患者さんが入院するうえで大事なことは何か。
看護師さんがかわいい
もちろん大事だ
医者が親身になって治療にあたってくれる
もちろんだ
医者の医療技術がめちゃめちゃいい
そりゃそれにこしたことはない
医者がイケメン
あんまり関係ない
大事なことは「食事」だ
入院したら感じることは「食事ってのは有り難い」ってこと
特に食道癌の患者さんは「食事が食えないから治療したい」
と思って入院して、手術をうける、放射線をうける、
そういう患者さんが多い
手術が無事おわって、1週間たち、いよいよ食べられるって
ことになったときの患者さんの安堵の表情。
食事は入院すると医者が管理する。
入院した患者の食事オーダーを忘れるとそれで患者さんと
医師の関係を損なう原因になったりする
早く食べられる、ってことになったら一食でも早く食事を出した方がいい
昔は、食事を出したら、研修医が取りに行ったりして
エレベーターの中で患者さんの食事をもって病棟に上がったりして
なんでこの仕事は俺の仕事なんだろう
と嫌気がさしたけど、今はそういう仕事は医者はやらなくて
いいようになってる
ふつうは。
医療保険で提供する食事は、普通食と特別食の2種類に分けられる。
特別食になると1食あたり、普通食に76円加算するが、特別食といっても
豪華になるわけではなく、
「治療に特化した食事」を提供する、ということになる
食事療養費は1食あたりで費用がきまっていて、算定できるのは1日3食
までである
臨床研修指定病院では一食あたり、640円
このうち患者さんの自己負担額は一食あたり260円でのこりは医療保険から
給付される、つまり税金で患者さんの食事はまかなわれている。
260円だから吉牛よりも安い料金で食事してるわけだから
残すなんてもってのほか。
特別食に関しては、医師がオーダーし、それにみあうしっかりした病名をつけて
いなければならない
この国の医療制度に感謝し、大地の恵みに感謝し
食べられることの幸せを提供する
それが食道専門医~っ
めざせ食道専門家。
ぽちっとな