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前を向く

合併症で患者さんがなくなると
ほんとに悲しい

うまくいくと信じて手術したのに

縫合不全、膿胸、MRSA肺炎、腸炎、胃管壊死、そしてARDS

起こしたくない合併症ととなりあわせ

ずいぶん昔よりは安全にできるように
なった食道の手術も

完全に死亡率を0にはできない

食道癌に たちむかった医師も患者さんもスタッフも
みんな頑張って一つの目標にむかっていたわけだし

外科医がここで、気落ちして、手術はやっぱり控えようとか

自信をうしなったり、周りからの目に耐えられなくなって
しまって病院をやめるとか、、

受けてきたであろうプレッシャーを考えると

いつか我々外科医、自分の身にもふりかかる
ことかもしれません。

これまでたくさんの人を救ってきたのだから

前を向いてがんばりましょう

ここでくじけず

明日のさらにいい医療をめざして。


ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2012-12-07 13:15 | 手術の合併症の話 | Comments(0)
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