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カルテを書く

4月。

新しい研修医がやってきた


食道癌診療にたずさわる、大事な戦力だ。


食道外科は、胃癌や大腸癌とともに
管をあつかう外科だ


管にがんができると 管が詰まる

だから管をとりはずして、胃や大腸、小腸などの
他の臓器で代用する(外科手術)

もしくは放射線や抗がん剤で強力にがんをやっつけて
管をそのまま、とりかえないで治そうと試みる

7割の人はそれでうまくいったかにみえても
本当に最後までそれで治る人は3割だから

結局、その老朽化した管を取り換える

サルベージ手術は大変難易度も高い


でも食道外科医は挑戦しなきゃなんない

研修医の諸君は、まず、見て、何をやったかを
記載するという大事な役割がある



臨床研修指定病院では

「臨床研修病院入院加算」ってのがあって

他の病院よりも、入院基本料が高く設定されているんだ


指導医の役割は

「研修医の診療録の記載にかかわる指導、および確認を
速やかにおこない、その指導内容がわかるように指導医
みずから記載、署名する」


だから、研修医がカルテを一行も書いてない
のは「ちゃんと指導してないんじゃないの?」
って、指導医はしばかれるんだ。


「いやいや、まさかそんなわけないですよ、
なあ、〇〇」


ってカルテをふりかえって


その研修期間はそつなく仕事をこなしていた
〇〇って研修医が、、、


まる1か月くらい、その患者のカルテを
書いてないことが発覚しちゃうと


笑うしかないし

「いやいやそんなばかな」

「うーん、どうもこの病院は上級医はカルテをかくけど
研修医はカルテをかかないのかな?」

と嫌味をいわれ。


おいおい、おまえ食道外科なめてたんだな

って


一気にその〇〇が心の中では
あっかんべー、外科なんてちょろい~

っておもってたのがバレバレで。


その患者の何が問題で
どうしたらよいか

研修医目線でまず書いてもらう

書いてもらわねば、お前、どーいうこと
考えてんのかってことがわかんない


なんでもいいから


外科のカルテ、「今日は元気、笑顔」

だけでもいいんだ


がんばろーぜっ。
by kenzaburou41 | 2013-04-05 00:21 | 研修医のみなさんへ | Comments(0)
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