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術前化学放射線治療

日本では進行食道癌に3領域郭清を含む
食道切除再建が行われており

手術関連死亡も2%まで減り

手術もより安全に行われるように
なってはいるものの

一方で手術だけでは太刀打ち出来ない
進行した食道がんも経験するわけで

「外科治療」と「抗がん剤」「放射線」
をどう組み合わせるかが
課題。

海外では術前の補助療法が以前より
検討されており

最近では術前に放射線と抗がん剤を
つかいましてそれから手術をする

というような作戦もある。

このときのCRTは5FUとシスプラチン。

照射線量は20〜50Gyと施設によって異なる

海外では、腺癌が多く含まれており
日本での治療と単純に比較はできません、
術前CRTがいいという報告もあれば
そうでないという報告もある


日本では 切除可能例を対象とした
RCT46例が2006年に報告されていて

5FU+CDDP+40Gy後に手術した群と

手術群で各23例づつに振り分けられ

CRT群では3例が手術に行く前に遠隔臓器
転移がみつかって手術にたどりつけず

CRT後切除例の組織学的評価は
Grade3(癌が消えた!)=3例
Grade2=6例
Grade3=11例

CRT群ではリンパ管侵襲と脈管侵襲が
手術群より有意に低率

手術群の5年生存率41%
術前CRT群の5年生存率57%
P=0.58で統計学的有意差はなし

CRT群の治療後再発は9例
手術群は14例

再発形式

CRT群:臓器再発6例、リンパ節再発+臓器再発3例
局所再発1例

手術群:リンパ節再発6例、臓器再発4例、
リンパ節+臓器3例、局所再発1例

CRTがよく効いた症例は5年生存率86%
効かなかった症例は30%で有意差あり
(P=0.02)

Grade3=100%
Grade2=83%
Grade1=30%

術前CRTが良く効いた症例は
手術と組み合わせる事で
予後がよい

よって術前にそのCRTの効果が
ある例とない例を選ぶことが
今後の課題。

と結論。


ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2013-01-25 06:30 | 放射線治療 | Comments(0)
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