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画像診断管理加算

ほとんどの臨床研修指定病院では
放射線科の医師がCTやMRI PETなどの画像診断を
おこない診断結果の報告書を発行している

我々もこの画像診断報告書にお世話になっており

これをみて「再発転移はありません」

と言い切ってくれると

「おお、放射線科のお墨付きだ」

と安心するし


「転移の可能性が否定できない」

「半年前にはなかった、明らかに増大しています」


と結果をみて一喜一憂


患者さんも、検査をし次の外来まで
結果を知らされずに待っている時間というのは
「結果が心配であまり眠れなかった」

という患者さんも少なくありません


病棟医であれば、その日にやった検査は
夕方の回診までにチェックしておき
「大丈夫でしたよ」
と不安を安心にかえなきゃならぬ。

相手の立場にたてば、何を知りたいか
どうやったら安心できるかはおのずとわかります


さてCTなどの報告書

診療報酬上も画像診断管理加算
というものがあって

放射線科の医師の診断読影技術を反映する目的で
設定されています


この算定条件をみたすには

1)10年以上の経験のある放射線科医が読影し
報告書をかくこと

2)オーダーした医師がカルテにそれをコピペする


ことが必要


オーダー、結果みたよ、次こうするよ、

っていう医療行為を形に残しとかないと

いかんっつうこと。




もちろん、自分で画像を確認し、
本当にその読影が正しいのか


結果をみてその診断が正しかったのかを
検証することで

きみも、一流の食道外科医になれるっ!



がんばろーJ
by kenzaburou41 | 2013-04-25 23:08 | 診断の達人たち | Comments(0)
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