食道癌の新病型分類を用いて表在癌40例,55病巣の検討を行った.ep, mm癌(29病巣)はすべて0-2型に含まれた.0-2型をep, mm癌診断の目安とすると,正診率は93.5%(29/31)であった.0-2型以外の表在型癌をsm癌とすると,その正診率は92.3%(24/26)であった.sm癌のリンパ節転移頻度は48%であったが,ep, mm癌には転移は認めていない.0-2型以外の表在癌は深達度smと考えられる.新病型分類はep, mm癌の特徴を反映しており,実用的であった.0-2型病巣でリンパ節転移の可能性があれば外科治療を行うが,この可能性がない場合は内視鏡による局所治療を採用して,ともに良好な成績を示した.発見の時点で治癒を確信できることから,今後の食道癌早期発見の目標は0-2型病巣と考えられる
↑1991年、おおよそ20年前ですが
シンプルにm、smとわけて正診率を出してともに 9割以上の正診率です。
今は器械が新しくなり、NBIやら拡大やら
いろいろと技を駆使しているんですけど
果たして進歩しているといえるのでしょうか。
先人から学ばなくては。
ぽちっとな
by kenzaburou41
| 2013-05-29 16:35
| 食道がん治療の歴史
|
Comments(0)
|

科学を生業とする東京の国立大学で食道癌全般と頭頸部表在癌の診断治療,臨床栄養を専門に働く52歳、日本食道学会広報委員古畑ケン三郎です。お酒を飲むと赤くなりだんだん酒が飲めるようになると慢性アルコール性食道炎、食道癌の黄色信号です。食道癌の予防にも取り組んでます。kenzaburou4641@gmail.comにて食道癌のことならなんでも無料相談やってます!遠慮なくご相談ください
by kenzaburou41
カテゴリ
以前の記事
最新のコメント
その他のジャンル
最新の記事
対面の学会 |
at 2023-05-28 08:30 |
|
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|