのEMRESDよりも
広くていいんじゃなかろうか
という流れになりつつあります。

これまでは放射線や抗がん剤

あるいは咽喉頭摘出して声をうしなう

という治療が行われてきましたが、

腫瘍は内腔から切除して、頸部リンパ節は別に
廓清する、

もしくは抗がん剤でまず小さくしてから治療を考える
などの方針を取る施設もあります。

さて、治療の規模を小さくすれば再発の危険も
高くなりますが、まだどれくらいの病気が内視鏡治療
だけで治るのかが十分に検討されていないので、
施設によってその方針もまちまちです、

声を失う治療をすれば癌は治るけど
実際はそれほど進んでいなかった、
とらずにすんだかもしれない
というのは避けなければなりません。

まだ多数例の集積が始まったばかりですので
「こういう状況なら内視鏡治療を勧めましょう」
「こういうのは手術を勧めましょう、放射線を
勧めましょう」という
ガイドラインもできていません。

もし声の温存の可能性を考えるなら

内視鏡治療もできる、手術もできる施設で
相談したほうがいいとおもいます。
by kenzaburou41 | 2012-11-30 15:21 | ELPSでのどを守る | Comments(0)
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