春の内視鏡学会。
咽頭のほうはたぶん大丈夫だろうと思ってたんですけど
なんと「食道表在癌内視鏡治療後の長期成績」
のシンポジウムで
「食道表在癌に対するアルゴンプラズマ焼灼法の長期成績」
が
選ばれました~っ、、、ほんと??
初回治療例では今、狭窄の対応もケナコルトの登場と
ESDムコゼクトーム2のおかげでAPCの出番は少なくなった
んですけど
「ESDの時に穴があいてしまい、途中で撤退して帰って
きました、当方では内視鏡治療はできないので
手術を勧めています、
ご高診のほど、よろしくお願いします」
だったり
「分割EMRで切除しましたが、周りにもまだら不染が
たくさんあって、瘢痕の周囲からSCCがでました」
だったり
「ESDで取ろうと思うんですが、憩室のわきにあって
穿孔が心配です」
うーん、、こまったな的状況
PDTがよくて、放射線がよくて、陽子線がよくて
なんでAPCはいけないの?
上皮をやいてはがして、さらに筋板をやくので
導管内進展だってやけるんです
APC-SEAならよかんべっ
の長期成績ですから
「ESDで一括でとりました」とは異なる立場です
一対一対応がものすごく大事、初回治療例では
極力そうしよう
と思いつつも
臨床例では、そうはいっても、いろんな厳しい条件下
俺は数々の表在癌を焼いてはがして
また焼いてきたんだ、、、
結果はものすごくよかったんです。
発表だけじゃなくて
英文にしなきゃ
誰も相手にしてくれないよ
がんばろっと。