人気ブログランキング | 話題のタグを見る

アカラシアの診断

アカラシアとは下部食道括約筋(LES)の弛緩不全
および食道体部の蠕動障害により嚥下障害をきたす
1次性食道運動障害の代表的疾患でR

アカラシアの診断には内視鏡が有用である

LESの弛緩不全を認めない場合、下部食道では
深吸気させると下部食道の柵状血管が観察され
全体像をとらえやすくなるが

アカラシアの場合は柵状血管はみえず、狭小部にむかって
全周性に襞が集中し、あたかも肛門様のような所見を呈する。

Esophageal Rosette

と呼ばれている。


その他には食道内に残渣、液体がたまってる、食道が
拡張している、泡がたっくさんで粘膜もざらざらして見にくい


などなど。


アカラシア 食べ物がずーっと食道に停留していることがおおいので

アカラシアをみたら表在癌がないかをチェックする必要がある。

アカラシア合併の表在癌のESDは時々すごい出血することがあるから
術前EUSをやって食道壁内の血流をチェックしておく


APCも有効だ。


ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2013-03-16 21:26 | 食道アカラシア | Comments(0)
<< 検診を受けない理由 我が国の食道癌の現況 >>