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チームで治す

日本食道学会が無事終わったんですわ

今回は鏡視下手術の教授が会長だったので
鏡視下手術の華麗なテクニックを
たくさん見られて、

その領域に行きつくまでは大変なご苦労があって
食道癌治療の困難な歴史をどう克服するか、

「毎回深夜までかかった手術がいまでは
2時間で胸部操作が終えるようになりました」

そしてそれをいかに後世に簡単に伝えるか、
食道癌治療に携わった先人の苦労をわすれては
ならない、ということを強く感じたんですわ


外科医が主役だった治療も大きく変わって

各部署の「メディカルスタッフ」が大きくかかわり

術前の口腔ケア、メンタル面でのサポート、理学療法士による
呼吸訓練、麻酔科医による疼痛管理、経腸栄養、
術後早期からの経口摂取

それを円滑に進めるための周術期早期の経鼻内視鏡検査。

クリニカルパスの導入により、術後3週で帰るところが
12日目での退院


さらには、退院後もきちんと栄養が行き届いているか

経腸栄養をうまく使えているか

栄養士による面談


患者さんをとりまく環境もだいぶかわりつつあり。


おもうに。



食道癌治療は、いまやたくさんの女性が支えている。




学会に看護師さんやメディカルスタッフをつれて
発表されている先生もいて


我々も、このチーム力を見習わねば、、、
by kenzaburou41 | 2013-06-15 20:42 | 日本食道学会 | Comments(0)
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