開胸、開腹、頸部切開の皮切は最小限の大きさで
充分な視野を展開する
充分ば開胸の目安は開胸器による開大程度と
それに直交する方向の開大程度が同一となるときで
ある
徐々に開胸器を拡げつつ充分な開胸を行う
第5肋軟骨と第4肋軟骨は胸骨付着部から1−2cmの
位置で脱臼させる
下肺靭帯を尾側から下肺静脈下縁レベルまで
切離し右肺全体を大きな濡れガーゼでくるみ
肺臓鉤で左前方に圧排する
肺がうまくしぼまない時は麻酔科医に右気管支の
吸引をお願いする
縦隔胸膜と壁側胸膜の折り返しライン=
食道右背側で胸膜のみを切開する
十分なれるまでは直角鉗子で膜のみを
すくって電気メスで切るのがもっとも早く
出血しない
つづく
ぽちっとな