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入院診療計画書

さて一段落したら
次は入院診療計画書の記載だ。

これは、もともとというと、無計画な診療によって無駄に
入院が長引き、さらには「いやあ、ちょっとその日は
迎えにこれないっていうからあと2-3日ばかりおいて欲しいんだ」
なんていう都合で国民が汗水たらして働いた血税を無駄使いすることを
阻止、かつ在院日数を減らすことが目標で作られたもの

さらには「インフォームドコンセント」、患者さんにはかならず治療にともなう
いいこと、わるいこと含めて説明してその同意をとりつけないと
いけないっつーことが重視され

さらには医療ってのは医師だけじゃなく、看護師や薬剤師、栄養士、その他
いろいろな専門のひとが知恵をだしあってチームであなたを支えてますよ

ってのを患者さんおよびご家族に書面で伝える

ってことで「計画書」を渡すことになった。そしてこれが「ちゃんと診療してますよ」

っていう証となり、診療報酬として評価することになったのだ


よって主治医以外の担当者のところには

主治医以外の医師だけでなく、看護師や療法士などの名前ももちろん
記載し、治療計画だけでなく、看護計画、リハビリや栄養指導なんかも
記載することになっているんだ


患者さんによっては「今日検査これこれありますよ」
と突然いわれても「前もってわかってんだったら教えて欲しい」

と怒り出す人もいる。そうでなくいわれたままに検査をうけるひともいる

だけど、どっちがいいかっていうとだいたいの計画を伝えておいた方が
親切だ。

いかにテストでいい点をとってきたか、学年で主席だった

なんてことはどーでもいいんだ

どこまで気配りできるか?気配りレースなんだ、この業界は。

こうしたチームを組む上で、いろんな職種の人と関わる
研修医はこのなかでもっとも経験の浅い人間だ

だから相手をつねに尊重する、わからないことはきく、
けっして自分だけで判断しない、でも自分の意見は持っておく。

この入院診療計画書、むかしは書くと3500円分の診療報酬を
入院料に加算していたが

書くのが当たり前になってからは、書いていないと3500円差し引く
ペナルティになった

さらには入院患者全員に作成、記録にのこすことを入院基本料
そのものの算定条件となった。


だから、いち早くこの計画書を記載する

大事なのは確実に患者さんに渡すことと、その写しをカルテに保管する
ことだ

2012年からは「栄養管理実施加算」を栄養士が作成し、本人にそれを
渡すことで入院基本料が算定されることになった。

よって、栄養士に「この患者さんの栄養状態は?」と聞かれればそれを
丁寧に答えてあげる必要がある



これらの書類の不備は病院経営上深刻な問題に発展する

入院して7日以内に記載、かつ患者さんに
「これからこういう計画であなたを診ていきますよ、どうぞ
安心して治療を受けて下さい」

と伝える。

君もチームの大事な戦力だ


ぽちっとな
by kenzaburou41 | 2013-04-06 15:47 | 研修医のみなさんへ | Comments(0)
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